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今回の郷土資料紹介はこちら!
「魚粕釜」です!
魚粕釜は「にしん釜」「いわし釜」「あぶら釜」とも呼ばれます。
イワシやニシン、カレイなどが大漁だった時代、食用の他に、魚粕を製造して本州に出荷していました。
ニシンやイワシなど、獲れた魚をこの鉄釜でしっかりと煮てから圧搾器にかけて水と油を搾り、残った魚肉を砕いて乾燥させたものが魚粕です。
魚粕は肥料として使われ、稲作や、綿花や藍の栽培を生業とする本州の農業地域に出荷されていました。
魚粕の他に、煮ているときや絞っているときに出る魚油も商品として出荷していました。
ニシン粕は養分が豊富だったことから「金肥」とも呼ばれていたそうです。
(幌岩京子)