今年で5回目を迎えた「エゾシカ落ち角拾い・ボランティア事業」(主催:えりも観光協会、ひだか東農協えりも青年部肉牛部会、えりも町旅館組合協力:エコ・ネットワーク)が5月5日6日と開催された。
牧草地に落とされたシカの角は、トラクターのタイヤをバーストさせたり、草刈機など農機具の破損にもつながることから、酪農家は毎年牧草が伸びる前に、広大な牧草地に落とされた角を拾う。しかし、春先は肥料撒きなど何かと忙しい、そこで、エゾシカの角が欲しい人と繋がったのが、今回の事業である。今年は、酪農学園大学や北海道大学の学生も参加し、意気揚々と牧草地を歩いた。しかし、例年よりも角が落ちていない!大きな角をつけたオスジカが走り去る。
広々とした牧草地の山々の景色も楽しみ、宿ではえりもの海産物や山菜が提供された。
2日間で昨年の古い角や折れた角しか拾えなかった人もいたが、平均一人1本以上はクリアできた。
牧草地には一般の方の立ち入りは禁止されている。これから牧草が伸びだす重要な時期でもあるので、勝手に牧草地には立ち入ることは、決してしないように!
拾われた角と参加者。