えりも町指定文化財の「綱打ち具(つなうちぐ)」をご紹介します。
「綱打ち具」は、漁網を作るために使用された道具だそうです。
木製で、建網(たてあみ)【一般的に「定置網(ていちあみ)」と呼ばれる漁具】に使用される藁綱(わらづな)などを撚(よ)りあわせるのに用いられていました。
鏡板と組み合わせて回転させることで、3本の綱を1本の太い綱に撚りあわせます。
写真の3つのうち、1つを拡大して見てみましょう。
右側には、婦意末婦(ぶいます) 番や守(ばんやもり) 源次良(げんじろう) 船頭(せんどう) 豊吉(とよきち)と書かれています。
左側には、慶應四辰年と書かれており、江戸時代の慶応四年(1868年)に製作されたと考えられます。
漢字の表記は、3点で少しずつ異なっています。
「綱打ち具」は、江戸時代において、えりも町で漁業が盛んであったことを示す貴重な民俗資料として、令和5年3月にえりも町文化財に指定されました。
えりも町において、民俗資料の町文化財指定は本例が初めてです。
町指定文化財の「綱打ち具」3点は、郷土資料館の展示室にて、展示中です。
ぜひ実物をご覧ください!
「綱打ち具」は、漁網を作るために使用された道具だそうです。
木製で、建網(たてあみ)【一般的に「定置網(ていちあみ)」と呼ばれる漁具】に使用される藁綱(わらづな)などを撚(よ)りあわせるのに用いられていました。
鏡板と組み合わせて回転させることで、3本の綱を1本の太い綱に撚りあわせます。
写真の3つのうち、1つを拡大して見てみましょう。
右側には、婦意末婦(ぶいます) 番や守(ばんやもり) 源次良(げんじろう) 船頭(せんどう) 豊吉(とよきち)と書かれています。
左側には、慶應四辰年と書かれており、江戸時代の慶応四年(1868年)に製作されたと考えられます。
漢字の表記は、3点で少しずつ異なっています。
「綱打ち具」は、江戸時代において、えりも町で漁業が盛んであったことを示す貴重な民俗資料として、令和5年3月にえりも町文化財に指定されました。
えりも町において、民俗資料の町文化財指定は本例が初めてです。
町指定文化財の「綱打ち具」3点は、郷土資料館の展示室にて、展示中です。
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