退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#526:第2次世界大戦におけるアメリカの影響力

2015-08-10 21:12:21 | アメリカ便り
昨日の続きです。
太平洋戦争が始まったのは“日本が悪かった”論と“アメリカが悪かった”論があると昨日書きました。
その両方を説明するつもりでしたが、アメリカの方を持つのはけったくそ悪いので、“アメリカが悪かった”論だけ述べたいと思います。

ネットのスモールトークというところに、戦争が始まった理由がわかりやすく簡潔に書かれていました。
結果としては“1石4鳥”を狙ったフランクリン ルーズベルト(大統領1933-1945)が悪人だったから”でした。

日本に先に銃を抜かせ(真珠湾攻撃)、日米戦争を始めれば、
1.イギリスを助けることができる。
2.中国を助ける(?)ことができる。
3.環太平洋圏を実現できる。
4.さらには自分の失政を隠蔽することができる。

太平洋戦争はルーズベルトにとっては、好都合だったのです。

もう少し深く説明していくことにします。

ご存知のように、第二次世界大戦はヨーロッパを戦場とした“ヨーロッパ戦線”と、環太平洋を戦場とした“太平洋戦線”がありますが、日本がアメリカと戦ったのは太平洋戦線です。
ヨーロッパ戦線がなかったら太平洋戦線が起きた確立は半減したとかもとこの著者は言っています。

まず、大陸に駐屯していたイギリス軍がドイツ軍に追いやられ、イギリスに命からがら戻ってきた。
それで、戦争屋チャーチルはアメリカに参戦という形で助けを求めた。
中立を保つことが法(モンロー主義、中立主義)で決められていたアメリカは、参戦おろか武器の輸出もできないことになっていた。
さらにアメリカ国民が参戦を望んでいなかった。
これは当たり前ですよね。
遠くヨーロッパで起きている戦争に、どうしてアメリカ人の血を流さなくてはいけないのだと思うのは。
昨今、あちこちの争いに首を突っ込んでいるアメリカを見て当時の人はなんというでしょうか。
というわけで、アメリカの参戦はありえなかったのですが、そうなったらイギリスは終わりでしたね。
当時ドイツと負け戦をやっていたソ連もアメリカの参戦を望んでいました。
というわけで、アメリカの参戦がなかったら、ドイツが勝者となってヨーロッパ戦線が終結することになっていました。

でも、そうはなりませんでした。
アメリカが“日本に先に銃を抜かせる(真珠湾攻撃)”という形で、第2次世界大戦に参戦したのです。

続きは次回に。
ハブグレジュンタのマミー

娘、先週1週間のオリエンテーションが終わり、今日から学校が始まりました。
早速、生化学、それから、“医者となるもの、自分の健康を保たなければならない”といわれ、歯医者に行ってチェックアップしてきたそうです。病院でのチェックアップは後日。
息子は医学部への第2次願書が、メインの教授からの推薦状がもう1ヶ月も遅れているため、前に進まないそうです。
なにやっているんだろうね、あの台湾人の教授。
大学から企業に移ることになったので、もうわれかんせずだったりして。

私が電話かけて脅しをかけてやりたい気持ちです。
“私のかわいい息子の将来がかかっているのに、何やっているんだ。今まで使っていた推薦状、コピーしてサインすりゃいいだけジャン”と言ってやるのですが。
娘いわく、この教授、娘にも同様だったとのこと。
でも娘はいつまでも待っていないで、違う人に推薦状を書いてもらったそうです。
息子、そこまで頭回るでしょうか。



#525: 原爆とアメリカ

2015-08-09 20:50:25 | アメリカ便り
今日は長崎に原爆が落ちた日です。
アメリカ時間ですが。
先ほど、テレビでアメリカに住んでいる広島被爆者のインタービューを見せていました。
当時の被爆者の写真なども見せていました。
いかにジャーナリズムが発達したアメリカでも、日本に落ちた原爆報道や広島、長崎の被爆直後の写真といったものはほとんど取り上げられることはありませんが、先ほど見たニュースは短かったですが、日本人の気持ちを反映していると感じました。
この日本人は、はっきりと“アメリカは被爆者に対してわびるべきだ”といってました。
インタビューしている人が、“戦争を終えるためには仕方がなかったんだ”といったら、その日本人はこれまたはっきりと“それはアメリカの言い訳にしか過ぎない。原爆を落とす前に戦争はもう終わった状態だった。アメリカがとった行動は人道に反している”。
アメリカに長く住んでいるから、こうもはっきりいえるのでしょね。。
日本に住んでいる、被爆者だったらこうもはっきり言えないと思います。
こういう報道をもっと取り上げてほしいですが、、、

原爆が落とされた本当の理由はなんだったのかと考えているうちに、太平洋戦争が始まった本当の理由はなんだったのかしらと思ったので、ネットで調べてみました。
いろいろ意見がありましたが、私が選んだのは“日本が悪い”と“アメリカが悪い”の二通りでした。

これを書いていると長くなるので、今日はこの辺でやめておいて、続きは次回にします。

ただいま、雷の真っ最中。
雷が鳴るたびというか、雲が出てくるとそれだけで過呼吸になってくるハブちゃんはもういません。
ジュンちゃんは気にせず、足をぴくぴくさせて寝ています。

ハブグレジュンタのマミー

#524: オシメと偏見

2015-08-07 21:47:24 | アメリカ便り
昨日見たニュースは、“変わっていないね”と思わせるものでした。
紙オシメが買えない家庭が増えているそうですが、昨日のニュースでは8人の孫を一人で育てている黒人おばあちゃんのことが話題となっていました。
これだけでアメリカ生活38年の私には、この家庭のバックグラウンドが想像つきます。

このおばあちゃんの娘息子(何人いるかわかりませんが)、それぞれが結婚せずに子供をもうけ、
それも、その孫たちはみな違う父親、母親がいる。
なんてね。
これは、偏見と取られる、私の黒人の見方ですが。
でもあたっていますよ。
そして、みんなもそう思っているけど、そう言った真実を公に言うことができないのがアメリカ社会なのです。
60年代の黒人運動以来、社会的に黒人の地位は向上しています。
向上していない部分というのは、人それぞれが持っている偏見的認識です。
例えば、黒人は怠け者、ブロンドヘアーは頭が悪い、赤毛は気が強い、ユダヤ人はけち、中国人は金儲けのためにはなんでもする、韓国人は自尊心の塊、などなど。
こういった偏見的認識は、法律でも政治でも変えることはできないのです。
ということは偏見を変えたかったら、一人ひとりが自身で偏見的認識を変える努力、または変えさせる努力をしなくてはいけません。
第3者(コミューニティー、政府とか)に変えてもらうという段階は、もうありえません。
社会も昔みたいに暇じゃないです。
私は、黒人に言いたいです。
"ピーピー泣き言を言わず、教育を受け仕事しろ”と。

ファーガソンシューティングから1年経ちました。
50年経って変わらない偏見的認識、1年じゃ変わりようがないですが、相変わらず黒人はデモをして不平等を訴えています。
今までもデモをしても変わっていないんだから、何か別な方法、つまり、一人ひとり、教育を重要視し、家庭の価値を理解しさらには向上させ、仕事を持ち、健康なのに生活保護を受ける恥を知り、育てることもできないのにたくさんの子供を作る事をやめ、黒人に対して一般人が抱いている偏見的認識を黒人自身がぶち壊すということをしてほしいです。

話は戻りまして、紙オシメなんですが、ずばり、“オシメも買えないような生活環境で、どうして子供を作るんだ”なのです。
私が優しかったら、“紙オシメが買えなかったら、布のオムツがあるんじゃない?”ともいうかも。
で、行き着くところは、“あまえるなです”。
一般人は、モルモン教徒、カトリック教徒じゃない限り、考えて子供を作ります。
つまり、生活収入に見合った数の子供しか作りません。
最初から、生活保護を頭に入れた子供作成は、施しを受けることに慣れきった黒人(白人、その他の人種にもいますが)の甘えですね。

トルコに非難しているシリア難民の50%は子供だそうです。
貧しい国ほど子沢山ですが、これは乳児の死亡率が高い開発途上国では種族保存のため必要かもしれませんが、生まれてくる子供にしてはいい迷惑かもしれません。
子供には生まれてくる選択権がありません。
だから、親としてはちゃんとした(家庭それぞれで、この定義はちがいますが)環境を子供に与えることができないのなら、または覚悟ができていないのだったら子供を作ることは考えてほしいですね。

開発途上国で何が必要かとたずねられたら、私は食料、薬という当たり前のものより、バースコントロールといいます。

ハブグレジュンタのマミー











#523: 娘の難、まだ続いています。

2015-08-04 21:43:59 | アメリカ便り
ようやっと娘の面倒を見なくても良くなったかな???
と半信半疑でしたが、ほっとしていたところに電話がかかってきました。
“あれ?、学校じゃないの?”と聞くと、“また夜から腹痛で今日は学校に行けなかった”とのこと。
“2日目から学校を休んで、先生もほかの生徒もなんて思っているか。私のことを怠け者と思っているかも。友達ができなくなる。”等々、愚痴愚痴愚痴。
この腹痛、日本に帰る前からのもので簡単に言えば、腸内の悪玉菌が増えすぎて、大腸炎を起こしたことによるそうです。
と日本に帰る前に行った医院の医者に言われ、抗生物質を10日ほどの飲み続け一時は治まったのですが、またそれがぶり返したようです。
午後に学校専属の医院に行って診て貰い、またまた便検査をしてから薬を出すといわれたそうです。
でも結果が出るまでは、ヨーグルトドリンクを飲むように言われたそうです。

明日は学校に行けるとよいですが。
直進しか知らない単純な私と違って、娘の性格はまるで迷路のように複雑。
すべての面で考えすぎなんでしょうね。
人間関係も単純に考えればいいのに。
娘は今までこの人間関係で一番苦労しているようです。

これから4年間、人間関係がどうのこうのなんて言っている暇なんかないと思います。
前向きに進んで言ってくれればよいですが。

主人の血を引いて入れば、そうは簡単にいかないだろうね。

今日はどっと疲れたので短く。

ハブグレジュンタのマミー

ジュンちゃん元気がありません。
いつも一緒だったハブちゃんが急にいなくなったから、どうしたら良いかわからないのでしょう。
やはり、禮ちゃんはだめと言うけど、また一匹飼ったほうが良いのでは。







#522: 集団的自衛権。娘を送ってきました。

2015-08-03 11:42:53 | アメリカ便り
ウイキリークの発表によると、アメリカは日本も盗聴の的にしていたとのこと。
官邸やら日本企業、いろいろと標的になっていたようですね。
菅氏が事実究明すると発表していますが、私は究明するには及ばずと思います。
やっていて当たり前だと思います。
アメリカの行動だけが昨今、問題視されていますが、ロシア、中国、ドイツ、ギリスなんか絶対にやっているでしょうね。

集団自衛権を持つことにより、一緒に連合軍となり戦争ごっこをする考え、これで見直してくれると良いと思います。
以前にも言いましたが、“昨日の味方は今日の敵”ですから。
なにせ、この世界、利害関係だけで動いているといっても過言ではないでしょうね。’

おまけに、私は物理的破壊に繋がる武力より経済制裁で、敵対する国を窮地に追いやるほうが良いと思いますが。
といってもこれは“経済が成り立っている国”に対してだけ成り立つと思いますが。
つまり、“経済”という仕組みがない貧困国には通用しないかもしれませんが。
でもそのような貧困国は戦争ではなく、内戦やらテロに走るでしょうが。

しかしながら、国連と言う組織、昨今あってないような感じです。
資金繰りに困っていると聞きますが、それだけではないと思います。
韓国人総長、バンキームーンじゃだめでしょう。
反日のロビーイングで忙しいのでは。

金曜日7時間半運転し、コロンバス(オハイオ州)で一泊、次の日3時間運転し、娘がこれから4年間住むことになる、モーガンタウン(ウエストバージニア州)到着しました。
金曜日は朝10時くらいに出たかったのですが、朝、健康診断に行った娘から電話があり、“色盲テストに聴覚テストもしなくてはいけないから、これからやってくる”と電話があり、それが終わって家を出たのは1時半になっていました。

モーガンタウンは、山に囲まれた大学町で、“ここは安全だ”と思わせてくれるところでした。
おまけに、デパートとかもないので、母親に似てショッピング好きの娘にはもってこいの場所でしょう。

アメリカの医学部は本当に勉強ばかりのようなので大変でしょうが、がんばってくれるとおもいます。
友達ができにくい(と娘が思っているだけのところがありますが)と心配していますが、そんな心配する暇もないでしょう。
“医者って誰とでも話せなくてはいけないのに、私はできない”と言っている娘に、“救急医や放射線医は社交的でなくても大丈夫だって、スコットが言っていたよ”と変な激励をしてきました。

ハブグレジュンタのマミー