国道46号線をひたすら東進する。
はじめはなだらかな田園風景だったが、だんだん勾配がついてきて、周囲も隆起したような地形になってくる。
山かげから特急列車らしきものが過ぎてゆく。よく見ると秋田新幹線だ。高架橋の新幹線専用架線ではなく、在来線のように地レールの上を疾走する。このあたりは新幹線の路線しかない。在来線はないのだ。これから越える仙岩峠が過酷すぎて、在来線では止まってしまうのかもしれない。だから秋田新幹線が半分在来線のような役割を担っているのだろう。この路線は停車駅も多いし、車両も、やや小柄かな。
峠の茶屋を過ぎてトンネルに入る。はじめはトンネルも短く断続的だったが、やがて出口をも知れぬ長い長いトンネルに入る。ごうごうと走る車たちの音だけが響く。窓をあけると排気ガスがすごい。ここがいわゆる仙岩トンネル。長さ2.5キロもある。よく掘ったなぁ。このキセキのトンネルのおかげで、秋田-岩手間は冬季も往来できるようになった。ニッポンの背骨、奥羽山脈を貫く長いトンネル。日本の土木技術はすごい。
トンネルの中で県境を越えた。ここからは岩手県。道も少しずつ下り勾配になってゆく。トンネルの中で下り勾配は意外と怖い。
やがてトンネル突破。しばらくカーブの多い下り坂が続く。難所だとは思う。それでも仙岩峠をトンネルで真っ直ぐ通過しているので負担軽減にはなっているのだろう。さすがに目が疲れてきたけど。
やがて道の駅発見。「雫石あねっこいで湯の里」という。ここでトイレ休憩。「いで湯」だから楽しみたいところだが、いかんせん時間がない。それに・・・、だんだん小雨が降ってきた。
トンネルを出たところから何となく雨雲が広がっている感じがしていたが、やはり天気予報どおりの天気になりそう。東北地方は太平洋側を中心に夕方から雨が降る予報なのだ。さあアイス食って出発だ。
雫石に入ってから標識が少なくなっていた。この状態は小岩井に近づくまで続くだろう。いちおうお宿までの道は覚えてきたつもりだが、田んぼばかりの道である。ひとつ道を間違えれば日の暮れる頃に全く違う集落に入り込んでしまうだろう。土地勘のない者には恐怖だ。ここはナヴィゲーションの力を借りよう。
ナヴィの指示に従い、農免道路と思われる道に出た。それをまっすぐ森へ向かうとその向こうに「鶯宿温泉郷」の案内板が出てきた。お宿は近い。もう小雨とは言えないくらいの雨粒。
グラウンドで少年野球大会らしき集団がいた。雨のなか大変だな。と思ったらグラウンドの後ろに見覚えのある(ストリートビューでだけど)建物が。
今日のお宿、「赤い風車」到着。わあ、駐車場が土だぁ・・・。
まごついていると、どんどん雨は強くなるだろう。駐車場は雨土砂まじりになる。建物の脇の方に停めていそいで荷物を下ろす。他の車も同じことを考えているようで後方に車の列ができてくる。家族に荷物を任せて雨土砂の駐車場へ車を向ける。そして本降りになる前に自分も建物に入ることができた。
実際、これが最良の選択だった。客室に上がる頃にはものすごい大雨になっていた。
はじめはなだらかな田園風景だったが、だんだん勾配がついてきて、周囲も隆起したような地形になってくる。
山かげから特急列車らしきものが過ぎてゆく。よく見ると秋田新幹線だ。高架橋の新幹線専用架線ではなく、在来線のように地レールの上を疾走する。このあたりは新幹線の路線しかない。在来線はないのだ。これから越える仙岩峠が過酷すぎて、在来線では止まってしまうのかもしれない。だから秋田新幹線が半分在来線のような役割を担っているのだろう。この路線は停車駅も多いし、車両も、やや小柄かな。
峠の茶屋を過ぎてトンネルに入る。はじめはトンネルも短く断続的だったが、やがて出口をも知れぬ長い長いトンネルに入る。ごうごうと走る車たちの音だけが響く。窓をあけると排気ガスがすごい。ここがいわゆる仙岩トンネル。長さ2.5キロもある。よく掘ったなぁ。このキセキのトンネルのおかげで、秋田-岩手間は冬季も往来できるようになった。ニッポンの背骨、奥羽山脈を貫く長いトンネル。日本の土木技術はすごい。
トンネルの中で県境を越えた。ここからは岩手県。道も少しずつ下り勾配になってゆく。トンネルの中で下り勾配は意外と怖い。
やがてトンネル突破。しばらくカーブの多い下り坂が続く。難所だとは思う。それでも仙岩峠をトンネルで真っ直ぐ通過しているので負担軽減にはなっているのだろう。さすがに目が疲れてきたけど。
やがて道の駅発見。「雫石あねっこいで湯の里」という。ここでトイレ休憩。「いで湯」だから楽しみたいところだが、いかんせん時間がない。それに・・・、だんだん小雨が降ってきた。
トンネルを出たところから何となく雨雲が広がっている感じがしていたが、やはり天気予報どおりの天気になりそう。東北地方は太平洋側を中心に夕方から雨が降る予報なのだ。さあアイス食って出発だ。
雫石に入ってから標識が少なくなっていた。この状態は小岩井に近づくまで続くだろう。いちおうお宿までの道は覚えてきたつもりだが、田んぼばかりの道である。ひとつ道を間違えれば日の暮れる頃に全く違う集落に入り込んでしまうだろう。土地勘のない者には恐怖だ。ここはナヴィゲーションの力を借りよう。
ナヴィの指示に従い、農免道路と思われる道に出た。それをまっすぐ森へ向かうとその向こうに「鶯宿温泉郷」の案内板が出てきた。お宿は近い。もう小雨とは言えないくらいの雨粒。
グラウンドで少年野球大会らしき集団がいた。雨のなか大変だな。と思ったらグラウンドの後ろに見覚えのある(ストリートビューでだけど)建物が。
今日のお宿、「赤い風車」到着。わあ、駐車場が土だぁ・・・。
まごついていると、どんどん雨は強くなるだろう。駐車場は雨土砂まじりになる。建物の脇の方に停めていそいで荷物を下ろす。他の車も同じことを考えているようで後方に車の列ができてくる。家族に荷物を任せて雨土砂の駐車場へ車を向ける。そして本降りになる前に自分も建物に入ることができた。
実際、これが最良の選択だった。客室に上がる頃にはものすごい大雨になっていた。