ステムベアリングの交換が終わりましたので、、、
最後のステージに進みます。。。
フロントフォークの分解整備です。。。
トップキャップを外して、、、
フォークオイルを排出いたします。。。
この650は、、、最終年式2007年モデルの個体で、、、
当店で新車販売して、、、その後も当店でメンテナンスをしていました。。。(オーナー様は途中で交代されましたが)
で、、、老メカの、、、この個体の記録、記憶をたどると、、、
フロントフォークのオーバーホールは、、、
やった事が無い、、、です。。。
10年ほど経過していますが、、、初オーバーホールになります。。。
フォークオイル、、、下の方に溜まっていたオイルには、、、汚れが見られますね。。。
それとです、、、が、650のサービスマニュアルには、、、
オイル量、油面の記載があるのですが、、、
オイルの油種が記載されていません。。。
H社のフォークオイルですと、、、ウルトラCOとかウルトラCOSPECIL-ⅡやⅢ、Ⅳ が現在のラインナップですが、、、
出てきたフォークオイルですが、、、
指で触ってみると、、、ちょっと粘りっ気があるような、、、糸を引く、、、ネバネバ感が、、、あります。
上記の純正オイルの粘度は、、、5Wまたは10Wですが、、、こんなに粘る事はありません。。。
なんか、、、違うんだよなあ。。。
老メカ、2004年モデルのDK仕様新車を自分用に買いまして、、、で、、、もちろんフロントフォークのオーバーホールやフォークオイルの交換を、、何回もやりました。。。
そんなフォークオイル交換の時、、、初回に出てきたオイルが、、、もっとベタベタ、、、ネバネバ、、、のオイルでした。。。
もう、、、水飴のような、、、という表現が当てはまる、、、オイルで、、、
その当時、もう1台、、、よく一緒に走った、、、C君の650のフォークオイルも、、、同様なオイルと記憶しています。。。
当店、、、リアショックのオーバーホールは、、、毎回、、、腕の良いサスペンション屋さんにお願いしていますが、、、いつだったかな?以前に、、、650のフォークオイルが変なので、相談をしたのですが、、、新品組立て時はフォークメーカーの使用オイル(専用オイル)が入っている可能性がありますので、、、バイクメーカー純正オイルとは限らない、、、との返答を。。。
サービスマニュアルに指定オイルが書いてない、、、のだから、それもそうかな、、、と、当時は思いましたね。。。
それと、メーカーの国内サービス課では、、、逆車のサービスはしていませんので、、、このフォークオイルの謎は、、、今でもそのまま謎のままになっています。。。老メカの中では。。。
フォークを分解していきます。。。
老メカの、、、自分の650のフォークをバラス為に、、、専用工具を買いました。。。(当時、自分用だったので、自腹でこの工具やパーツリスト、サービスマニュアルを買いました)
ダンパー調整付きですので、、、下部ボルトも慎重に外します。。。
はい、、、
全部分解。。。
キレイに洗って、、、
組み込みですが、、、
メタルやオイルシール、オーリング、ワッシャーなどは新品に交換して、、、
組み込み、、、
フォークオイルは、、、純正の、、、
COの10Wを入れました。。。
このオイルの色は、、、ちょっとピンク色をしていますので、、、元の入っていたオイルとは種類が違うと思います。。。
で、、、十分なエア抜きをして、、、
油面は、、、マニュアル値の120mmに調整。。。
ということで、、、フォークのオーバーホールは、、、完成です。。。
交換した部品です。。。
写真には載っていませんが、、、フォークスプリングとフォークブーツも新品にしました。。。
フロントフォークの油面120mm、、、は基準の寸法、、、サービスマニュアルに書いてありますが、、、
オーナーズマニュアル(新車に付属の取説)には、、、90~155mmの範囲でのセッティングを、、、と。。。
乗り方、乗る場所、、、さまざまな要因で調整は必要ですが、、、油種を決めて、、、その後にどうする? というところですので、、、これでやっと始まりなのかもしれませんね。。。
ダンパーの調整は、、、
コンプ 11
リバウンド 9
が、標準クリックで、、、分解前も同じクリックでしたので、、、また同じにしておきましたよ。。。