退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1079: 宗教と政治

2018-08-23 08:39:21 | アメリカ便り
今朝はなんと気温が50度(F)台にまで下がっていました。
でもまた週末には暑くなりそうですが。

昨日は友達ロビンと急にランチと映画ということになりました。
ランチは仕事をしている時によく行っていたタイレストラン。
相変わらず流行っていました。
やはりおいしいところは流行るという現実。
このことをわかって、レストラン経営をしている人ってアメリカには少ないと思いますす。
だからレストランの入れ替わりは激しいですよ、アメリカは。
いつも、ハッピーアワーで行くヨーロッパスタイルレストランも、もう20年近く営業していますが、こんなに長くやっている店も珍しいです。
“おいしいと人が来る”と言う簡単な原理がわからない。

なんとも味気のないアメリカ食文化。

映画は先週から始まった“アルファ”。
舞台は2万年ほど前の北ヨーロッパ。
簡単に言えば、意気地なしだった少年が狩の途中で事故に会い、怪我を負い一人取り残されます。
いつしか狼と友達になり、いろいろな困難を一緒に乗り越え、に帰ることがでたと言う事です。
この狼が飼い犬の祖先とでもいえるでしょうかね。
つまり、飼い犬の祖先グレイウルフ(アルファ)がペット化する過程をえがいたものです。
ペットと言っても当時の犬は、狩のお手伝いをしていて、今のペットのように暖かい布団の上で寝て、ドッグフードを食べてなんてことはないでですよ、当たり前ですが。
2万年たって犬にはグレイフルフの面影もないですね。

特にジュンちゃんとキキちゃんは。

トランプは今、最大の危機を迎えているのではないでしょうか。
と言うか、“トランプにとっては危機であるはず”と言う現実を受け入れていないトランプ、その信奉者が多いのです。
“弾劾(impeach)”と言う言葉が聞かれるようになりました。
心臓に熊の毛が生えているトランプ、ことの重大さもわからないトランプ、すべてをフェイクニュースで片付けているトランプ、わかっちゃいないでしょう。
しかしトランプでも気に入っているところがあります。
中国、ロシア、北朝鮮等の国へ対する制裁、圧力。
自国の悪戯を棚に置き、偏見的と都合で切り捨てているところが単純明快でいい。
トランプの後先考えない単純外交、いいのではないですか。
日本も少し見習ってらよいところがあると思いますよ。
特に中韓に対しては。
ぶった切り政策、やっちゃいましょう。
トランプの国連脱退なんかも、いいですね。
偏見に満ちた、名だけの団体。
日本の国税を搾り取っているだけの団体。

また宗教ができなくなってしまった。
すいません。

ハブグレジュンタのマミー



#1078: 先制医療

2018-08-21 09:01:03 | アメリカ便り
昨日はいつもの4人でハッピーアワー。
ジュディーの91歳の肺がんを患っているお母さん、癌があちらこちらに転移し、だいぶ弱ってきているようです。
去年夏ぐらいから1カ月おきにコロラドに住む妹と交互に、看病のためフロリダに飛んでいますが、それも必要でなくなる日が近づいてきたようです。
頭がしっかりされているお母さんなので、終末、葬式など、どうしたいか書き残しているとのこと。

まもなく、私たち4人はみんな孤児になるようです。

ハッピーアワーから帰ってきたら、吐き気を伴っただるさ。
やはり私にはワインが会わないのかしら、と思っていると今度は寒気と熱。
一晩中寝れず、体中痛いです。

さて先制医療です。

アルツハイマーに関して遺伝の仕組みがある程度わかってきました。
詳細は省きますが、4%の日本人が持っているといわれているある種のたんぱく質は、約3倍から10倍以上の頻度で、アルツハイマー発症につながっているそうです。
その他の遺伝子、遺伝子の突然変異、そしてアルツハイマーの原因物質(アミロイド ベータ)の脳内への蓄積が遺伝子解析や診断技術の進歩により正確に把握できるようになりました。
また、ノーベル賞を受賞した島津製作所の田中さんは他施設との共同研究で、血液検査でアミロイドベータの異常が計れるという論文を出したそうです。
現在アミロイドベータを溶かす薬も開発されていますが症状が出始めてからの投薬は無効です。

アルツハイマーの場合、症状が出る20年ほど前からアミロイドベータの蓄積は始まっているそうです。
だから、MCI(軽度認知機能障害)が始まる以前に専制医療を行うことです。
アメリカでは遺伝的にアルツハイマーを発症する頻度が高い人にMCI以前の段階でアミロイドベータを溶かす薬を投与する治験が行われているそうです。

このように発症前に診断を下して原因を取り除いていくという手法はパーキンソン病などの神経系の病気やリウマチへの応用も期待されているそうです。

今まで書いてきたことはいわゆるハイテック先制医療ですが、これに対して生活習慣など、主に「環境因子」に働きかけるローテック先制医療もあるそうです。
これは主に統計的データ、追跡調査を下に行われる医療です。
たとえば、妊娠中に栄養失調に陥った母親から生まれた子供は、20歳ぐらいから統合失調症になる率、40歳を過ぎるころから肥満になる率が増えるといったことです。

ハイテック、ローテックをあわせての先制医療により、この先、寿命はますます延びるでしょうが、それに加えて、健康寿命も延びることを期待します。

ブルージェイ



ハミングバード











ブーケみたいですが、白い部分は虫です。



ハブグレジュンタのマミー

#1077:先制医療

2018-08-20 08:05:53 | アメリカ便り
暑さもお盆までといわれる北海道の夏は終わりに近づいてきました。
先日のレイちゃんのコメントでは大雪山に雪が降ったとか。
11月4日に大雪山一泊しようと思ったけどやめておいたほうが良いみたいですね。
雪道に慣れていない64歳のばあさんが(私のこと)運転するので。
こちらは、まだ90度を超える日々が続いていますが、朝は涼しくなってきました。
レイバーデイ(9月3日)には、メモリアルデイ(5月25日)から開かれていた市内のプールも一斉にしまってしまいます。

さて、先制医療です。
アルツハイマー型認知症に対する先制医療。
文芸春秋に載った元京大学長井村氏の記事からの抜粋です。

日本では認知症の6割ぐらい、約300万人、アメリカでは8割ぐらい、約5百万人がアルツハイマーといわれているそうです。

母は10年ほど前に連れて行った自宅近くの脳神経科でこのアルツハイマーと診断されました。
当時は、認知症はほぼみんなアルツハイマーと診断される感じでした。
この医者もご他聞にもれず、即、母を“アルツハイマー”と診断。
話はそれますが、私は今までに2人の医者と喧嘩しました。
一人は息子が5歳ぐらいのとき、緊急でいった中国人眼科医、もう一人がこの近所の脳神経医。

中国人の医者、3時間泣き叫ぶ息子を待たせた挙句、私が“3時間も待たせるのだったら最初から言えばよかったでしょう。他の医者に行けたのに。”と文句を言ったら、“医者と喧嘩しても勝てないよ”とあっさり言われた。
さすが中国人。
小さな息子も私と医者の険悪なムードを感じたようで、この医者に言われたことは覚えているようです。

アメリカ人の医者はこんなことは絶対言いません。
ちゃんと医学部で、マナーを勉強するから。
結局は息子はただの“ピンクアイ(プールで移される目の感染症)で、抗生物質の目薬で終わりでした。

このクソハゲ中国人のオフィスを出た後、早速息子の主治医に電話して(主治医の紹介で行ったので)、こんな“クソハゲチビ、医者にならなかったら、誰も相手にしないような中国人医者”をよくも紹介してくれた、と文句を言いました。
当時の息子の主治医は珍しく黒人で非常に物静かな人でした。

この人フロリダのデズニーーワールドにあるタワーオフテラーに乗り、網膜剥離を起こし、その話を聞いた後、スピード、ジェットコスターが大好きな私は、そういったものに乗るのはやめました。

近所の脳神経医。
これもおかしかった。
医者にならなかったら、ニートで結婚もせず、引きこもりであったろうに。
頭がよくて、医者になっというので鼻高々。
中国人医者と同様、一番手の悪いやつ。
普通の人、一般人の気持ち持った人が医者にならなければいけないけど、多いのですよね、日本の医者には。
こういった医者と言うだけで、特権階級と思う人が。

アメリカでは医者を相手に何でも聞けるし、電話をしても医者が忙しい場合はかけなおしてくれる。
それが普通。
この脳神経医は、“メールで質問を受け付けます”と言っておきながら、アメリカからメールしてもなしのつぶて。
電話をすると、ようやく、“電話では話せません”とのこと。
“メールでそういってくれたら良いでしょう”と言うと、気分損害。
日本に帰ったとき、母を連れて行くと、最初から戦争ムード。
そこを即やめて近所の大き目の病院に連れて行きました。

先制医療が戦争医療となりましたが、次回にします。

ハブグレジュンタのマミー

#1076:先制医療

2018-08-17 09:48:28 | アメリカ便り
わかっています、“政治と宗教”も“サンフランシスコ講和条約”も中途半端なのは。

でも昨日、寝ながら読んでいた古い文芸春秋に興味深い記事を見つけました。
以前読んだときには大して考えもしませんでしたが。

題して“先制医療”です。
元京都大学学長で、87歳と言う高齢ながらいまだにご活躍されている井村氏が書かれたものです。

予防医療と言う言葉は広く知られています。
病気の発症を未然に防ぐことです。、
あたりまえですが。
禁煙、運動、食事制限等が、病気の発症を防ぐことにある程度つながっていることはよく知られています。
でも毎日30分運動しても、運動中に心筋梗塞を起こして死ぬ人がいたり、タバコを1日1箱すっていても90歳まで元気で生きていた人がいたり、学者が若年認知症になったり、と病気の発症は一般論では言えない事がしばしば起きます。

先制医療は、予防医療より、一歩先に踏み込んだ医療のことです。
病気に対する先制攻撃とでも言いましょうか。

予防医学と言うのはあくまで統計的データ、つまり、団体を考慮に入れたデータを元に成り立っています。
先制医療は個人個人の知見データを下に行われる医療のことで、personalized medicine または precision medicine と言われています。
これには個人のゲノム解析が必要となります。
つまり、個人の遺伝子情報が必要となります。

人の遺伝子は30億個の塩基対があり、その中にその人(病気)特有の一つの塩基が置換されたスニップ(SNPs)と呼ばれるものが1千万個ほどあります。

でも言葉にすれば簡単だけど、なんせ、人間の遺伝子情報は膨大なものなので、簡単ではないのです。
しかし、いろいろな試行錯誤の中、遺伝子情報とその他の診断情報から先制医療が期待できる疾患が見つけ出されたそうです。
アルツハイマー型認知症がその一つだそうです。

と書いたところで、外に出ていたキキちゃんが雑草の種を体中につけて戻ってきました。
早く取ってやらないと、家中種だらけになるので、今日はこの辺でやめて起きます。

すいません、いつもいつも中途半端で。

ハブグレジュンタのマミー

#1075:宗教と政治

2018-08-16 09:31:47 | アメリカ便り
昨日のニュースでは、カトリック神父のわいせつ行為と、それを隠し続けたカトリック教界、そして、バーモント州とミネソタ州のプライマリー(予備選挙)の結果が話題になっていました。

カトリック教の神父は多いですよ、このわいせつ行為が。
わかっているだけで、300人の神父が過去70年で、1000人以上の子供たちにわいせつ行為を働いてきたそうです。
記録に残っていないわいせつ行為を入れたら、ものすごい数になるでしょう。
そしてそのわいせつ行為を長年知り、記録に残しておきながら、なお隠し続けたカトリック教界。
ひどいですねというか、気持ち悪いですね。

先日、YOUTUBEで見た日本の僧侶の修行をみたら、感じました。
日本の仏教は“無”になることが根本にあると思いますが、キリスト教、あるいはイスラム教にいたっては、“闘争心”が基となっていると思います。
というのも、仏教はすべてをそのまま受け入れるが、キリスト教、イスラム教等は“比較、優越感/欲、闘争”が軸となっていると思う。
もっともジーザスクライストが唱えた事実と2000年たって唱えられていることがどれだけ同じかわかりませんが。

といっても宗教を持たない私が言うので、どのようにとられてもいいですが。


バーモント州ではトランスジェンダーといって、元男が女になった人が選ばれました。
この人、女と化しても男みたいな容姿でしたが。

日本では、今年はじめにアフリカ人(マリ共和国出身)が京都精華大学の学長となりましたが、それに匹敵するぐらい驚くべきこと(喜ばしい)と思います。

ミネソタ州ではスカーフをかぶり、100%モスレムのソマリア女性が選ばれました。
ミネソタといえば、ソマリア人が非常に多いところです。
女性はみなスカーフをかぶり、地面を掃いて回るような長いドレスを着ています。
そんな人たちが車の運転をするのだから大変です。
事故が多いです。
あんな長いスカートをはいて運転されたら、当たり前ですが。
おまけに予防接種をしていない人が多いから、水疱瘡やら、はしかが多く発生します。

さて宗教と政治です。
ソマリア人がミネソタ州プライマリーで選ばれましたが、これはどうかと思います。
と書いたところで、続きは次回です。
すいません。

ハブグレジュンタのマミー