河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

伊藤園 玄米茶

2015年06月13日 | ZIZY STARDUST
くそーーーー、また、だまされた

伊藤園→玄米茶→甘いはずが無い

という思い込みで買ってみたらしっかりと砂糖が入っている

本当にタイ人は砂糖入りの日本茶が好きなのだろうか
それとも「砂糖入れときゃなんでも売れる」みたいな
安易なマーケティングしてるんじゃないのか
その証拠にペットボトルの水には砂糖が入ってないじゃないか

おーいお茶シリーズで甘くない緑茶が一つだけあった気もするが
おーいお茶シリーズの開発者は小学校時代の同級生らしいので
今度、伊藤園に苦情メールでも出してみるとするか

とし子の部屋

2015年06月13日 | ZIZY STARDUST
どんどんどんどん、どんどんどんどん

「お父様、お隣の部屋で壁をどんどん叩いていらっしゃるのはどなたですか
とし子はたいそう怖うございます」

「お父様、お父様、どうか返事をなさってくださいませ」

父はミイラのように眠ったままだった。
父の毛髪はエナメル線のように電気を帯び
皮膚はかさかさと枯葉のような音を立てるばかりであった

父が生きているのは確かだった
時々その目が見開かれ
とし子をじっと見つめるのだった

「お父様、お食事をなさってくださいませ
あれから3年間、何も召し上がっていらっしゃらないではないですか
これでは、深海生物、ダイオウグソクムシと同じでございますわ」

父の口元がかすかに緩んだ

「と、とし子、わしは食事をしたいのだが
パクチーとナンプラーの味がわしの味覚に合わないのだよ
この前もインゲンマメだと言って青トウガラシを食わせただろ
もう、お前にはだまされないのだよ」

「お、お父様、まだお元気なのですね
インゲンマメと青トウガラシは本当に間違えたのでござります
決してお父様をだまそうと思ったわけではありませぬ」

どんどんどんどん、どんどんどんどん

壁を叩く音はいっそう大きくなってきた

「お、お父様、あれは何の音でござりますか、お父様ーーー」

「あっ、あれは・・・」

そう言ったきり、父はまた動かなくなってしまった


八田四郎 著 「ドングラ・マングラ 第一話」 完



スラタニの空は青かった

2015年06月13日 | ZIZY STARDUST
スラタニ生まれの人にとっては、やはりスラタニが楽園で故郷なのかもしれないし。
バンコクの便利さと人ごみにあこがれる人も居るのだろうし。
日本でも地方のほうが住みやすいのに、わざわざ東京に出て行く若者も多いし。
地球人なのに火星に移住しようとしてる人も居るし。

人間の考える事はよくわからん。
大昔、海中で生まれた原始生命がなんでまた陸に上がって人間になったのかよくわからん。
DNAのプログラムは生命に結局、何をさせたいのだろうか。
ドグラ・マグラのような文章になってきた。

ここはバンコクのサービスアパートなどではなくて、
日本の脳病院のベッドの上でチューブと人工心肺でつながれて、
脳細胞が見ている妄想の風景かもしれない。

ある日、本当に目覚めた時、目の前には病院の天井が見えている気がして恐ろしい。
今日もブイーーン、ブイーーンという耳鳴りが止まない。

どんどんどんどん、隣の部屋にいらっしゃるのは、僕の妹の、とし子さんですか。


2015年6月 ドグラ・マグラを読んだ後に書かれた八田四郎の手記より