退院しました。
診断書を書いてもらうために1階受付ロビーのカウンターにいったらパラフライヤーのAさんがいました。たぶん事故を見てた彼女は書類申請書をチャチャチャっと仕上げてくれましてありがたかったです。「すんませんでした。以後気をつけます」という、申請書を出す退院患者があまりしない挨拶をする羽目になりました。事故って怖いですね☆
6月26日日曜日、風の向きはほぼ真正面でしたが強くて誰も入山しない状態。でも、午後になれば徐々に落ちていくと言う予報。上で待つことにして、僕とまっちゃん、N亀さんの3人で入山しました。上がってみると翼を広げるのも躊躇するような風で、ザックを置いて長い休憩。N亀さんだけは装備を出して風待ちしてました。彼は仕事があるとかで時間制限があったそうです。結局、出した装備を片付けて仕事に向かいました。そうやってるところへ、お隣のスクールで入山されたパイロットさんが離陸を始めました。3〜4回立ち上げを失敗しましたが、弱くなったタイミングで空にでてしまった。それをみても僕とまっちゃんは飛ぶ気にならない。あのコンディションで飛んで楽しいイメージが涌かなかった。しばらくするとうちのスクールで入山したパイロットや講習生達が入山。勇者ナベさんがC5で離陸。CURE (EN-C)高Mさんは立ち上げに苦労した。しかし、AirDesign RISE (EN-B)は離陸していった。名手高MさんがCUREを立ち上げるのに苦労するのをみてると風が微妙にまいている感じがしてた。それを良く見て、僕もPASSION (EN-C)を立ち上げると、頭上で出来上がった翼はその場で僕を宙に浮かせた。そのままポッドハーネスに足を入れ・・・入れt・・・右側から翼がつぶされた。あとでRさんから7〜8割つぶれてたとのこと。頭上に目をやることはしなかったが、左翼端が少し残ってるだけなのは感じてた。そこで一瞬躊躇してしまった。翼回復させるために走らせるべきなのか、スピンを止めるためにブレークをひくべきか。ハーネスのポッドに片足が引っかかったままスパーんとスピンし強い追い風を背負い。斜面にそのまま突っ込んでしまった。ぶつかる最後の瞬間まで、僕は斜面の草一本一本を判別できるくらい見ていた。そのまま激突。左眼窩低骨折。
ちょっとは顔をそむけるとかすればよかったんに・・・。
入院した病院の消灯は9時半で起床は6時です。同室の皆さんはもっと早起きなので、正直、6時前にはあっしも起きてました。
テロ犠牲7人、羽田空港到着…岸田外相ら黙とう
ダッカで凶弾に倒れた方々をお迎えする日本政府のセレモニーはほとんどライブで見ました。ご家族はさぞ悔しいことでしょう。心からお悔やみ申し上げます。
眼窩底の骨はショックアブソーバーのような役目を果たしまして、眼球がつぶれないようにそっちが折れるようになっているそうです。
今日、病院から帰宅してパラグライダースクールに挨拶の電話を入れました。事故を目撃した千D隊長のお話も聞けました。(彼はパラグライディングだけでなく、ハンググライディングもスカイダイビングも指導者ライセンスを持っています)地面にぶつかる時に転がるのが怪我をなんとか最小限にする動作なんですが、僕のケースでは転がれるような角度ではなかったとのこと。また、顔の前にガードが全くない夏用のヘルメットだったのがよかった可能性があるとのこと。チンガードのあるフルフェイスをかぶっていた場合、チンガードが地面にぶつかる際にてこの原理で最大衝撃が首にかかったかもしれないと・・・スカイダイビングでは時々あるらしい・・・結果論だが、僕の怪我はあの状況では最小だったかもと。
もちろん、すべて「たられば」です。でも、こういう「たられば」はいろいろと話を聞いたり考えたりした方がよいと思って、書いちゃいました。
では、入院生活のおかげで10時すぎちゃうとめちゃ眠くなる習慣になっちまったので・・・。
本日のお酒:ないってば
診断書を書いてもらうために1階受付ロビーのカウンターにいったらパラフライヤーのAさんがいました。たぶん事故を見てた彼女は書類申請書をチャチャチャっと仕上げてくれましてありがたかったです。「すんませんでした。以後気をつけます」という、申請書を出す退院患者があまりしない挨拶をする羽目になりました。事故って怖いですね☆
6月26日日曜日、風の向きはほぼ真正面でしたが強くて誰も入山しない状態。でも、午後になれば徐々に落ちていくと言う予報。上で待つことにして、僕とまっちゃん、N亀さんの3人で入山しました。上がってみると翼を広げるのも躊躇するような風で、ザックを置いて長い休憩。N亀さんだけは装備を出して風待ちしてました。彼は仕事があるとかで時間制限があったそうです。結局、出した装備を片付けて仕事に向かいました。そうやってるところへ、お隣のスクールで入山されたパイロットさんが離陸を始めました。3〜4回立ち上げを失敗しましたが、弱くなったタイミングで空にでてしまった。それをみても僕とまっちゃんは飛ぶ気にならない。あのコンディションで飛んで楽しいイメージが涌かなかった。しばらくするとうちのスクールで入山したパイロットや講習生達が入山。勇者ナベさんがC5で離陸。CURE (EN-C)高Mさんは立ち上げに苦労した。しかし、AirDesign RISE (EN-B)は離陸していった。名手高MさんがCUREを立ち上げるのに苦労するのをみてると風が微妙にまいている感じがしてた。それを良く見て、僕もPASSION (EN-C)を立ち上げると、頭上で出来上がった翼はその場で僕を宙に浮かせた。そのままポッドハーネスに足を入れ・・・入れt・・・右側から翼がつぶされた。あとでRさんから7〜8割つぶれてたとのこと。頭上に目をやることはしなかったが、左翼端が少し残ってるだけなのは感じてた。そこで一瞬躊躇してしまった。翼回復させるために走らせるべきなのか、スピンを止めるためにブレークをひくべきか。ハーネスのポッドに片足が引っかかったままスパーんとスピンし強い追い風を背負い。斜面にそのまま突っ込んでしまった。ぶつかる最後の瞬間まで、僕は斜面の草一本一本を判別できるくらい見ていた。そのまま激突。左眼窩低骨折。
ちょっとは顔をそむけるとかすればよかったんに・・・。
入院した病院の消灯は9時半で起床は6時です。同室の皆さんはもっと早起きなので、正直、6時前にはあっしも起きてました。
テロ犠牲7人、羽田空港到着…岸田外相ら黙とう
ダッカで凶弾に倒れた方々をお迎えする日本政府のセレモニーはほとんどライブで見ました。ご家族はさぞ悔しいことでしょう。心からお悔やみ申し上げます。
眼窩底の骨はショックアブソーバーのような役目を果たしまして、眼球がつぶれないようにそっちが折れるようになっているそうです。
今日、病院から帰宅してパラグライダースクールに挨拶の電話を入れました。事故を目撃した千D隊長のお話も聞けました。(彼はパラグライディングだけでなく、ハンググライディングもスカイダイビングも指導者ライセンスを持っています)地面にぶつかる時に転がるのが怪我をなんとか最小限にする動作なんですが、僕のケースでは転がれるような角度ではなかったとのこと。また、顔の前にガードが全くない夏用のヘルメットだったのがよかった可能性があるとのこと。チンガードのあるフルフェイスをかぶっていた場合、チンガードが地面にぶつかる際にてこの原理で最大衝撃が首にかかったかもしれないと・・・スカイダイビングでは時々あるらしい・・・結果論だが、僕の怪我はあの状況では最小だったかもと。
もちろん、すべて「たられば」です。でも、こういう「たられば」はいろいろと話を聞いたり考えたりした方がよいと思って、書いちゃいました。
では、入院生活のおかげで10時すぎちゃうとめちゃ眠くなる習慣になっちまったので・・・。
本日のお酒:ないってば