朝日新聞への投稿短歌・俳句で「原発」、「原爆」に関連して詠まれたものを抜き書きした。
千年後縄文時代の人口に減るとふ国に放射能残る
(東京都)夏目たかし (11/28 馬場あき子選)
小(ち)さき肩をずり落ちそうなランドセル世界の原発四百(しひゃく)四十基
(福島市)青木崇郎 (12/5 高野公彦選)
学生の「被爆者の足跡」研究展被曝の継承難しいなか
(東京都)天野寛子 (12/12 佐佐木幸綱選)
中華そばかけそば寒い被災地で温められて今日も被災者
(相馬市)佐藤隆貴 (1/30 永田和宏選)
北極にセシウム漂着す八年の福島発の漂流の旅
(福島市)澤正宏 (1/30 馬場あき子選)
核戦争回避を言えり核兵器廃絶をしない五カ国寄りて
(観音寺市)篠原俊則 (2/6 永田和宏選)
被曝の惨知る国なれど核の傘必要といいて署名せぬ国
(アメリカ)大竹幾久子 (2/6 高野公彦選)
被災地という被災地に春が来て今年こそはとどの被災地も
(相馬市)佐藤隆貴 (2/27 永田和宏選)
原子力に右往左往のこの世紀アインシュタインの舌は出たまま
(高崎市)熊沢峻 (2/27 馬場あき子選)
被災地の天地使つて凧揚げる
(相馬市)根岸浩一(1/30 高山れおな選)
(写真と記事は関係ありません)
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