退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1064:宗教

2018-07-31 07:57:05 | アメリカ便り
昨日は鬼のいぬまに羽伸ばし。
なんて、いてもいなくてもいつも伸ばしきっていますが。

約束の友達とのハッピーアワーに行くついでに、ガススタンドに立ち寄りました。
1ガロン2ドル69セント。
まあまあ安いほうでしょう。
ガスを入れ終わってポンプを戻していると、大きなピットブルを連れた20代はじめの男の子(黒人)が手にポリ容器を持って近づいてきました。
“すいませんが1ガロンでもこの容器に入れてください”
見ると隣のスタンドにその人のボロ日産が止まっていた。
“カリフォルニアから親のところ(後300マイル残っているそうです)に行く途中です”
“カリフォルニアからだともう30時間以上は運転してるんだ。おまけにこのでかいピットブル犬を連れて”。
男の子より、犬がかわいそうになった私は、“1ガロンじゃたいしていけないだろうから20ドル入れてあげるよ”。
ガスを入れながらその子と話していると、いつの間にか、20ドルが超えてしまい、40ドルまで大盤振る舞いしてしまいました。
大きなピットブルはかわいがられているようで、性格も非常に良く、体格も良かった。
それも私が大判振る舞いした原因でもありますが。
これで、やせこけた攻撃的な犬を連れていたら、または犬を連れていなかったら5ドルぐらいお金をあげるぐらいだったと思いますが。

私は、自分の人生を自分でコントロールできない老人、子供、ハンディキャップ、動物には弱いのです。
“家族と良いときをすごしなさい”といって別れました。
私は今のところ順調ですが、人間いつどこでどうなるかわからない。

勝新が言ってました、“一寸先は闇だ”と。

私にも、“明日は路上生活者”という明日が待っているかもしれない。

それを考えると、不幸な人たちを見ると、“将来の私の姿かもしれない”と思い、できるだけ助けてしまうのです。

私は宗教を持っていない。
でも困っている人はできる限り助けることにしている。
アメリカ人の75%は教会に行く(毎週でなくても)と4,5年前に読みましたが、その人たち全部、神が教える“不幸な人たちに少しでも手をさし伸べる”ことができたら、アメリカ社会良くなるはずですが。
それが良くなっていないから、私は宗教の“あいまいさ”、“うわべだけの宗教”、つまり、“教会に行ってさえすれば良い人”的考えが好きにはなれない。
もちろん立派な信者もいますが。
でも教会の1歩外を出ると、神を忘れちゃう感じがする。

まだ宗教の本題には行ってないので、次回に。

今日はこれから、シェルターのボランティアーです。
その前にジュンちゃん、キキちゃんのお散歩です。
今日は涼しい、70度程度です。


ハブグレジュンタのマミー