11月23日、観音岳に調査登山に行ってきました。えりも山岳会との合同調査。そして、登山は観音岳が始めてだった亡きE子さんの追悼登山でもありました。
猿留山道を沼見峠まで歩きました。天候に恵まれカムイトー(豊似湖・馬蹄湖)もくっきり見えました。
沼見峠からは雪のササ原こぎです。しばらく行くと、奥山伴僧坊大権現(620m地点、山岳宗教・山伏系?)があります。 ここまでがきつい!そこから、登ること約1時間で観音岳(932m)の頂上に着きました。
頂上からは、豊似岳(上右写真の右側のピーク)から、ラッコ岳など遠く南部日高山脈がきれいな姿を見せてくれました。南側には、三枚岳・一枚岳の稜線の向こう側に百人浜と襟裳岬が逆行の中、うっすらとその姿を見せ、風向きで海の波の状況が襟裳岬の東西で異なることがよくわかりました。
近年にない早い時期の降雪で、どこまでいけるか心配していましたが、観音岳の頂上まで行くことができました。残念ながら、今回はナキウサギの声を聞くことはできませんでした。ヒグマの足跡もなく、エゾシカの足跡が稜線沿いにありました。
積雪ササ原こぎはきついですが、夏よりは楽だと思います。夏、シカ道もあるかと思いますが、チシマザサの中をこぐ覚悟が必要でしょう。国定公園内ですが、登山道を整備すれば、襟裳岬・百人浜・豊似岳・ラッコ岳などの南部日高山脈・十勝港・十勝海岸と360°景色もよいので、喜ばれるコースになると思いました。
8時20分えりも本町出発、猿留山道入口9:10分出発、奥山奥山伴僧坊大権現11:10、30分程度休憩、12:15ごろ観音岳ピーク、15:10えりも本町着(ゆっくりペースです)。
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