常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

実習展示林

2011-07-31 20:52:01 | 山の話
花立トンネルを大宮地域にむかって抜けるとすぐ左手に「実習展示林」の看板があります。
看板に従って左折してすぐ、左側に大きな説明版があります。


この森は、約40年前に植栽されたヒノキとマツ。
育てたのは「美和林業担い手グループ」。
美和地域の森林を持つ人たちが、自分の山を自分の手で守るために、
林業技術や経営を学ぶ場として市有林を借りている。



風が森を吹き抜け、日当たりがよくて、気もちのいい森です。

このグループは、道の駅「北斗星」のそば祭りで、まな板を売ってたおじさんたち。
このおじさんたちもそうだけど、常陸大宮市の人たちって、けっこう里山ライフを楽しんでいる。
山菜採り、キノコ狩り、渓流釣り、季節の祭り、仲間と山仕事、漆器づくり・・・・
まだまだいっぱいある。
今、もっぱらの話題はチタケ。おいしいだしがとれるきのこですって。
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御前山ダムの今

2011-07-25 22:20:09 | 里の話
5月のダムの底を歩く会以来、久しぶりに御前山ダムを見に行きました。
貯水が始まってました。
水が入る前の荒野のさみしい印象はうすれ、
湖の雰囲気が感じられます。


まだまだ計画している水位には届きません。
ダムからちょっと上流側はまだ川の雰囲気です。


今の貯水は試験的なもので、満水になったら、いったん水をおとして、
ダムの機能をチェックするのだそうです。


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台風6号の久慈川

2011-07-21 22:01:14 | 風景
台風6号が接近して雨風が強くなりつつある午後。
大宮地域宇留野の橋から久慈川。
いつもの久慈川とうってかわってすごい迫力。


久慈川は常陸大宮市の山なみをぬってゆったりと流れているように見えるけど、
意外と急流で、去年も水の事故があった。
地元のひとが言うには、岸は浅いけど急にふかみになる、
でも、だいじょうぶ、ふかみに落ちたら流れに身を任せれば浮いてくるって。


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緑陰

2011-07-10 20:55:54 | 里の話


広い広い田んぼの真ん中に立つ木。
きっと、農作業の休憩のための緑陰。
そして農作業の合間に季節を楽しむデザイン。

でも、そんな人の思いは一向に気にせず、
この木は気ままに風と遊んでいました。


震災から四か月もたつのに、今日も地震がありました。
まだまだ、安心できない日々が続くようです。

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明法房の塚

2011-07-08 23:00:09 | 歴史
大宮地域の東野。
おおみや広域聖苑の北の広い田んぼに、島のように浮かぶ小さな公園。
まるで某RPGの聖なる祠みたい。


この公園は、明法房の塚の入り口。
公園から続く苔むした歩道の向こうの、むせかえるような緑の木々に囲まれて、塚がある。
涼しい風が吹いて、別世界に踏み込んだよう。


この公園にあった説明版によると、
明法房は、鎌倉時代、笠間市稲田で活動していた親鸞聖人の高弟。、
この塚は、明法房の墓。近くにこのお坊さんが開いた法専寺もある。
このあたり一帯は「奥久慈県立自然公園」に指定されている。

この塚が大切にされてきたことを思うと、
地域の人々が800年の昔から変わらず里山の暮らしを続けてきたこと、感嘆してしまうけど、
きっと、それは日本のどこの里山も同じで、変わらないことが普通なのかもしれない。




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