遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

石垣島のフライトエリア

2009-07-10 22:04:26 | PARAGLIDER
石垣島で撮った写真をまとめました。とりあえず、パラグライダーの写真を10枚。まだまだあるんですが、それは追々掲載していきましょう。
明石(あかいし)エリアと伊原間(いばるま)エリアで飛んだんですが、テイクオフにクルマで乗りつけられる明石では僕もフライトできました。しかし、グライダーを担ぎ上げなければならない伊原間ではテイクオフに上がることさえ出来ませんでした。伊原間から明石へは飛んで移動できまして、今回のフライトツアーの仕上げとして校長さんはこの両エリアをフライヤーを連れて渡りたかったようですが、残念ながら出来ませんでした。連れてきたお客の半分が講習生だったのでしょうがないですね。
これらのエリアのランディングは牧場または砂浜なので、どこでも降りていいのがいいとこなんですが、要所に吹き流しは立っていません。明石のクラブハウスには1本立ってますが・・・。そういうエリア環境だと、『講習生』と『パイロット』の違いが結構分かりやすいことに気がつきました。吹き流しがあろうが無かろうが、着陸時に風に正対できているのがパイロットで、不正確なのが講習生。基本的にリッジエリアなんで、飛んでいる最中は風向や風速について全神経をピーンと張り巡らせながら飛んでいるはずなんですが、講習生はなーんとなく飛んでるんですな。リッジ(斜面上昇風)は地形による風の吹き上げなので、風の強さと向きが絶対的に重要です。しかも風向きと強さは永遠不変なものではなく、当然時々刻々と変化するものです。パイロットならこれを考えながら飛んでいるのがあたりまえなんですよ。伊原間は斜面上昇風を作る壁が湾曲しているために地面近くの風向きと強さは降りる場所によって微妙に変化しています。しかも、熱上昇風も涌いている。これにきちんと合わせないといけない。ここでハードランディングしているようでは細かいコントロールが出来ていないってことです。練習してチョ。獅子吼のランディングが荒れる時はもっとすごいよ。(笑)
テイクオフで苦労する講習生さんもいましたが、緩斜面での立ち上げは大倉岳の練習場でも獅子吼のランディング場でも出来ます。緩斜面だとついやたらと走っちゃいますが、それはダメ。練習ではどこまでに上げ切るかあらかじめ自分で決めてないとあかん。できればフロントで構えて3歩で頭上に翼を上げきってください。スキー場エリアじゃない限り、走れる距離には限度があるもんです。それから、変なグラハンテクニックを磨くよりも頭上でグライダーを静止させる練習をとことんやる方が安全な離陸にプラスですよ。

本日のお酒:手取川純米吟醸 石川門
コメント (3)
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