社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

事故には気をつけて。

2004年12月21日 21時55分33秒 | Weblog
 今日、交通事故が起きた…という連絡が入りました。現場は、私が仕事中だった場所から約10分ぐらいの県道です。それで、急いで現場に駆けつけました。

 事故の内容は、信号が赤になったのでブレーキをかけて止まったら、後ろの車がぶつかってきたと言うもの。幸い、双方けがはありませんでした。それでも警察を呼び、人身になるかもしれないので、現場検証だけはすませていました。(この程度の事故だと、被害者が、人身にすると言わない限り人身にはならない。その場合、医師の診断書が必要になる。) 

 今回の事故は、あまりもめないと思います。しかし、もめる例も多々あるのです。

 私が会社にいた頃の話です。会社の先輩が事故を起こしました。相手は、自転車です。被害者?は、「大丈夫。」と言って、家に帰ったらしいのですが。次の日、いきなり「やはり痛い。」と言い出したのです。当然、痛いのが本当かどうかは本人にしかわかりません。そこから、人身事故に切り替え。先輩は罰金を払わされました。

 信じられないかも知れませんが、医師は、簡単に診断書を書きます。ひどい例では、窓口で診断書を要求されたのを診察なしで書いてしまったということもありました。その診断書を元に行政処分(免許停止や免許取消)が決まってしまう事すらあるのです。

 12月。忙しいし、あわただしいでしょうが、やはり、事故だけは起こしたくありませんね。下手をすると事故処理が正月までずれ込んでしまいますし。運転の荒い時期ですが、安全運転を心がけたいものです。 
 

そんな自己申告制度は意味がありません2。

2004年12月21日 19時19分03秒 | Weblog
 ある会社の話です。なぜかは知らないのですが、その会社は、社会保険労務士が数人ついていました。労働保険は○○事務所。社会保険は○○事務所。そして、私が助成金関係を依頼されていました。

 ところが、ある日、事務員さんと話をしていたら、賃金体系再構築のため、新しい社労士が入ると言うのです。そして、最初に行うのが「自己申告制度の導入」とのこと。

 私は断言しました。おそらく、その自己申告制度は定着しないだろうと。理由は、社長の性格にあります。

 社長さんは典型的なワンマン社長さんなのです。以前、社内提案制度を実施した時に、忌憚ない意見を書いた社員を干して、会社を辞めるように仕向けた事があるのです。(実際辞めてしまわれたそうですけど。)

 自己申告は、少なくとも、本当に思っている事が書けないと意味をなしません。うわべのことをやっても意味がないのです。まず、「自己申告制度ありき」ではなく、社長の意識改革を始めにやらない限り、この会社での自己申告制度定着は定着するわけがないのです。

 人事制度は、社長や管理職の考え方が変わらない限り、変えるべきではないと思います。そうしないと高いお金を取られただけで、もとの木阿弥になりかねないのです。そんなお金があるのなら、少しでも社員に還元した方がましだと思います。