ヘイケボタルが出現しています。
さなぎから成虫になると、1週間ほどで死んでしまいます。その間、水分を補給するだけといいます。夏の夜のはかなさの一つでしょうか?
北海道のヘイケボタルの生態は、あまり調査が進んでいないとのこと。先だっての新聞記事では、沢が変わると遺伝子も変わる可能性が高く、成虫や幼虫の移動距離はとても短いようです。自然界では、幼虫は1年では成虫になれないようで、数年かけて成虫になるそうです。
数も減ってきているので、そっと観察するだけにしましょう。
持って帰る、飼育することはしないでくださいね!来年も、再来年も、ず~~と、子どもたちにも、孫たちにも、自然の中でのホタルの輝きを、伝えていきましょうね!
観察に適しているのは、風がなく、湿度の高い、月が細く、午後8時頃が適しています。
8月になれば、数は急激に少なくなる傾向にあると思います。
百人浜駐車場の道沿いで観察可能です。
えりも町郷土資料館N42°の会では、この数年、年末にお正月用の「としな」(年縄、お正月飾り)を手作りしています。お正月飾りといえば、年末の「歳の市」などで、賑やかに売られているものですが、昔は、えりも地域でも手作りしていたそうです。
会員の西嶋喜一さん(85)に指導を受け、興味ある会員で毎年、12月にせ「としな」の製作に取り組んできました。
この「としな」を編む草、「すげぐさ」を、刈り、乾燥させて、12月に使うのです。今年も、歌別の佐々木牧場さんのご好意で「すげぐさ刈り」を実施しました(2009年7月26日)。
この時期に刈り取らないと、葉の先端から茶色く変色するためです。
今年は、一般町民にも、「としな」づくりの機会を設けたいと考えています。
この「すげぐさ」は、和名は「オオナルコスゲ」です。間違っていたら教えてくださいね!