みなさま、こんにちわ!
私、昔、財布を落としてしまって、大変、慌てました。一番、大変だったのは、運転免許証の再発行です。神奈川県は、相鉄線の二俣川駅が最寄りの運転免許試験場まで行かなければなりません。免許の再発行が終わって、ヘトヘトになって帰ってきたら、家のソファーの間から見つかったのです(泣)。私は、今まで、何度か、忘れ物をしたり、落し物をしたりして困ったことがあります。でも、人生の忘れ物だけは、ないようにと思っています。人生この先、何が起こるかわかりませんが、一つだけ確かなことは、必ず、この人生を卒業しなければならないということです。いくら、健康に気を付けていても、少し、先延ばしをするだけのことです。でも、人生を卒業することは、不幸なこととは思わないでください、これは、自然なこと、当たり前のことなのです。しかも、私たちは、既に行き先が決まっています。必ず、阿弥陀如来さまが、浄土へお救い下さいます。どんなに、地位や名誉やお金があっても、どんなに人生楽しく過ごしたとしても、必ず、終わりがくる、其の時に、人間、お金が欲しいとは思わないのです。
生きているうちに、元気なうちに、一体、私のいのちは、どうなるのかということを知っておく必要があります。でも、多くの日本人は、関心がないようです。いや、むしろ、関心があっても、なるべく、考えないように、誤魔化しているだけです。なるべく、病気をしないように、健康に関心を持つ、旅行に行ったり、楽しみを見つけたり、生きがいを見つけたりするのも、とても大事なことです。生きていくためには、お金も大事です。でも、みんな、死を前にすれば、何一つ役には立ちません。元気なうちは、友達がとても多かったのに、通夜・葬儀は、家族だけで勤める方が意外と多いのです。コロナ過となり、更に多くなりました。遺言で、家族だけで勤めて欲しいと願う方が多いのです。人間は、周りの人に、出来れば、自分の元気な姿しかみせたくないのです。私は、その気持ち良く分かります。病気で、苦しむ姿を、友人たちには見せたくないし、まして、自分の亡くなった姿は見せたくないのです。友人でも、病気になれば、だんだん疎遠になります。寂しいですが、それが、現実です。でも、どんなことがあっても、見捨てることがない、私を離れることがないのが、阿弥陀如来様のはたらきです。友人も家族も誰も、自分の周りからいなくなっても、絶対に、見捨てることはないとはたらいてくださるのが、阿弥陀如来様です。そのはたらきに出会ったら、人生に忘れ物はありません。今こうして、生きている間に、仏様の前に座らせていただき、必ず、浄土へ救うという阿弥陀様のみ教えを聞けたということは、大変、ありがたいご縁なのです。