先だって月曜日に行われた衆・参議院での「加計学園疑惑審査会」は、本当に酷いものでした。
参考人招致の持つ意味も参考人に対する最低限度の礼儀も持ち合わせていない与党議員のサモシイ(品性が下劣・卑しい・意地
汚い・見苦しい)態度と質問には、目を覆い耳を塞ぎたくなりました。
品性が良く高尚な前川氏は、あんなヤカラの戯言によく耐えていたと思いました。私だったらとっくにあの馬鹿々々しい愚にもつかな
い質問に数分で激高していたでしょう。
加計学園問題に全く関係のない“天下り問題”の責任を宣やら、貧困問題の実態を調べる為(前川氏のアドバイスで助けられた方の
証言あり)の前川氏の行動を彼らの考える嫌らしさに塗れた憶測を然も事実であるかのように発言している様は、醜悪としか言いよう
がありません。(きっと、彼らは、無償の人間愛や正義という概念がないのでしょうね。だから、思いもつかないのでしょう。)
☆子どもの貧困問題に取り組んでいるNPO法人キッズドア☆(都内を中心に52カ所の無料学習会を運営)
前川氏は次官退職後、このNPOの別の教室でボランティアをしていました。素性を明かさず、一般の学生や社会人と同じように申
し込み、教えていました。「加計学園」問題の発覚後は「迷惑をかけるから」と指導を中断しています。
その上、以前、菅官房長官がわざわざ記者会見をして「前川氏は、地位に恋々としがみついていた」と公言した
ことは、伝聞だったというじゃありませんか。(噂話を「あぁ~そうなの~」と、その事が事実かどうか確認もせず
に噂を広めたのと同類)
要するに杉田副官房長官から聞いた事を本人に確認もぜず、我ら国民に吹聴したというわけです。
全くの事実無根を政府広報として我らに伝えたのです。
大問題です!
菅官房長官は、国民に「あれは、伝聞でした。間違えました。」と貶められた前川氏と国民に謝罪すべきです。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/10/renho-shinsa_n_17448474.html?utm_hp_ref=japan
加計学園の疑惑を調査する審査会のはずが、森友学園国有地格安売却疑惑と同じく、問題の告発者を個人攻撃する為の場と化し
ていました。
加計疑惑を全く解明するつもりがないどころか、この問題から目を逸らす為と前川氏を貶めようと躍起になっているのがよ~く分かる
場でした。政府側の対応は、この問題から如何に「逃げたい」のかを証明しているようなものです。(相当、都合が悪いのでしょうね。)
だから、何かというと『記憶にございません』
加計疑惑の要である安倍首相や和泉洋人・内閣総理大臣補佐官、杉田官房副長官、加計学園理事長(自民党が参考人招致を断
固として拒否しているのです)がいなければ、この問題の真相がわかるはずもないのです。
この方達を「証人喚問」しなければ、加計疑惑は解明できません。
通常は、やましい事がなければ積極的に疑惑を晴らそうとするのが人情でしょう?(やっぱり、やましい事があるのでしょうかね。)
審査会を通じて露わになったのは、参考人の前川氏の発言が重く真実であり、与党議員の品性を疑う下劣な質問と官邸側の答弁
が、如何にいい加減だったか、でしょうか。