熊野山から

気が付けば今年初めてのブログです。
なんだか不要不急の用事でウロウロしてはいけないような気がして。
でも県の自粛要請も解除になったし。
今日はアウトドアだし風も強いし。
今年は山方地域の熊野山（熊の山）から始めることにしました。
強風のおかげで以前来た時以上に絶景でした。

しみじみ、常陸大宮の里山は美しいと思いました。
このブログを始めて少したって、あの大地震が起きました。
10年。
黙とうしている間、あの時のことが走馬灯のように思い出されました。
地震があって原発事故があって大水害があってコロナがあって。
つらいことが多かったかも。
コロナが収まったら、いいことがたくさんありますように。
山の神様にお祈りしてきました。

悲しい椎茸

知り合いになった椎茸農家さんの椎茸のほだ場に行きました。
ほだ場というのは、シイタケ菌を植え付けたクヌギやコナラの丸太、
つまり「ほだ木」を並べて椎茸を育てるところ。


いつもながら、「ほだ木」が整然とならべられていて感心してしまう。
自然の木を使うので一本一本かたちが違うのに。技術です。
「好きなだけ持って行っていいよ」
そう言われて、楽しく椎茸もぎ取りをさせていただいたうえ、
レジ袋いっぱい、遠慮なく頂戴しました。


つやつやして、歯ごたえがあって、香りもいい。
最高の椎茸です。
夜ごはんのおかずにしました。
こんなに美味しいものが食べられない人はかわいそうだなあ。

今日で震災から１０００日たちました。
つらい思いをしている農家さんは、まだいます。

輝くロゼホール

東日本大震災から２年近くたって、
常陸大宮市の象徴ロゼホールの大ホールが、
ようやく再開したようです。
今日は、再開して最初のコンサートがある日。
有名な演歌歌手がきてくれた。
闇夜に輝くロゼホール。


まだ、ビニールシートがかかっている家があるけれど、
こわれた塀をみかけるけど、
ロゼホールもなおった。
消防署の工事も着々と進んでいる。
今夜のロゼホールの輝きが、なんだかうれしい。

悲しい椎茸

我が家のお歳暮は、常陸大宮の椎茸でした。
でも、今年はダメなんですって。
今年の春から常陸大宮の椎茸は、出荷制限がかかったまま。
幸い、ハウス栽培の生椎茸は対象外なので、
グリーンハウスで買うことはできるけど、
なじみの椎茸農家さんはハウス栽培ではないので、
あきらめて生産をやめてしまった。
農薬、肥料を一切使わず、雑木林の維持に貢献している、
常陸大宮の里山の守り手だった椎茸農家さん。
それなのに、放射能に汚染されているから売っちゃダメだと言われて
どんなにつらいだろう。
今も、常陸大宮の森の中で、たくさんのたくさんの収穫されない椎茸が
ひっそりと朽ち果てていく。

北斗星のシンボル。椎茸のモニュメント。
一日でも早く出荷制限が解けるといい。

常陸大宮市のお米は安全

さあ、帰ろうと思った７時過ぎ、市の防災無線で
常陸大宮市のお米の放射能検査が終わって、安全が確認できた、
との市からのお知らせ。
１８か所で採取した玄米からは、放射性物質は検出されなかったそうです。
今まで自粛していたお米の販売や譲渡もできるようになりました。

ああ、よかった。
本当によかった。

これで常陸大宮の新米が食べられる。
もちろん、だいじょうぶって思ってたけど、
私は農家でないので、販売してもらえないと新米が食べられない。


山方地域の長田の田んぼです。稲刈り直前かな。

常陸大宮市の農家の大多数はサラリーマン兼業。
今週は台風のあと、いいお天気が続いて、田んぼの土がちょうど良く乾いて、
今度の週末は稲刈りに最適なんですって。

常陸大宮市民は、明日の土曜日は、地域運動会、
明後日の日曜日は稲刈りだそうです。