鷲子山上神社は、
山門が県境をまたいでいることで有名な神社ですが、
昔むかし、和紙の技術とともにやってきた紙漉きの神様。
由緒ある山里の神様です。
この地域の和紙は西野内和紙として、今でも常陸大宮の特産品です。
8月15日の夜、この神社のお祭りがありました。
山深い神社の参道の石段に蝋燭が灯され、
幽玄な雰囲気のなか、舞が奉納されます。
舞い手の白いドレスが揺れて、足音がしないので、まるで、天女のようです。
今回は、フラッシュがためらわれて、鮮明な写真をあきらめました。
舞が奉納された後、蝋燭が灯された石段をのぼって、本殿に参拝しました。
今夜は特別に拝殿まで入れてもらいました。
闇夜の足元を照らす蝋燭は、お願い事が書かれた竹筒が灯篭がわり。
神社から暗い道を駐車場まで歩いて行く間、美しい笛の音が聞こえていました。