アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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ゼロの未来

2017-09-16 08:07:44 | 日常
今日は日中の最高気温が23度!?
午後も散歩に出られそう♪って言いたいところだけど、台風が近づいてる影響で雨がいつ降るやら?なんですよね。
とりあえず、午前中に秋モードになったはずの和菓子屋さんに行って、ステキ和菓子を幾つか買ってくるか〜。
(夏限定の水羊羹、水まんじゅう、麩まんじゅう、甘夏もち、そしてあんみつも美味しかった♪)

話は変わりまして、

『ゼロの未来』。
私の大好きな映画監督の1人、テリー・ギリアム氏による2013年の作品です。
(日本での公開は2015年。)

テリー・ギリアム氏といえば『モンティ・パイソン』に始まって、『バンデットQ』『未来世紀ブラジル』『バロン』の3部作、『フィッシャー・キング』に『12モンキーズ』に『Dr.パルナサスの鏡』などなど、一癖も二癖もある作品の数々を生み出している鬼才。
私は中でも『未来世紀ブラジル』がメチャクチャ好きなんですよね。
会社員をしていた私が、今のこの職に就くきっかけとなったのはこの映画に出会ったおかげと言っても過言じゃない、まさに人生を変えてくれた1本です。

そんな『未来世紀ブラジル』に近いタイプの本作、とってもよかった!そして深い!
序盤から難解かつ速いテンポで進む近未来映像、一般客はドン引きだろうなぁって感じですが、そこがギリアム監督好きにとってはたまらないところ。(^^;)
今はもう一度始めからじっくり見直したい、そんな気持ちです。
自分の殻の中に引きこもりがちな現代人を風刺した素晴らしい作品なので、「SF?興味ないな。」とか「自称インテリ向けの小難しい作品?」そんなこと思わずにぜひ多くの人に見てもらいたいです。
難解な描き方なのは本当だけど、ギリアム監督らしいお笑い要素も満載ですし、何より美術が美しい(というか面白い)。
一度で全てを理解しようと頑張りすぎないよう、肩の力を抜いて世界観のみを楽しむつもりで見れば、きっと心に引っかかるものが何かしら見つかると思います。
なにせ、現代を生きている私たち自身が風刺されている作品なのですから。

ギリアム監督の最新作は『ドン・キホーテを殺した男』。
今年に入ってようやく撮影終了宣言があったみたいだけれど、公開はいつになるんだろう?
ドキュメンタリー映画『ロスト・イン・ラマンチャ』も見た身としては、早く完成品が見たくて仕方ないです。