折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

何処かへ行きたくて「四間道」へ

2020年02月26日 | 風景
  「四間道」



新型コロナを心配して公共交通機関を使って遠出するのを自粛しています。
となると車を持たない私には歩くか自転車しかない。この自転車は娘からのお下がりで幼児を一緒に乗せるためのごつい電動です。先日の三連休最終日は良く晴れたのでどこかへ行きたくて、名古屋城の南西にある「四間道」に行ってきました。ここは家から自転車なら20分ほどなのに行くのは久しぶりです。
連休の晴天、街歩きの行事もあるらしくパンフレットを持って歩く方を沢山見かけました。
人通りがある狭い道路でのスケッチは難しい。平日の静かな日に出直さなくちゃと思っています。



  「路地から四家道を見る」


「四間道」は江戸時代(1700年)尾張の城下町で1600軒余りが消失する大火があり、その後に防火のために道幅を四間に広げたことで「四間道・しけみち」と言われています。道の東側には防火のために石垣の上に土蔵を立てることを奨励したことから白壁の土蔵が並ぶ街並みが出来ました。昭和20年の空襲を免れた所が多く今も土蔵と共に周辺には細い路地が残っていて民家の屋根には名古屋独特と言われる屋根神様もいくつか見られます。昔は屋根神様も市内のあちこちあったのですがどんどん消えてしまいこうして屋根にまつられている所は貴重です。
ただ、以前と比べると近くにビルが増えて四間道も少し整備され過ぎた感じもします。路地のモザイク張りなどはちょっと気になりますが人を呼び込むには小ぎれいにしなくてはならないのかもしれません。古い建物を活かしたオシャレな食事処も増えました。取り壊されずに古いものを残して街が賑わえばありがたいと思うべきなのでしょう。



「屋根神様」


  
「四間道」右下にあるのは防火用水、昔あちこちにありました



「四間道から脇に入ると路地が残る」

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