
12月10日
日経平均 2万8437.77円(-287.70円)
TOPIX 1975.48(-15.31)
出来高 11億1409万株
長期金利(新発10年国債) 0.050%(+0.005)
1ドル=113.58円(0.10円安)
12月6日 2万7927円 10億8694万株 2兆5071億円
12月7日 2万8455円 12億9111万株 3兆1135億円
12月8日 2万8860円 12億1977万株 3兆0620億円
12月9日 2万8725円 9億8472万株 2兆3166億円
12月10日 2万8437円 11億1409万株 2兆6680億円
■株探ニュース 2021.12.11
--------------------------------------------------------------------------------
今週の【早わかり株式市況】3週ぶり反発、オミクロン株への警戒後退や米株高で買い戻された
■今週の相場ポイント
1.日経平均は3週ぶり反発、週央にかけて連日の大幅高で週間では400円強上昇
2.新型コロナのオミクロン株への警戒感和らぎ、先物主導で広範囲に買い戻される
3.NYダウの今年最大上げ幅受け市場心理改善、7日(火)は97%の銘柄が上昇
4.週後半は再び利益確定の売りに押され、日経平均2万9000円台回復はならず
5.週末は米CPIなどの重要指標発表を前に見送りムード、商いも盛り上がり欠く
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比408円(1.46%)高の2万8437円と3週ぶりに反発した。
今週は新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が経済に与える影響が懸念されるなか、週末にメジャーSQ算出を控え不安定な値動きが予想された。
週前半はオミクロン株への警戒感が和らいだことを背景に、先物主導で日経平均が急騰し、相場の底入れを印象づけた。
ただ、週末は米国の重要経済指標の発表を前に手仕舞い売りで安くなった。
週明け6日(月)は日経平均が反落となった。
前週末の米国株市場でハイテク系グロース株に売りがかさみ、ナスダック総合指数が大きく下げたことで投資家心理を冷やした。
ただ、押し目買い意欲は強く後場下げ渋る形に。
7日(火)は一気にリスクオフの巻き戻しが進み、日経平均は500円あまりの急反発をみせた。
前日の米国株市場でNYダウが今年最大の上げ幅を記録、これを受け主力株中心に広範囲に買い戻しが進んだ。
全面高様相で値上がり銘柄数は東証1部全体の実に97%に達した。
8日(水)も前日の余勢を駆って大幅続伸。
オミクロン株に対する懸念後退で前日の欧州株市場が軒並み大きく買われたほか、米国株市場でもナスダック総合指数が急伸するなどでリスク選好ムードが強まった。
東京エレクトロンなど半導体製造装置関連が物色人気を集め全体相場を牽引した。
9日(木)は3日ぶり反落。
前日までの2営業日合計で日経平均が900円を超える上昇をみせていたこともあり、目先利益確定の売りが優勢となった。
日経平均は2万9000円台まであと一歩届かず。
そして週末10日(金)は続落。
米国の11月消費者物価指数(CPI)などの経済指標を見極めたいとの思惑から終盤手仕舞い売りが加速した。
全般商いは薄く、メジャーSQ算出日で上乗せがあったにもかかわらず、東証1部の売買代金は2兆6000億円台にとどまっている。
■来週のポイント
今週は相場底入れの兆しが出てきており、来週は明確な底入れに向けて2万9000円台回復を目指す展開が期待される。
重要イベントとしては、国内では13日朝に発表される日銀短観と10月機械受注統計や16日朝に発表される11月貿易統計、16日~17日に開催される日銀金融政策決定会合が注目される。
海外では14日~15日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)や15日に発表される中国11月の小売売上高と鉱工業生産、米国11月小売売上高、16日に発表される米国11月の住宅着工件数と鉱工業生産に注視が必要だろう。
■日々の動き(12月6日~12月10日)
12月6日(月) 反落、米ハイテク株安でリスク回避の売り優勢
日経平均 27927.37(-102.20) 売買高10億8694万株 売買代金2兆5071億円
12月7日(火) 急反騰、オミクロン株への警戒感が和らぎ買い優勢
日経平均 28455.60(+528.23) 売買高12億9111万株 売買代金3兆1135億円
12月8日(水) 大幅続伸、欧米株高を受けリスク選好の買い継続
日経平均 28860.62(+405.02) 売買高12億1977万株 売買代金3兆0620億円
12月9日(木) 3日ぶり反落、メジャーSQを控え利益確定売りが優勢
日経平均 28725.47(-135.15) 売買高9億8472万株 売買代金2兆3166億円
12月10日(金) 続落、米ハイテク株安で利益確定売りが優勢
日経平均 28437.77(-287.70) 売買高11億1409万株 売買代金2兆6680億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、26業種が上昇
(2)INPEXなど鉱業が値上がり率トップ
(3)日本製鉄など鉄鋼、ダイキンなど機械、商船三井など海運といった景気敏感株が買われた
(4)三菱倉など倉庫・運輸、セブン&アイなど小売り、ヤクルトなど食品といった内需株が総じて堅調
(5)輸出株はキーエンスなど電機が上昇も、HOYAなど精密機器、日産自など自動車は軟調
(6)金融株は野村など証券、東京海上など保険、ゆうちょ銀など銀行は高いが
オリックスなどその他金融は低調
(7)日水など水産・農林が値下がり率トップ
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) メタバース 世界的に大手参入の動き活発化
2(2) 半導体
3(3) 半導体製造装置
4(8) 人工知能 反撃開始へ! AI・DX関連の業績変貌株
5(6) 2021年のIPO 12月IPO本格スタート、異例の33社登場で超ラッシュ状態に
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)