10月16日、17日とえりも町郷土資料館N42°の会が研修を行いました。今年は洞爺湖方面とし、有珠山のジオパーク、伊達の善光寺を中心に学んできました。
善光寺では、有珠ボランティアの方により歴史や逸話など楽しく1時間ほどかけゆっくりと本殿や宿泊施設、境内について学びました。文化元年(1804年)、徳川幕府によって、東京の芝増上寺の末寺として建立され、様似の等澍院、厚岸の国泰寺と並び蝦夷三官寺と呼ばれていますが、遺跡の調査から2千年前から本州から人が渡ってきて暮らしていたことが分かっているそうです。
ボランティアの巧みなお話に時が過ぎるのを忘れるほどで、地域の方による地域のお話が観光客などを魅了することを体感しました。
駐車場から見た昭和新山。
強風のため有珠ロープーウェイが止まっていて、有珠山からの景観が楽しめなかったのが残念でした。昭和新山の駐車場近くの施設には、洞爺湖有珠山ジオパーク関係では少し展示などがありました。すべて、無料で見学できます。
翌日は西山火口の遊歩道を歩き火口まで、高校生の修学旅行生が多く、バスが5台ほど入っていました。遊歩道には枕木が設置してあり歩きやすかったです。修学旅行生にはガイド(有珠山ガイドの会)がついてお話しを聞いているグループもありました。
火山科学館が改修され、洞爺湖有珠山ジオパークの紹介施設になっていますが、今回は寄りませんでした。
ジオパークは、ただ見て帰るの観光ではなく、伝え、聞いて、感じる野外博物館学習だと感じました。