白山洞門
臼バエ
臼バエ 竜神様
ウスバエ岬
足摺岬おとど会パンフレットより
翌日は、鳥のさえずりで気持ちよく目覚め、足摺岬の方を散策した。その日一日中、巨石を探して、足摺の山から、海岸まで駆けずり回り、こんなにワクワクして、楽しかった事はない。初めての事だ。
岬に近ずくほど自殺の名所らしく(田宮虎彦の原作の「足摺岬 」という映画が公開された頃は多かったという)エネルギーが良くないのか足が重くなってきた。私たちは、白山神社に駆け込んで、お参りしていたら、脛から足の裏にかけてビリビリしてきた。二人にそう言うと、「浄化しているのよ。」と言われた。
巨石のことについて、その頃あったジョン万ハウスの管理人さんを訪ねた。この半島は巨石だけでなく、日本で一番最初に黒潮が接岸する臼バエがあり、また足摺岬おおど会のパンフレットによると「年に2度、彼岸の中日(春分、秋分の日)とその前後3日間の1週間、臼バエの山頂に沈む太陽が、その直前に海蝕洞門(長さ約80m、巾約4m)の松尾地区側の『トオルマ』に入り足摺岬側の『サカマ』に抜けて海面を黄金色の一条の光で染める神秘的な現象が起きますが、その不思議な光景が見られる最適な場所が大戸」と 書いてあった。
上記の場所の説明や、まだ、見つかってない巨石、白山神社の御神体などがあるとの事でした。「風神アネモスがあるのであれば、雷神もあるのでは?」とお尋ねしたら、「たぶん、在るであろうけれども、まだ 見つかってません。」と言われ、何か唐人駄馬の山も人工ピラミッドではないか?沖から、見たら...。」確かに、足元は柔らかだった。沖からと言われたが何が見えるかは残念ながら覚えていない。
私達はお清め用の水とお神酒を買い求め、お昼用に、パイなどの腹持ちの良い菓子を買い、山中へ走った。白山神社の御神体であるいわくらをお清めして他の巨石を探した。残念ながら、写真を貰っていたが、見つからないのでこのブログに載せられない。
それから、ウスバエに行った。薄暗い林の中を出ると、急に視界が開け、五葉松の緑と薄茶色ノゴツゴツとした2色のコントラストが鮮やかで、私は、思わず立ち止まった。後日、小学生と中学生だった姪といった時、二人は「ロードオブリングの冒頭シーンみたいだ。!」と言った。
降りていった先に竜神様を祭っている神社があり、お清め後、二人は朗々と歌った。金龍と銀龍が昇ったそうだ。残念、私には見えない。
岩は自然の階段のようになっており、海面まで歩いていく事ができた。はるか昔、ここに黒潮に乗って、人々が上がったのであろうと思いを寄せた。
その後、風神アネモスの庭に行き、高い石の上で、しばらく休憩し、エネルギーを頂いた。その晩、広場で催し物があるので、人が多かった。
夜は、広場で催された土佐琵琶と踊り、ゴスペルシンガーの歌を遅くまで楽しんだ。
翌日、四万十川沿いを走って岐路についた。
ノワタリさんたちとお別れして、私の住んでいる町外れまで来たとき、それまでと違ったエネルギーの粗さを感じ現実に戻った。