キャブレターの組み付けです。。。
間違えると、、、いけませんので、、、
サービスマニュアルを見ながら、、、
ニードルジェットホルダーを取り付けて、、、ロックナットを締めます。。。
このロックナットが、、、2個目の、、、あれッ。。 になります。。。
この650のキャブって、、、メインジェットの交換が出来るように、、、フロートチャンバー下部にプラグが付いています。。。
でも、、、ニードルジェットホルダーのロックナットが緩んでいると、、、メインジェットの交換時にホルダーごと緩んでしまうので、、、メインジェットは外す事が出来ません。。。という、、、あれッ。。でした。。。
メインジェットを取り付けますが、、、
ガソリンが暴れないように、、、整流用のカップが共締めされています。。。
これが、、、あれッ。 の1個目です。。。
正しくはこの様に。。。です。。。
フロートバルブ&フロートの取り付けですが、、、
フロートレベルは、、、16.0mm、、、です。。。
で、、、油面は、、、
サービスマニュアルには、、、あれ、、、記載がありません。。。
そうなんです、、、書いてないんですよ。。。
フロートレベルは、、、まあ合っていますので、、、
これで、、、進めていきます。。。
フロートチャンバー内には、、、
細い真鍮のパイプがあります。。。
横から見ると、、、こんな具合に、、、
このパイプが、、、ガソリンがオーバーフローした時に、、、外部に放出するパイプになります。。。
合わせ面から8mmほど突き出ていますので、、、
キャブ内の実油面がこの高さに達すると、、、オーバーフロー、、、という事になります。。。
オーバーフロー、、、原因は???
フロートバルブにゴミが挟まる。。。
フロートバルブ先端やフロートバルブホルダーのシートが摩耗、変形した。。。
フロートが引っかかって動かない。。。
フロートの浮力が無くなった。。。
などなど、、、ありますが、、、
以前に他のバイクで、、、フロート、ピン、フロートバルブ、フロートバルブホルダー、、、関係部分を全部新品に交換して組み付けしまして、、、
その後に実油面を測った所、、、基準油面から外れてしまい、、、フロートの調整をし直した。。。こんな事がありました。。。
個々の公差の積み重ねで、、、基準油面から外れてしまったのか? 新品だからといって、、、油断が出来ません。。。
オーバーフローすると、、、外部にガソリンが出るだけではなく、、、エンジンは不調になりますので、、、キャブレター車では気にしないといけない部分ですね。。。
エアーカットバルブの組付けです。。。
あれッ。。。 3個目のところです。。。
赤矢印の部分に、、、小さなOリングが使われていますが、、、
青矢印の所に嵌っていました。。。
ところどころ誤組が見られるので、、、注意してくださいね。
この小さなOリングですが、、、よーく見ると、、、リングの断面がD型しています。。。
なので、、、サービスマニュアルでは、、、取り付けに裏表があるので、、、間違えないように。。。と。。。
こんなところで、、、組み付け完了し、、、
組み付け後の実油面を測ってみました。。。
分解前と比べると、、、1.5mm、、、くらい低くなったかな???
良い具合???
これでいってみますか。。。
ブリーザーホースも、、、
取り付けて、、、
完成です。。。
今、、、
ちょうど、、、
もう1台、、、
預かっている、、、
Kさんの650も、、、
ちょっとテストしてみます。。。
1年前にキャブレターはオーバーホールし、、、
今年も走り回っていて、、、
絶好調!!!
と言っていましたので、、、
実油面の比較にはちょうど良い車両です。。。
で、、結果は、、、
ほぼ、、、同じですね。。。
サービスマニュアルには記載されていませんが、、、
650の実油面は、、、
+4mm前後ですかね。。。