浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

坊主丸儲け

2023-04-15 15:26:00 | 日記

みなさん こんにちは!

今日は、朝から本降りの雨になっております。今日は、霊園さんで、納骨がございましたが、他には、どなたもいらっしゃらなくて、かえって良かったです。晴れていれば、土日は、お墓入りの方が、多くいらっしゃいますから、時々、納骨の際、たまたま、隣のお墓にお参りにいらした方がいらっしゃると、お互い、気まずい思いをしたりする時がありまして、今日は、かえって、雨で良かったのかもしれません。天気に関して、雨=悪い天気ということではないのですが、つい自分の都合で「今日の天気は悪いな」などと言ってしまいます。雨は、生きる者にとって必要なのに。私は、バイクでツーリングに行きますので、雨は、困りものです。やはり、晴れの方が良いのですが、思い通りにいくわけではありません。

台風シーズンになると、つい「台風が、神奈川県をそれてくれて助かった」などと言ってしまいますが、それたのは、台風が消滅したのでなく、別な場所に行ったことで、そのために、被害を受ける地域があるわけなので、言葉には、気を付けないといけません。昔は、台風が接近すると学校が休みになるかもと、ワクワクしたものですが、今の台風の勢力は、恐ろしい。いつも、御神木のシラカシが倒れないか心配で眠れないので、出来れば、こないでほしいほしいです。台風の後の境内の掃除も大変だし。昨年の今頃、御神木を思い切って伐採してしまおうかという計画がもちあがりました。もし、倒れてきたら、本堂が危ないので、しかし、樹木医さんと相談して、ギリギリまで、枝を下ろして、様子をみましょうということになりました。かなりの老木なので、もしかしたら、枯れてしまうかもしれないリスクもありましたが、今のところ、大丈夫そうで、切った場所からも、新芽が出てくれて、安心しました。一体、この木は、何百年生きているのだろうか?分からないのですが、凄い生命力だと思います。前住職である、今年90歳の父も、シラカシには、とても、思い入れが強く、伐採をしようかと考えた時は、泣いてました。父が、まだ、小学生の頃、庫裏(住職家族の住まい)で火事を出してしまいましたが、シラカシが壁になってくれて、本堂まで、火が燃え広がることがなかったのです。しかし、その火事で、木は相当なダメージをおってしまいました。近年問題になっている、キクイムシによる、ナラ枯れも、心配です。シラカシも対象なので、昨年も、キクイムシに襲われましたが、樹木医さんに来て頂き、大事には至らず助かりました。いろいろなお寺さんや神社さんを拝見すると、大きな木は、伐採されてしまうようです。今の台風の勢力は恐ろしいですし、万が一、倒れた場合のことを考えると、苦渋の決断をされたのだと思います。法徳寺には、ダイオウショウという大きな松があり、樹木医さんのアイデアで、シラカシと特殊なロープでつなげて引っ張り合うようにして、お互いを支えています。他には、地震対策やシロアリ、いろいろな心配事があります。坊主丸儲けと言われますが、お寺の維持費は、けっこう大変なのです。最後は愚痴になってしまいましたが、それでは、また、お参りお待ちしております。


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