ミントグリーンの風に吹かれて

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吉例顔見世興業 東西合同大歌舞伎

2017年12月14日 | お気に入り

ここ数日は真冬の寒さ。表に出るのもおっくうになる。

こんなに寒くなるなんて予想もしていなかった久々の京都。

京都の師走恒例「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」を観てきた。

前日、実家からの帰り、堺駅(南海)のホームで電車待ちをしていた時の寒さといったら~身体は寒さで硬直、自然に足踏みしていた。切れるような寒さを久々に体験した。

京都は大阪より寒いイメージがあるので、出掛けるのが嫌だな~と思う反面、その寒さを体験したいという好奇心も沸いた。(まだまだ気持ちは若い^^きっと、公園歩きのおかげ)

覚悟を決めて出掛けることにした。淀屋橋から特急出町柳行「おけいはん」に乗って50分で三条下車。案の定、雪がちらついてきた。

冬空の鴨川の静寂。

いかにも京都らしい風情のある家屋とサンタ^^アンマッチが面白い。

京都市東山区の「南座」は耐震改修工事中のため、今回は岡崎にある「ロームシアター京都」にて公演。

 

キレイどころをあちこちでお見かけしました。着物は良いですね やっぱり京都はこうでなくっちゃ。

 

午後からの部を鑑賞。「人情噺文七元結」はその名の通りの人情話で面白かった。演目の終わりにそのままの格好で八代目中村芝翫の襲名披露が行われた。裃(かみしも)を付けない襲名披露も温かみがあって好感がもてた。

最後の演目「大江山酒呑童子」は師走を飾る大一番。主役は中村勘九郎。

子供の姿をしながら、この世に酒ほどうまいものはないと大きな皿(?)で何倍もお代わりをするのが笑いを誘う。

最後は赤鬼に変身し、鬼退治に来た武将との大立ち回り。いかにも歌舞伎と言う見えを切る仕草にも大興奮して思わず一緒に見えを切っていた^^

父親の18代目勘三郎も草葉の陰から目を細めて見ていただろうか、あるいは、まだまだ修行が足りんなとダメ出しをしてる姿が目に浮かんで来て感慨深くなった。

歌舞伎は見れば見るほどはまりそうだ。

帰りは臨時バスで河原町まで乗り阪急電車で梅田まで出た。もう9時半をまわっていたが、電車から見えたイルミネーションに誘われ少しだけ歩いた。

ヘップファイブの赤い観覧車がひときわ目を引く。

 

普通、年内はそれほど寒くなることは少ない大阪だが、今年は早い。ということは春も早いのか?いや、そんなに甘くはないでしょうね・・・