食品安全委員会・消費者庁・厚労省・農水省が作成した国際放射線防護委員会ICRPの情報に基づく『放射性物質の話』http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/dl/houshasei_poster2.pdf
この話だけでは放射能に付いてよく判りません。何故なら、科学的根拠ではないと前置きしているICRPの論拠に基ずいて作ら
れているからです。
以下の研究者の話の方がよく理解できます。
☆微量放射線の遺伝的影響の研究で著名な、市川定夫氏の講義から。
☆原発推進派は、輸入食品に含まれる放射能や原発が日常的に放出する放射能を、ことさら自然放射能と比較して見せる
が、本当に比較しなければならないのは、「人工放射性核種と自然放射性核種」
☆昔から天然にあったカリウム40は、危険物なので「全生物は蓄えない」という形で適応。(長い年月の間に適応してきた)
☆天然のヨウ素・セシウム・ストロンチウムは、『非放射性』なので体内に入っても、影響なし。
☆放射性がなかった『元素』に、放射性のもの(人工放射能)を作ったときに、体内で濃縮する。これが、人工放射能の濃縮。
☆『放射線』は、天然でも人工でも差はないが、放射線を出す能力を持った【放射性核種】が、体内で蓄積するかしないかの
違いで、人体への影響が比較出来ない程、変ってくる。
☆生物がこれまで適応してきた自然放射能とは比較できない程、人工放射能は、人体へ影響を及ぼす。
***人工放射能は体内に濃縮・蓄積する。自然放射能は体内に濃縮・蓄積しない。***
海外では、こういう研究論文も発表しています。
☆低線量被曝ガンリスクで重要論文:10ミリシーベルトでガンが有意増加(カナダ・マギル大学チーム)
*『添付ファイルのグラフから、10mSvの被ばくでガンの発病率が有意に3%増加。20,30,40mSvでもそれぞれ6,9,12%有意
に増加』
http://peacephilosophy.blogspot.jp/2011/11/cancer-risk-significantly-rises-at.html