帰省した息子も、台風が来襲する前にと帰ってしまった。
その台風も日本から遠ざかりつつあるようなので、久しぶりに『キノコ山』に出かけてみることにした。
この時期、メインになるターゲットはトビタケである。
今年の天候を考えると、そろそろ出始めてもいい頃だと考えたのだ。
で、例によって日の出の時刻に合わせて自宅を出発する。
さすがに台風一過、目的地に向かう道路にも車止めにも、人の気配は全くない。
身支度を整えて森に分け入る。
森の入り口の木々
太い木ではないが、空気が違う。
やっぱり森の空気は美味しい
ブナの巨木
トビタケは、ブナの巨木の根元か、
倒木の根回り
もしくは、その生えていたであろう場所付近の地面から発生する。
1本目の木も、2本目の木も出ていない。
3本目の木は、去年見付けた木で、沢の音を左に聞きながら上流に登ったところにある。
しかし、木が見つからない。
登っても登ってもないのだ。
この時期は森とは言っても、その周辺の藪の密度は半端でない。
笹や雑木をかき分けながら進むうちに、足はガクガク、汗で全身ずぶ濡れになってしまった。
「やっぱり、取りつき地点を間違えたのかよ。」
仕方なく引き返すと、取りつき地点のやや下流に、その木はあった。
しかし、トビタケは出ていない。
『キノコ山』は、非常に広く、採り場も沢山あるのだが、今日はくたびれた。
もう、次の採り場に進む気力が湧かないので、引き返すことにした。
ウドの花が「また来い」と言っている
午前3時過ぎに出発して、8時前に帰宅。
仕方なく、自宅の採り場を探ってみる。
この採り場、冷凍庫はマタギを裏切らない。
本日料理する分です
仕方がないので、これを使いましょう。
細かく裂いて、ナスを用意して
しっかり炒めて
あと10日ぐらいは大丈夫
しかし、冷凍庫の在庫も、いよいよ残り僅か。
次こそは、新物に出会いたいものです。
山の神様、よろしくお願いいたします!