今日は、不老山に登ってきたのですが、不老山という名前の山は、けっこう、多いのです。たぶん、名前の由来は、この山に登ると老いることがない、いつまでも、元気でいられるという言い伝えがあるのではないかと思います。不老山に登っても老いることは避けられませんが、でも、有難い名前です。この他にも権現山なども、同じ名前の山が多くあります。山は、信仰の対象なので、仏様や神様に由来するものが多くあります。最近、私が、副住職なった約30年前、４０代５０代で現役バリバリだった、古くからの檀家さんが、８０代近くになられてきました。私が、副住職になったころ、怖かった檀家さんが、「としはとりたくないものだ」「体がいうことをきかなくなった」「毎日、病院通いだよ」「そろそろ、住職に世話になりそうだ」と言われます。皆さん、今まで、頑張って生きてこられたのですから、当たり前です。特に、今まで、健康に自信があり、病気など縁のなかった方なら、尚更、思い通りにならなくなるのは辛いものだと思います。私も、そのうち、同じことを思うのでしょう。私の父も、９０歳になり、昔から歩くことが大好きだったので、今、思い通りに歩けなくなったことが、とても、辛いようです。いづれ、私も通る道なのだと思いますが、自分が、その立場になってみないと、その方の悲しみや辛さは分かりません。最近、電動カートで、歩道を走っている方をよくおみかけするようになりました。この前、ご自宅から一時間かけて、電動カートに乗ってお参りに来られた方がいらっしゃいました。往復２時間です。そんなに、充電がもつのかと、電動カートの性能にびっくりです。それにしても、そんな時間をかけてまで、お参りに来て下さる方がいらっしゃるなんて有難いことです。法徳寺は、有難いことに平坦な土地にあり、歩道も整備されています、そして、お隣の海老名市と厚木市を結ぶ、相模人道橋という（歩きと自転車のみ）橋がすぐ近くにあり、私もよく利用しますが、その橋を渡れば、相模線の社家駅がすぐそこです。
