常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

ウェアウッドワーク

2013-08-08 21:50:29 | クラフト
上檜沢にある漆の工房「ウェアウッドワーク」。
辻徹先生の工房です。
辻先生は、家具や茶道具などを製作される茨城県を代表する漆工芸作家。
知り合いにくっついて、工房見学をさせていただきました。

橋のたもとの工房の入り口に積まれた大きな材木と、漆の材。
先生は、漆液を採取したあとの漆の木を材料とした作品があります。
漆の材はほんのり黄色味を帯びた優しい色をしています。


ちょうど、注文品の製作でお忙しいところだったのに、
先生は、いろいろお話してくださいました。
なんと、フランスの作家から、京町屋をイメージした漆塗りのブックケースの依頼だそうです。
素敵な作品です。


常陸大宮の作家さんの作品が遠くフランスで評価されてるって、ちょっとうれし。

工房の裏手の緒川沿いに先生が植えた漆の木があって、
にたくさんの実がついてました。


常陸大宮は漆の里です。
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ホテル鮎亭の押し花

2011-06-27 21:56:10 | クラフト
先日、山方地域の久慈川左岸のホテル鮎亭で、
押し花アートの作品展がありました。
押し花で自然の情景を絵画のように描き出されていて、
繊細な配色のセンスに感動しました。
私の押し花のイメージが覆されました。

大震災の被災者支援のための押し花の葉書づくり体験に挑戦。

葉書にかかる薄い和紙のシートをはがして、
スタッフの方が用意してくれた押し花を好きなように並べて、
もう一度和紙をよく張り付けて、完成。簡単。
この絵葉書は被災者へのプレゼントになるそうです。

ホテル鮎亭では押し花教室を開催しているそうです。
常陸大宮市では、思いがけないところで名手に出会います。
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山方漆ソサエティ

2011-06-23 23:02:51 | クラフト
漆器に使われる漆は、ほとんど中国からの輸入品。
国産はごくわずか。
最も生産量が多いのは岩手県岩泉地方。
次が大子町、常陸大宮市を中心とする奥久慈地域。
国産の漆は、安い中国産との競争で生産量は激減。
かつては、田植えを終わったあとの農家の副業として
里山の生活を支える重要な産業だったけど、
漆の木も、漆の液を採取する掻き子さんも激減。
縄文時代から続く日本の漆生産は今、危機的状況にある。

山方地域では、漆の産業や文化を守るため、
市民や行政、そして漆芸作家さんたちがさまざまな取り組みをしている。
耕作放棄地に漆木を植えたり、掻き子さんの研修を開催したり。
山方漆ソサエティは、地元の木と漆を使って、作家さんたちの指導を受けながら、
月2回、パークアルカディアの森林科学館で開かれる教室で、
漆芸を楽しんでいる市民グループ。
こんなぜいたくな市民活動している地域は全国でも少ないんじゃないかな。
常陸大宮市の里山文化の象徴。

作品展は、6月25日から場所を変えて、ひたちなか市の「ヤギ写真工房」で。
展示のほか、一部作品は販売してます。
ぐい飲みや箸は、おすすめ。
期間 6月25日(土)~7月3日(日)10時から17時
場所 ヤギ写真工房 ひたちなか市田彦1390-4
     電話029-273-3202

ギャラリー奥久慈での作品展で。
ブレスレット購入しました。いい記念になります。
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