今日の夜勤、
新しく入居された男性のFさん。「レビー小体型認知症」
数日の介護記録を読むとかなり大変だった夜の状態が覗える。
今晩はどうかな・・・・
夕食後、皆でティータイム。Fさんも明るい笑顔でおしゃべりされている。
いっとき談笑したあとは、部屋に戻られる方、リビングでテレビを見る方様々だが、Fさんはリビングのソファーでウトウトされている。
テレビを見ていた方も自室に戻り、リビングではFさんひとりが鼾をかき寝ている。
う~~~このままいけばなあ~と思いつつ側で書き物をしていると、
“おなかが空いて眠れません。ご飯を下さい”
いつものば~ちゃんがやってきた。
ちょっと食べてはトイレ経由で自室に戻り、繰り返す事6回、2時、やっと就寝。
入れ替わりソファーから自室に戻り寝ていたFさんの部屋から大きな声が聞こえ行ってみると・・
部屋に置いてあるタンスの引き出しを押さえ、
険しい症状で“ノラがいる!”(のらねこがいるらしい)
押さえながらも、トイレをしたい様子があり部屋内のポータブルトイレをすすめると、
“ここ押さえてろ!逃げちゃうからな”
引き出しを押さえながらトイレをしているFさんに
“いい音だね”と言うと “そうか”とちょっと笑顔。
でもね・・
もう一歩前でしてくれればなあ~
トイレ半分、シート半分。
笑顔を見せたFさん、いい流れになるかな~と思いきや
“ほら逃げた!”
他入所者さんが掛けているのれんを引っ張り、そのツッパリ棒を持ち、攻撃態勢。
各部屋を開け始めた。
“何か用? 警察呼ぶよ!” 中から施錠されたFさんは扉をどんどん足蹴りし必死で開けようとする。
だめだと判ると次の部屋に。
“棒は危ない~” と思いながらも、Fさんにとては野良退治の大事な棒。
とは言え、その棒であちらこちら扉を叩いて廻るので他入居さんは不眠状態。
他棟の夜勤スタッフの応援を借り、なんとか棒はゲット。
様子をみながら一緒にお茶を飲みパンを食べ、4時過ぎやや落ち着きが。
怖くてトイレに行けなかった他の入居者さんが失禁されたり、着替えて家に帰ると言う方も。
この日の朝、どの方もいつもより早くリビング室に集まっている。
しらす入り玉子焼き、切干大根の煮付け、煮豆、梅干に沢庵、サラダ、しめじとねぎの味噌汁。
どの方もきれいに食べて下さった。
完食されたFさんを見ると・・・・
椅子に座ったまま、熟睡体制。
お疲れ様。
他の入居者さんもお疲れ様。
私も・・・・疲れた・・・・・・