ミントグリーンの風に吹かれて

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師走の住吉大社を歩く。ロザンの「ツウうんちく」も・・・

2017年12月28日 | 浜寺公園・住吉公園・住吉大社

後3日寝るとお正月。え~嘘!というぐらい、ピンと来ない。年々お正月の雰囲気が色褪せている。街の景色は普段とさほど変わらない。それに引き換え、X’masは毎年派手になる一方。あちこちで色んなイベントも開催され華やかなイルミネーションに酔いしれた。

このところ寒さも一段と厳しくなりとても公園歩きをする気分じゃなかった。とにかくもうすぐお正月がくる。そうだ神社に行ってみよう。単純な発想から何か普段と違った被写体を求めて大阪市住吉区にある「住吉大社」に行ってみることにした。

                                          (ネットより拝借)

トラックが見えた。参道を入って行くと作業員の方たちがお正月準備で忙しそうだった。

 出ました~住吉大社と言えばこの反橋(そりばし)。

 ここで「ツウうんちく」・・・

昔の反橋には階段がなく、橋には穴が開いていた。上がる時はつま先、下りる時はかかとを引っ掛けていたそうだ。反橋は危険だったようで、川端康成の短編にも「反橋は上るよりも下りる方が怖いものです。(反橋より)」とある。そのため、当時の池には履物が多く落ちていたそうです。(笑)

かわいいカップル発見^^反橋を上がったり下りたり・・・無邪気でいいな~

神社と言えば狛犬。ここには年代物の狛犬もたくさんいる。これは珍しい備前焼きの狛犬だ。邪気を払う意味で一対で向き合って神社の入口に置かれている。これは口を開けている阿形

閉じているのが吽形

阿吽(あうん)の呼吸」の阿吽とは、インドのサンスクリット語のアルファベットの最初と最後の文字で「初めから終わりまで」という意味を表している。「阿」は口を開いて発音することから「吐く息」という意味、「吽」は口を閉じて発音することから「吸う息」という意味。それを合わせることを「阿吽の呼吸」という。仏教では「この世に生まれて悟りを求め涅槃に至る」ことが阿吽の意味とされている。

住吉大社は海の神様で、4つの本殿があり、海の表面、真ん中、海底とそれぞれの神様が祀られている。住吉の神様を祀った神功皇后が自ら神となり第四本宮にお祀りされた。この4つの本殿は住吉造という特殊な様式で建てられ、全て国宝に指定されているとても重要な建物なのです。奥から手前に第一本宮、第二本宮、第三本宮。男神なので千木(ちぎ)の切り口が縦割り(垂直)。

右の第四本宮は女神なので千木の切り口が横割り(水平)。

ここで「ツウうんちく」・・・

普通の本殿はだいたい南向き。しかし、住吉さんの場合は海上の安全を見守るため大阪湾がある西向きに建てられたそうです。

上から見ると4つの本殿は奥から第一本宮、第二、第三、右に第四とL字形に配置されている。この配置は遣唐使の船団が住吉大社をお参りした後、出航した際の陣形とも言われている。こちらは第三本宮。

 初詣時は混みあっていて賽銭箱前までなかなか進めない。遠くから人の頭越しにこの箱に投げ入れているがこんなにじっくり見たのは初めて。下世話な話だがどれぐらいの金額が集まるのかしら?

 続く・・・