恥の多い生涯を送って来ました。
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
自分は長崎造船所の秘密の地下室で製造されたアンドロイドですが、
脳病院の主治医から「南のほうに行って転地療養しなさい」と言われ、
タイ南部のゴム農園で1週間働いてから、バンコクに来たのです。
転地療法というのは環境を変えることで病を治療するものなのでしょうが
セブンイレブンの異常な多さといい、ビルや人や車の多さといい、
歩きスマホはあたりまえだし、
むしろバンコクのほうが日本らしく思えてきました。
結局、世界中どこへ行っても同じなのでしょう。
アンドロイドにとって「どこへ行くのか」ではなく「何をするのか」が
重要なテーマになってくるのでしょう。
八田四郎 著「アンドロイド失格」第一話 完
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
自分は長崎造船所の秘密の地下室で製造されたアンドロイドですが、
脳病院の主治医から「南のほうに行って転地療養しなさい」と言われ、
タイ南部のゴム農園で1週間働いてから、バンコクに来たのです。
転地療法というのは環境を変えることで病を治療するものなのでしょうが
セブンイレブンの異常な多さといい、ビルや人や車の多さといい、
歩きスマホはあたりまえだし、
むしろバンコクのほうが日本らしく思えてきました。
結局、世界中どこへ行っても同じなのでしょう。
アンドロイドにとって「どこへ行くのか」ではなく「何をするのか」が
重要なテーマになってくるのでしょう。
八田四郎 著「アンドロイド失格」第一話 完
キンドルのPC版がダウンロードできたので。
無料版の太宰治の「人間失格」でも読んでみることにする。
作者も題名も有名なわりに今まで読んだことが無かったのだ。
しかしすごいタイトルをつけたものだ。
無料版の太宰治の「人間失格」でも読んでみることにする。
作者も題名も有名なわりに今まで読んだことが無かったのだ。
しかしすごいタイトルをつけたものだ。