咲くやこの花館(鶴見緑地)のヒスイカズラが見頃をむかえていると聞き出掛けた。
昨年から二度目の鑑賞。宝石のような美しい翡翠色とユニークな形。
フィリピンのルソン島、ミンドロ島、カタンドゥアネス島原産のつる植物。
自生地では森林の伐採により熱帯雨林が減少し、全滅の危機に瀕している貴重な植物だそうです。
この花の受粉は蝶でもなく、虫でもなく、なんとコウモリなんです。
花の奥には蜜がいっぱいあってその蜜を求めてコウモリがやってきます。甘いもの好きの蟻も入ってたりするそうです。
蜜を吸いに来たコウモリが花にぶら下がると花弁に隠れている雄しべ雌しべが現れます。
蜜を吸っている間にコウモリの頭や背中に雄しべ雌しべがあたり受粉します
ヒスイカズラのユニークな形はコウモリに受粉してもらうためのものなんです。なるほど~
当館では約20年前にコウモリの活動時間に人工受粉を行って見事に成功。
採取された種から現在も絶やさず花を咲かすことができているそうです。素晴らしいことですね
花の見ごろは3月中旬~4月中旬ということ。ご興味のある方はぜひ・・・
(イラストはネット借用させていただきました。)