先日の地震で、東北新幹線はもちろん山形新幹線も運休。
コロナ禍で利用客が激減していたはずなんだけど、関東方面に進学や就職が決まっていた親子の、「困った」という声が、あちらこちらから聞こえるようになってきた。
やっぱりJRは、国民の大事な「足』なんだろうね。これが止まると、山形は、あっという間に『陸の孤島』となってしまうことが分かった。
さて、そんなことを考えているうちに、ふと思いついたことがある。それは、
駅弁、物まね大会!
何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、これ、絶対に面白いはず。
全国にあまたある駅弁。時々、スーパーなんかに「駅弁祭り」と称してやってくる。そのバリエーションの広さと美味しさには、いつも感心させられてしまうのだ。これを、家で再現出来たら面白いこと間違いなし。そう思ったんですね。
ただし、そのレシピに関しては、ほとんどが『秘伝』。
マタギの経験では、富山の「マスの寿司」が、あまりにも人気が高いために、コピーしようとする人も多いおかげなのか、ハイレベルなレシピに出会うことができたぐらい。残念ながら、ほとんどは、ブラックボックスの中で生産、そして流通されているように思う。
でも、何とかならないかなあ。一応、画像は出回っているんだもの、想像力を働かせて再現してみようかな。そんな風に考え始めたんですよ。
で、最初に挑戦してみようと考えたのが、
≪米沢牛 牛肉どまん中≫
山形新幹線の名物弁当です。話が長くなっているので、すぐ始めます。
錦糸卵を作ります
・卵1個を丁寧に溶きほぐして、塩ひとつまみと砂糖3g、酒4gを加えて混ぜます
これを加工してから濾して
こうなりました
・フライパンにサラダ油少々を敷いて加熱
・卵を入れて広げたら、固まりきる前に
・濡れ布巾の上に移して蓋(1分以上待ちます)
※和食の名手、『白ごはん』さんのやり方を真似してみました
綺麗に仕上がりました
・切り分けやすい幅になるまで折りたたむと
・きれいに切れます(一丁上がり)
牛肉を焼きます
・薄切りの牛肉(今回は、3人分で200g)を焼き色がつくまで焼いたら
こんな感じ
・『秘伝のタレ』をかけて煮ます
※実は、先日の叉焼を煮たときの、ショウガ・タマネギ・醤油ダレです
※牛肉に合うのか、ちょっと心配したんですけど、問題なし
・最後に、白ごまをたっぷりかけて和えました
・器にご飯を薄く盛って、周辺に金糸卵とキャロットグラッセ
・中央に牛肉を広げて、彩りにサヤエンドウ?
はい、召し上がれ
「おいしい♡」
と言いながら、皆さん夢中になって食べていたので成功と言えば成功なんです。だけど、作者としましては、これこそ『牛肉どまん中弁当』!!と言い切れないところが、少々残念。
本物は、もうちょっと甘辛いような気がする。だとすると、みりんと豆板醤を追加?それとも、砂糖?コチュジャン?
今回の肉は、国産牛を使ったけど、米沢牛でないと無理なのかな?
想像は頭の中を駆け巡る。やっぱり、実物を食べて確かめなければならないようですね。
・・・ただ、このお弁当、安くないんだよなあ。新幹線に乗る予定もないし・・・。
この続きは、暫く後になりそうですね。
ということで、楽しみの貯金が増えたぜ。