常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

常陸大宮市の阿弥陀様 阿弥陀院~集中曝涼2024~

2024-11-27 21:23:44 | 神社仏閣
今回の集中曝涼で最後に訪問した緒川地区の阿弥陀院。
ここで、ふと、気づく。常陸大宮市って阿弥陀様、多い。
これは全国的な傾向なのか、常陸大宮の特徴なのか。
すると、居合わせた方(詳しい!)や係の方が教えてくれました。
それは、親鸞聖人が笠間市を拠点に阿弥陀信仰を常陸国で布教したから。
特に常陸大宮市は親鸞聖人の高弟24人のうち6人が寺院を創建しており深く関係がある地域。
そのため常陸大宮市には阿弥陀院もそうだけど室町時代からの阿弥陀如来像が多く残されている。
関西方面から親鸞聖人の足跡や貴重な仏像を見学するツアーが来たりするそうです。
今日、拝観した多くの常陸大宮市の仏像たち。
室町時代から戦火や災害、地域の盛衰、いろんなことがあったはず。
数百年も大事に守ってきた人々の思いに涙がでそう。


本尊は阿弥陀三尊像。鎌倉時代末期の作。
私の大好きな仏像です。久しぶりにお会いしました。


以前の集中曝涼で、もうすぐ修復に出される、と言われていた不動明王が帰ってきていました。


楽しくて、勉強になった1日でした。
集中曝涼を運営してくださったボランティアの方、寺院の方、市役所の方に深く感謝です。

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立野神社~集中曝涼2024~

2024-11-23 20:12:46 | 神社仏閣
立野神社は前にお参りに来たことがあります。
その時は静かなお宮でしたが、今日は集中曝涼で人がいっぱい。
どこからか雅な笛の音も聞こえて、賑やかな雰囲気。

この神社の大事なお宝のひとつが「弓」。
明治5年に水戸藩主徳川昭武が奉納した美しい弓。
弓身は研ぎ出し漆という技法の漆塗り。
立野神社は大化2年646年の創建。大化の改新の頃。
風の神様をお祭りしています。
宮司さんの奉納弓射を見学できました。

見事的中。たいへんかっこよかったです。
狛犬。口が赤い。ユーモラスでこの子も好きです。

宮司さんに書いていただいた御朱印です。
式内社とあります。927年、延喜式神名帳に記された古社で市内唯一。格が違う。



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本泉寺と唯円上人~集中曝涼2024~

2024-11-19 17:09:16 | 神社仏閣
11月10日の集中曝涼、3つ目の訪問先は山方地区の野上にある本泉寺。
集中曝涼初参加。
誕生寺で行き会ったおじさま方は、「本泉寺は絶対行くぞ!」と意気込んでた。
野上にこんな立派なお寺があることに恥ずかしながら今まで気づかず。
集中曝涼はお宝探しだなあと改めて思いました。

正式名称は「鳥喰(とりばみ)山遊院本泉寺」。
親鸞弟子の唯円上人が那珂市豊喰(旧地名は鳥喰)に開いたお寺が起源。
県内を何度か移転し、最後に光圀公がこの地に定めました。
歴史あるお寺です。本尊は室町時代前期の阿弥陀様。

けして大きい仏様ではありませんが、長い長い時間を経た重みを感じます。

本泉寺の聖徳太子は大きな香炉をお持ちです。


御朱印。ずいぶん順番待ちしました。


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甲(かぶと)神社の狛犬~集中曝涼2024~

2024-11-14 20:12:52 | 神社仏閣
常陸大宮市の中心、上町東交差点から少し久慈川に向かったところにある甲神社。
いつもは静かなこの神社も今日は賑やか。
集中曝涼のお客さんもいっぱいいるし、マルシェも開催。
まずはお参りして、お賽銭して書置きの御朱印をいただいて。

拝殿への渡り廊下からみた山門。
東日本大震災の被害を受けてしまって。数年前に再建されました。


今日の見どころは、拝殿の三十六歌仙と寄木造の狛犬。
この神社は鹿島神宮と同じ軍神の武甕槌命をお祭りし、佐竹氏の部垂(へたれ)城に接する戦いの神社。
それなのに拝殿には雅な三十六歌仙図が飾られていました。
くしくも今年の大河ドラマは三十六歌仙の選者である藤原公任が活躍。

狛犬は戦国時代、約500年前の作。なんともかわいらしくユニークで見飽きません。
隣に展示されていた鬼瓦もユーモラス。



お願いすれば御朱印帳に直接書いていただけるのですが、
今日は書置きの狛犬ちゃんの特別御朱印いただきました。
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誕生寺の了誉聖冏上人~集中曝涼2024~

2024-11-13 21:36:30 | 神社仏閣
11月10日は常陸大宮市の集中曝涼
一日中、市内を駆けずり回って、楽しかった・・・

最初に訪問した誕生寺は上岩瀬の古刹。初めての訪問です。
境内に入ると立派な本堂があって、圧倒されます。

この場所の近くにあった佐竹一族の岩瀬城の土塁のうえに墓地があります。
墓地の小高いところ、土塁あとに登ると久慈川の堤防と広い空が見えました。
平地にある城はあまり見ないような気がします。

上岩瀬は久慈川と玉川の合流する輪中地帯。
重要な拠点だったのかなと想像するのが楽しい史跡歩き。

いただいた資料によると、誕生寺は、瓜連の常福寺二世の了誉聖冏(りょうよしょうげい)上人の
生誕地に創建されたお寺。はじめ、光明寺としていましたが光圀公が誕生寺と名付けたそうです。

江戸時代に作られた了誉聖冏上人のお姿。額に三日月相があります。資料にあった写真を載せます。


御朱印もいただきました。
コメント (1)
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