ミントグリーンの風に吹かれて

https://blog.goo.ne.jp/hisuinet2 (続編)もよろしくお願いします

英国ドラマにはまる・・・

2018年04月24日 | 映画・TVドラマ

いつの頃からか、英国ドラマにはまっています。別に意識したわけでもなかったのに、面白いと思ったドラマはたいてい英国ものです。クラシカルな雰囲気が好きです。なんか落ち着いて見ることができるのも今の私には合っているのかもしれません。それにイギリスの緑豊かな田園風景や美しいゴシック建築の数々にも目を奪われます。

先日まで見ていた「刑事モース~オックスフォード事件簿~」(原題Endeavour)も舞台はオックスフォード。どっぷり英国です。なぜこれを見たかと言うと、さかのぼること16年前の2002年にNHKで放送されたジョン・ソウ主演の「主任警部モース」に始まります。

英国の推理作家、故コリン・デクスター(2017年没)が生み出し、「英国で最も好きな探偵」第1位に選ばれたこともある"モース警部"。その人気は"シャーロック・ホームズ"を凌ぐほどとの呼び声もあるほど、かのエリザベス女王もモースの大ファンだったそうです^^

コリン・デクスターはヒッチコックのようにカメオ出演しています。見つけた時は得した気分(たいていすぐ見つけられます^^)

アメリカ物のように派手なカーアクションもなけりゃ銃撃戦もありません。地味なおっさん二人がああでもない、こうでもないと推理を巡らせている刑事ドラマなのです。しかしこれが見始めたら病みつきになります。面白くてどんどん惹き込まれていきました。

必ずビールを飲むシーンがあります。ルイスは運転があるのでいつもオレンジジュース^^

知的でクロスワードパズルが得意、クラシックを愛する独身のモース警部と実直で家庭的なルイス部長刑事。相反する二人の個性がうまくかみ合って事件を解明していくのです。

天才的なひらめきと優れた観察眼でクロスワードを解くように難題を解決していくモース。ショーン・エヴァンス主演の「刑事モース~オックスフォード事件簿~」(原題Endeavour)は若かりし日々をを描いたドラマシリーズ(全9回)です。初回には足を撃たれて負傷するのですが、医者から傷は治るが後々傷むことがあるだろうと告げられます。

「主任警部モース」のJ・ソウはわずかながら足を引きずって歩いていました。多分本当に足が悪いんだと思いますが、ひょっとして、オマージュも込めて、伏線なんじゃないかと?

・・・こんなふうに思いを巡らすのがうれしいのです。

愛車の真っ赤なジャガーを乗り回し捜査に向かう主任警部モースはカッコ良かった^^ 新米モースはまだ署の黒い車(ジャガー?)を借りていました。あなたも後にはかっこいい車を手に入れられるようになるのよ、と新米モースを愛おしく眺めていました。

(写真はすべてネットから借用させていただきました。)


神戸布引ハーブ園 part.2

2018年04月21日 | 布引ハーブ園・神戸市・武田尾廃線ウォーク

さあ、大好きなカフェにやって来ました。皆さんが帰った後で写真を撮りましたのでがらんとしていますね。

この窓からの眺望は素晴らしいんですよ。このケーキ(ベリーベリー?)美味しかったです。買って帰りたかったぐらい。

下にテラスがあります。

こういうの見るとカメラを向けたくなるんですよね。

好きなんです。こういう被写体。

さてガーデンエリアを下りて行きます。どこからでもロープウェーが見えます^^

緑たっぷり。自然がいっぱいの遊歩道です。

お花もいっぱい。

この木何の木、気になる木?

坂道を下りるのは膝にきますが、景色が良いのでそんなに辛くなかったです。

緑も景色も堪能できて満足の一日でした。

靄っていたのが残念。このロープウェー今度は秋に乗ってみたいです。


ハーブ大好き🌿~神戸布引ハーブ園~part.1

2018年04月21日 | 布引ハーブ園・神戸市・武田尾廃線ウォーク

連日の初夏の陽気でぐったりしてきた。こんな時には緑を見てリフレッシュしたい~!緑と言えば公園が一番手っ取り早いが、爽やかなハーブの匂いを思いっきり嗅ぎたくなった。ハンドルネームにミントを使うぐらいハーブ好き。こうなったら神戸布引ハーブ園に行くしかないでしょ。ちょっと遠いけど・・・

JR大阪駅から快速に乗って三ノ宮駅まで約20分。神戸地下鉄に乗り換え新神戸駅下車。新神戸オリエンタルアベニューを通り抜け山麓駅からロープウェーに乗ります。約5分の空中散歩。神戸の街並みが一望できます。あの尖った建物。私の中では新神戸オリエンタルホテルなんですが、8年前にANAクラウンプラザホテル神戸に変わっています。ピンと来ないしなんだか寂しい気もする・・・時代ですね。

左下に流れているのが布引の滝。ハイキングコースを歩いたこともあります。

グラスハウスが見えてきました。色々な香りを楽しむスペースやカフェなどがあります。

高いところから見下ろすのって気持ちが良いな~高所恐怖症じゃなくて幸せ 中間駅を通過します。

紅葉シーズンは素晴らしいでしょうね。

さあ、山頂駅です。

かわいい建物です。スイスのイメージ?

香りを楽しむお庭。よく見ると点字での説明が施されていました。素敵な配慮ですね。

たくさんの香りの中から自分に合った匂いはどれかな?

スパイスコーナーもあります。

自分ですりすりして匂いを嗅ぎます。

壁にはミモザのドライフラワーが。こんなの作ってみたいな~

さあ、グラスハウスのカフェで神戸の街を眺めながらお茶します。

part.2に続く・・・


J・クロフォード「ミルドレッド・ピアース」「大砂塵」を観て・・・

2018年04月20日 | 映画・TVドラマ

立て続けにジョーン・クロフォード主演の映画を2本観た。

「ミルドレッド・ピアース」マイケル・カーティス監督、1945年アメリカ

娘が二人いたが幼い妹の方は肺炎をこじらせあっけなく死去。姉は生まれつきわがままな性格のようでどんどんエスカレートしていく。母の愛は盲目だ。一人残った娘のためにいくらでもお金をつぎ込む。亭主とは常にお金のことで揉めていた。富豪の愛人がいたこともあり亭主はあっさり家を出た。普通もっと揉めると思うけどな・・・

生活のためにウェートレスを始め思わぬ才能を発揮して自分の店を持つまでに。短期間に数店舗構えるチェーン店にした。そんなとんとん拍子に行くかしら?・・・

娘は母の恋人と過ごすうちに良い仲になり最後にはとんでもないことに・・・

母親はいずこも同じ。自分を犠牲にすることなど痛くも辛くもないのだ。しかし、この娘には呆れてものが言えない。お金のために妊娠騒ぎを起こし示談に持ち込むなんて、正真正銘の悪人だ。最後にはちゃんと罰が下る。

「大砂塵」(原題「ジョニー・ギター」)ニコラス・レイ監督1954年アメリカ 共演スターリング・ヘイドン、マーセデス・マッケンブリッジ

男勝りの女、ヴィエンナ。失恋の果てこの地で酒場を経営。しかし、対立する地元の女史、エマ(マーセデス・マッケンブリッジ)に出て行けと追い立てられる。

このマーセデス・マッケンブリッジは「ジャイアンツ」(J・ディーン主役)にも出ていましたね。

あと、トリビア情報ではハスキーボイスを生かしあの「エクソシスト」の悪魔の声の吹き替えをやって話題になったそうです。

トム(ジョン・キャラダイン)が彼女を守るために撃たれて死ぬところ。この場面泣かせる

エンディングでペギー・リーが唄うジョニー・ギターはあまりにも有名。哀愁漂う名曲です。

しかし、オリジナルタイトルになっているジョニー(ヴィエンナの恋人)の影がもう一つ薄い。ギターもほとんど弾く場面ないし・・・

もう一人の主役エマ(マーセデス・マッケンブリッジ)の存在感はすごい。そして執念。初めは追い出す目的のはずが泥沼状態に。後半では執拗にヴィエンナを殺そうとする。三角関係のもつれは怖い。殺人もいとわない。西部劇では簡単に人を殺しますね。まあ、日本のチャンバラ劇でもすぐ人を斬りますが。

エマが酒場のシャンデリアめがけて撃ち落とすシーンは圧巻。火がメラメラと燃え上がるのを見て、狂った形相で喜ぶエマの顔が恐ろしい~!もうこの時は正気じゃないと思います。

女同士の戦いはあえなく終わりを告げ、ジョニー・ギターとヴィエンナは滝の前で熱い抱擁と接吻を交わすのでありました。おしまい

(写真はすべてネット借用させていただきました) 


Saul Leiter(ソール・ライター)展~伊丹市立美術館

2018年04月17日 | 美術鑑賞

友人から頂いた展覧会のハガキ。

ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展に行ってきた。

Saul Leiter A Retrospective」2018.4.7~5.20 伊丹市立美術館

「1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍するも、80年代に商業写真から退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。しかし2006年、ドイツのシュタイデル社から出版された作品集をきっかけに再び脚光を浴び、世界的なセンセーションを巻き起こします。

時にソール・ライター83歳。相次ぐ展覧会開催や出版にとどまらず、2012年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター急がない人生で見つけた13のこと」(日本公開は2015年)が公開されるなど、その名前と作品は多くの人々の知るところとなります。」

(写真と文はネットより抜粋)

作品のタイトルがシンプル。例えば「雪」「帽子」「赤信号」「スカーフ」などなど。

確かにその一点に目が行く。そこが気になり撮った写真だ。さすがと言う他ない。

すごく参考になる。

当時はアート写真=モノクロという時代でカラーは軽視されていた。

私もモノクロ作品が好きだが、彼は画家を目指すアーチストだったせいかどうか

わからないが、カラー写真を好んで撮ったという。

 

彼の発する言葉もまた魅力的だ。とても惹かれる。

「写真家からの贈り物は、日常で見逃がされている美を時折提示することだ。」

「私たちが見るものすべてが写真になる」

人間の背中は正面よりも多くのものを私に語ってくれる。」

「雨粒に包まれた窓の方が、私にとっては有名人の写真より面白い。」

 被写体はどこにでも転がっている。私も近所をデジカメウォーキングしています^^

「何も地球の裏側まで行かなくったって被写体は周りに溢れている」と言って住居を構える

イーストヴィレッジの写真を生涯撮り続けた。

(東57丁目41番地で撮影するソール・ライター、2010年 撮影:マーギット・アーブ )

 彼の写真哲学に触れてますます撮ることに興味が湧きました。 

拙い写真ですが楽しみながら撮り続けたいと思います。