11月4日
日経平均 2万7199.74円(463.65円安)
TOPIX 1915.40(25.06ポイント安)
長期金利(新発10年国債) 0.250%(変わらず)
1ドル= 147.88 - 147.89(0.55円安)
10月31日 2万7587円 12億2850万株 3兆1853億円
11月1日 2万7678円 12億3255万株 3兆1220億円
11月2日 2万7663円 14億3069万株 3兆3798億円
11月4日 2万7199円 16億3916万株 3兆7063億円
■株探ニュース 2022.11.5
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今週の【早わかり株式市況】2週続伸、週末急落も業績好調な個別株が下支え
■今週の相場ポイント
1.日経平均は小幅ながら2週連続上昇、週末急落も週初の大幅高が生きる
2.前週はNYダウが6連騰、特に週末は800ドル超上昇し日本株にバトン
3.今週は米国株がリスクオフ、日本株も逆風環境ながら下値抵抗力を発揮
4.企業の好調な決算発表は個別株物色を誘発、全体指数を支える役割担う
5.FOMC後のパウエル議長の会見を経て、引き締め長期化への思惑再燃
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比94円(0.35%)高の2万7199円と2週連続で上昇した。
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後に波乱含みの地合いとなった。
国内では「文化の日」の祝日があった関係で4営業日となったが、米国株が大きくリスクオフに傾く展開となるなか、日本株は健闘したともいえる。
日経平均は週初の大幅高が生きる展開となり小幅ながら前週末終値を上回る水準で今週の取引を終えた。
週明け10月31日(月)はリスク選好の展開となり、半導体関連などを中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は500円近い大幅高。
前週末の米国株市場では予想を上回る企業決算が相次ぎ、これを好感する形でNYダウが800ドル超の上昇を演じ6連騰を記録。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も急反発に転じ、これらを週明けの東京市場が引き継いだ。
名実ともに11月相場入りとなった1日(火)も前日の余勢を駆って日経平均は続伸。
米株市場では長期金利上昇などを嫌気してNYダウが久しぶりに反落したものの、香港株を中心としたアジア株高が市場のセンチメントを強気に傾けた。
ただ、FOMCの結果とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を日本時間3日未明に控え、上値では積極的な買いが入らなかった。
2日(水)は強弱観が対立し日経平均は狭いレンジでのもみ合いとなり、結局小幅マイナス圏で引けた。
個別では好決算銘柄に買いが集まり全体相場を支える役割を担った。
だが、FOMCを目前に総じて終始模様眺めムードが強かった。
3日(木)は文化の日で休場。
週末4日(金)は、日経平均が460円あまりの急落となった。
パウエル議長の記者会見後、金融引き締めが長期化することへの警戒感から米株市場は2日にわたり大きく下値を探る展開となり、東京市場もそれに追随する格好となった。
来週は国内企業の決算発表がピークを迎える。
引き続き好決算銘柄に物色の矛先が向くことが予想されるほか、全体としても好決算が相次いでおり相場の浮揚に一役買うことが期待される。
一方、米国の重要指標や中間選挙の結果がリスクオフの流れを強めることにつながる可能性もあるため注意が必要だ。
重要イベントとしては、国内では8日に発表される9月景気動向指数、11日のオプションSQが注目される。
海外では7日に発表される中国10月貿易収支、8日に行われる米国中間選挙、9日に発表される中国10月の消費者物価指数と生産者物価指数、10日発表の生産者物価指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(10月31日~11月4日)
10月31日(月) 3日ぶり反発、米株上昇を受け約1ヵ月ぶりの高値
日経平均 27587.46( +482.26) 売買高12億2850万株 売買代金3兆1853億円
11月1日(火) 続伸、アジア株高を追い風に頑強な値動き
日経平均 27678.92( +91.46) 売買高12億3255万株 売買代金3兆1220億円
11月2日(水) 3日ぶり小反落、FOMCを控え狭いレンジでの推移
日経平均 27663.39( -15.53) 売買高14億3069万株 売買代金3兆3798億円
11月4日(金) 続落、米金融政策の先行きに不透明感で売り優勢
日経平均 27199.74( -463.65) 売買高16億3916万株 売買代金3兆7036億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、19業種が値上がり
(2)値上がり率トップの三井物など商社を始め、INPEXなど鉱業、住友鉱など非鉄といった資源株が大幅高
(3)輸出株はソニーGなど電機、コマツなど機械が買われた一方、HOYAなど精密機器は大きく売られた
(4)内需株はまちまち。JTなど食料品が高く、エムスリーなどサービス、KDDIなど情報通信は安い
(5)三菱UFJなど銀行、東京海上など保険、オリックスなどその他金融といった金融株が堅調
(6)値下がり率トップはLIXILなど金属製品
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(3) 円安メリット
2(5) メタバース
3(2) 半導体 「半導体大相場」へ復活の号砲! 覇道を行く「中小型特選6銘柄」
4(22) サイバーセキュリティ
5(6) 防衛 北朝鮮の相次ぐミサイル発射で
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)