退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#152: 無事娘が去って、無事主人も帰ってきました。

2013-10-21 22:23:48 | アメリカ便り
今日は、娘が帰る日。
ボーイフレンドと、一緒にいれるだけいたい娘。
朝、荷物を持ってボーイフレンドの所に送ってきました。
飛行場には、ボーイフレンドが送って行ってくれるそうです。
いつの間に、こうなっちゃったのでしょうか。
私の足に、しつこいぐらいまとわりついていた娘と息子が。
寂しいですね。
腹が立ちますね。
ハブとグレーシーで、この寂しさを紛らわします。

娘を送った後、昔の仕事仲間2人とお昼を一緒にしました。
一人は、いつも会うロビンで、もう一人は、会うのは5年ぶりぐらいでしょう。
私より5年ぐらい先に、リストラに会った人で、一緒に働いていた時は仲良くしていたのですが、リストラにあった後は、年に1回ぐらいしか会うことがありませんでした。
この人、私の娘息子のガッドペアレントです。
こちらでは、両親が死んだ時、残された未成年の子供の面倒見ることができる人(ガッドペアレント)を、事前に決めておくのが普通です。
大抵は、身内の人が任命されます。
我家の場合は、主人の二人の妹は、頼りにならないということで、この友達になってもらいました。
ガッドペアレントに選ばれた友達というのは、それだけ信頼されているということで、非常に光栄に感じ喜びます。
この人も、もちろん恐怖餓鬼、我娘息子のガッドペアレントになることを、快く承知して喜んでくれました。
この人は、シングルで、子供を生んだことはありませんでしたが、私が非常に信頼していた人です。
一緒に日本にも行ったことがあり、子供達も非常になついていました。

この人がリストラになる5年位前からでしょうか、話す言葉がちょっと震え気味になるのが気になりました。
前からその兆候があったので、まあ、この人としては普通かな、と思っていたのですが、リストラになった時には、それが結構顕著になっていました。
でも、この人妹夫婦と非常に仲が良く、いつも一緒にいるので、何かあったら妹達が気づいているだろうと思い、何もいわないでいると、その後何年かしてMS(多発性硬化症)と診断されたと知らされました。
この病気、日本では、特定疾患に指定されている難病です。
脳や、脊髄の神経細胞を囲む層(ミエリン)が炎症を起こすことによって起こる病気だそうで、再発と寛解を繰り返してだんだん悪くなっていくそうです。
遺伝的要素と環境が関係するとのこと。
つまり、原因はわかっていないのです。
今日、5年ぶりぐらいで会ったその人は、大分やせました。
そして、声の震えも、言っていることはちゃんと理解できますが、大分悪くなっていました。
今は、持ち家も売って、3食付のホームに入っています。
これからは、機会を作ってできるだけ、頻繁に会いたいです。

主人は夕方、真っ赤な還暦色の小さなレンタカーで帰ってきました。
同窓会、いろいろな友達に会って話すことができたそうで、喜んでました。
これで誰かと友達付き合い(昔のガールフレンドはだめですが)が始まればよいですが。

長い友達づきあいというのは、やはり、それなりにお互い努力しないと続かないと思います。
"めんどくさいな~"という感覚(私の主人です)でいては、友達はいなくなると思います。
“何十年ぶりにあっても前と同じだった”なんて、結局は、その場限りだと思いますが。

ハブグレのマミー