退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1080: 石破鹿

2018-08-24 09:50:58 | アメリカ便り
ただいま雨がしとしと降っています。

私は小さいときから雨が好きだった。
傘をさして外に出るのがこの上もなく好きだった。
そんな私を母は、“雨女”と呼んでいた。

暗い性格だった私には、雨はいろいろな意味での“隠れ蓑”であったと思う。

日本ではしとしと雨どころか、台風で大勢のかたがたが被害をこうむりました。
被害をこうむったかたがたには心痛みます。

人為的、はたまた、天災的天地異変が世界各国で観察されています。

このしとしと雨の中、地球の将来、日本の将来を考えてしまいます。

今日のニュースで、石破鹿が訪日客8000万人を唱えているとのこと。
これはほかに安倍首相に対立できるような案が浮かばない、石破氏の浅知恵によるところと思います。

安倍首相の“アベノミクス”に対抗する浅知恵石破氏の“客引きミクス”。
どちらが日本のためになるか論議するまでもないでしょう。

民主党政権(日本にとって暗黒時代であったといえる)時代、前原が“何とか役”をやっていたとき、“訪日観光客を増やすため、中国人のビザ修得制限を収入320万円以上の人から80万円以上に緩める”と言った時、“浅知恵”と強く思ったことを覚えている。

国たるもの“他人のふんどしで相撲”を取ってはいけない。
つまり、他国の事情でわが国が影響されるような政策をとってはいけないと思う。
この世界事情、グローバル化と猫も杓子も叫んでいる世の中、他国に影響されない経済を遂行するなんてことは無理とは思うけど、影響を最小限にとどめる政策をすることが最善策を思う。

昔、政府がコメの供給が増えすぎて、減反政策を持ち出したことを覚えている。
それに対してコメ農家が縮小されました。
でも“田んぼ”というのは右から左に準備できるものではない。
他の農作物だって同じこと。
安い輸入品が手に入るからといって農家が農地を放り出したらどうなるでしょうか。
いざ緊急時が起きて輸入輸出ができなくなったらどうなるか、考えたことがありますか?

それと同じことが観光ビジネスにだって起こり。
景気が悪くなったら、観光ビジネスが一番先に削りとられると思う。
“観光、観光”と歌っていた国から観光客がいなくなったらどうなりますか?
増え続けたホテルは“空虚”と化し、つぶされた農地は荒地となる。
おまけに観光収入がなくなり、インフラもヘッタクレもなくなる。

私が一番心配するのは目先の安易な収入(観光収入)ばかりに目をやることにより、長期的視野(技術の進歩)を失うことである。

観光8000万人なんていっていられる時代ではないです。