昨日、youtube で面白いものを見つけました。
東大で開発された絶対に負けないじゃんけんロボットです。
5,6年前に開発された高速画像とこれまた5,6年前に開発された高速で動く腕を、面白半分的にくっつけたもので、1日でできたそうです。
この東大教授、見るからに温厚な楽しそうな方で、こんな所で勉強させてもらえる学生は幸せだな~、と思わせてくれる教授です。
この教授の研究室、50人もの学生を抱える大所帯とのこと、教授を見れば納得ですね。
ちなみに、私が2年間勉強した、アメリカ某3流大学大学院の某教授はひどかったの一言に尽きます。
毎日この教授と、いかに顔を合わさずにすむかを考えるのに苦労しました。
でも、このyoutube を見て“これって大丈夫なのかしら”、と見終わった瞬間思いました。
何がって、この優れた発明、法的に保護していないで、こんな形で発表して。
youtube での発表がどの程度、法的保護につながるかわかりませんが。
論文にもしていないし、学会でも発表していない、youtube での発表が最初で、これから論文を書いて発表するなんて、この食うか食われるかの“何でも特許時代”に悠長なこと言って。
なんてアメリカで教育を受け、生活している私には驚くばかりです。
研究というのは、学会、論文で発表することによって、その研究内容に対してある程度の保護が効きます。
そして最終的には、特許申請をして、法的に最大限の保護(何でもありの中国には通用しませんが)が認められます。
高速画像と高速手は、それぞれ開発してから5,6年は経っているから、何らかの法的保護は確立されていると思いますが。
その二つをくっつけたアイディアを、法的に保護もせずに発表するなんて。
このアイディアを利用すれば、画期的な支援、介護ロボットが開発できる気がします。
待てよ、この教授は、万人のためによいことは、私利私欲を考えずに皆に教えようと思ったのかもしれない。
私は、アメリカで培った狭い心で、このようなことを言ってしまった。
グローバル化が叫ばれてもう久しいですが、日本の優れたもの作り、半端なグローバル化に押しつぶされないように、法的手段という面でもグローバル化して欲しいです。
有田焼、今治タオルもいつの間にか、中国の商品登録となっている時代です。
根本的な日本人の考え方、”良いんじゃない”は、グローバルには通用しないと思います。
あえて言わせてもらえば、隙を見せるなです。
政治もそうですが。
今日は評論家、ハブグレのマミーでした。