えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

年縄用のすげ草刈り(N42°の会)

2023年07月29日 11時12分35秒 | N42°の会
7月28日、N42°の会の会員の皆さんとともに、毎年恒例の年縄づくりに使うスゲ草を刈りました。

スゲ草刈りは、草刈り鎌を使って、手作業でおこなわれました。


みなさん、暑い中、一生懸命に作業されていました。
冷たい飲み物を飲んで休憩して、もうひと頑張りします。


刈り取ったスゲ草は、長さを揃えて束にして、紐で結びます。


2時間ほどで、軽トラックの荷台にいっぱいのスゲ草を刈り取ることができました。


スゲ草は資料館に持ち帰り、乾燥させて、年末に実施する年縄づくりの日まで保管します。
スゲ草はきれいな緑色で、素敵な年縄を作ることができそうです

観音山の三十三観音と、瓶と貝殻

2023年06月05日 13時09分02秒 | N42°の会
えりも町本町にある官の山は、1888年(明治21年)、山中の各所に計33体の観音像を祀られてから「観音山」と呼ばれています。
山の西側から入山すると、祀られた32体の観音像を山道沿いに順番に見つけることができます。16番の観音像が山頂にあり、ここから山の北側へと下っていきます。32番を山裾あたりの山中で参った後は山を抜け、最後の33番は町内にある法光寺の境内で参ることができます。

5/29にN42°の会の皆様と一緒に山道の草刈り・倒れた観音像の立て直しなどのお手入れを実施しました。

山道を歩いていると、割れた瓶と貝殻を発見したので持ち帰りました。

瓶の下のほうに文字が書かれており、右から「大(欠損)式會社製造」と読み取れます。

また、山道のあちこちには巻貝の貝殻が落ちています。

割れているものが多い中、破損が少ないものがあったので拾ってきました。
おそらくカラスが持ってきたつぶ貝で、長い時間風雨にさらされたため表面が白く風化しています。
中身は食べられたのでしょうか。知るのはカラスのみです。

新緑の美しい季節ですので、野生動物に気を付けつつ観音参りを楽しんでみてください。
(ゴミは持ち帰ってくださいね。)

新たな年を向けえるために

2022年12月04日 14時43分39秒 | N42°の会
 12月1日(木)の午後、北緯42度の会が「年縄づくり」を行いました。

 まず、乾燥している「すげくさ」をほどよく湿らせてから、「年縄づくり」開始。


※すげぐさを湿らせる作業


※すげぐさをよっていきます


※「年縄」が出来上がりました


※しめ縄(注連縄)づくり


※完成した「しめ縄(注連縄)」

 会員の方に、資料館(水産の館=1950年前後の漁家(復元))の神棚に飾る「しめ縄(注連縄)」を作っていただきました。