ザ・マイケルブログ!

Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

💘 ハッピーバースデー、リチャードコシミズ! (^o-y☆彡

2021-08-09 10:38:17 | リチャードコシミズ



リチャードさん ――― ハッピーバースデー66才!

お元気ですか? あなたの誕生日、あの黒柳徹子さんとご一緒だったんですね。知らなかったよ。
あなたもすっかり陰謀論界のマイナー筋になっちゃったようで、最新の FACTの紹介動画見て、僕、笑っちゃいました。
なんと出番がベンちゃんの5分の1もないとは……。
うわちゃあ、可哀想すぎるぜ、RK…。光陰矢のごとしですな、まさに(笑)

にしてもあなたが年金を受給できる身分だったとは驚きでした。
そちらの役所筋に連絡しといたから、電子書籍の儲け、更新による儲けなどもしっかりと申告しとくようにね。
でないと知らないよ、僕は。

しかしながらイベルメクチン一本で客釣るのは、いくらなんでも限界だと思うよ。
どうせやるなら、さゆふらさんや寺尾氏くらいの「 ノーマスクデモ 」くらいはやらなくちゃ ―――
あれくらのピエロ覚悟がなけりゃ、今時分衆目を集めるなんてむりでしょう。
どんな商売でも営業かけるっていうのはいちばんの基本なんだから。
胡乱で胡散臭い商売といえども、彼等はきっちしその基本を守ってる。
あなたが沈み、お弟子の彼等が浮上するのは当然の成り行きでしょう。
もちろん「 所詮は陰謀論 」だから、彼等の上限も見えてますけどねえ……。

お。もひとつご報告 ―――

ワクチン摂取したあなたのお母さんと息子さんは、あなたの説の反証のようにお元気です(笑)

あと大事なこと ―――
陰謀論は受難の時代に突入しました。

一般人がみんな、露骨にあなたがた陰謀論者のことを嫌いはじめてる。
うかうかしてたらマジで魔女狩りが始まるよ ――― それくらいみんな怒ってる。

そのへん Twitter で確認あれ。これ見たら、陰謀論に明日はないと誰だって思うよ。
いい加減、情弱相手の商売なんかやめなよ ――― じゃあね。

  マイケル










付録 ☆リチャードコシミズ通報案内  


















  facebook通報方法
 (Unknown)  2021-06-01 06:29:44
https://ja-jp.facebook.com/communitystandards/

https://ja-jp.facebook.com/help/1380418588640631?ref=community_standards

facebookは対処が早いよ
























 



https://plaza.rakuten.co.jp/lalameans/diary/202104210002/comment/view/



 

 

 







 

 

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         Unknown (洗濯バサミ)
2021-03-14 10:19:41
以前から未承認薬の広告を禁じた薬機法第68条に抵触してたとは思いますが、ここ数日でアビガンのジェネリックが届き始めて一気に犯罪臭がしてきましたね。
仮にエボラの時と同量の予防的投与なるものをしようとしたら、本来新型インフルエンザ感染時に定められた4倍の量になるのだから正気じゃない。

下記のURLから匿名で通報できますのでご協力ください。

http://iryoukoukoku-patroll.com/

  >----------------------- Original Message -----------------------

  > 【送信日時】

  > 2020:12:04:19:05:20

  >

  > 【権利侵害にあたると思われる当社サービス】

  > http://richardthekoshimizu.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-1d1ad6.html

  >

  > 【権利侵害情報】

  > ~横浜市の〇〇〇さん、注文をお断りしました。老人介護士施設でのHKKSJNでお忙しいでしょうから、私の本など読まなくて結構。w(原文ママ)

  >

  > 【名誉毀損などの根拠】

  > 本を注文しただけなのに本名と職業を晒された。しかもHKKSJNとは彼等内隠語では保険金殺人の意味である。これはプライバシーの侵害であり、私は訴訟も考えています。

  >

  > 【申立者の氏名開示についての了承】

  > 以下の事項を了承します。

  > ※空欄の場合は「了承しない」です

  >

  > 【発信者へ申し立て内容を開示することについての了承】

  > 以下の事項を了承の上、送信します。

  >

  > 【フォームタイトル】

  > 権利侵害(個人の権利が侵害された場合)

  >

  > 【設定コード】

  > KNRI_notmember

  > NYH-KENRI

 

Unknown (百軒) 2020-12-26 17:37:24
コシミズ大将は、今後は下記で配信予定とのことです。

>>テロリストyoutubeから、twitcastに移動して、今後はライブ
配信します。よろしくお願いします。
https://twitcasting.tv//indexlicense.php
上記の利用規約を熟読して、通報よろしくお願いします。

 

 

 

    Unknown(あかね)
2021-03-13 07:25:15
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
>医薬品等の個人輸入については、通常、メリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい場合が多いと考えられます。
そうした外国製品によって不利益を被るのは、それを購入・使用するあなた自身や、あなたの家族であることに留意して下さい。

大将!危険な医薬品の個人輸入を信者さんたち(信者と書いて儲けと読む(by いきなりステーキの社長さん))に勧めないでください!

そんな薬どの時点で飲むの?熱が出たら?コロナよりむしろその薬の方がやばくないですか?

みなさん、騙されないでね!大将は十分注意されているので、コロナになんか感染しないし、その薬も使われることはありません。

健康被害が起きても、大将は一切責任を取りません。自分の身は自分で守ってね!
 
    Unknown (アビガン輸入者発見!!)
2021-03-13 15:35:18
>かかあ天下さんがリンク先を貼ってくださっていた、個人輸入代行の欧州屋さんで注文しました。
ここは代金後払いで、品物が届いた後、指定口座に代金を振り込めばOKみたいです。

しかしこういう状況になって、裏社会はイラついているでしょうねー。
なにしろ普通だったら、「RKが怪しい薬を推している!」とか工作員に誹謗中傷させるところでしょうが、それは言えませんね。
なにしろ日本政府が沢山の国に無償提供している薬ですからねえ。

個人の自己責任で購入するものだから、RKが人を騙しているとか詐欺だとか、いつものように騒がせる事も出来ないしね。
それでも対RK工作員は覚醒剤中毒者で思考能力がほぼゼロになっているようだから、「騙されるな!」とか騒いでしまうかもしれませんけどね。

あ、覚醒剤中毒者というのは、決して誹謗中傷ではありません。
本人がブログでそう自白していて何の弁明もしていないし、今もその部分は削除されていませんから。 

まだ自首していないみたいですね。早めの自首をおすすめします。(マイケル注:これ、現役独立党員のRKココログへの投稿です)

 

   Unknown (サブチャンネルBANおめでとうございます!!)  2020-12-26 08:47:41
 
https://www.youtube.com/channel/UCPD7RKZgGMauI46AHrIDx0w

大将のサブアカウントの一部が停止されました。

既にサブアカウントのURLといっしょにメインチャンネルの通報を行っています。

大将が運営からさゆふらっとさんが受けたようなチャンネル作成禁止の永久BANの通告を受けたのかは知らないけど、永久BANになるとYouTubeの運営に「個別の動画の何分に規約違反がある」と通報しなくても、「YouTubeのチャンネル通報」を数分だけで通報作業が楽になりますね
 
 
   Unknown (Twitterとココログも通報を)
2020-10-19 09:02:24

https://twitter.com/ric_koshimizu/status/1168970408860815360
https://twitter.com/ric_koshimizu/status/1289505610476576768
https://twitter.com/search?q=%40ric_koshimizu%20 ユダヤ&f=live
https://twitter.com/search?q=%40ric_koshimizu%20 朝鮮&f=live
https://twitter.com/search?q=%40ric_koshimizu%20   ホロコースト&f=live

ココログの規約 
https://www.cocolog-nifty.com/kiyaku/
https://www.nifty.com/policy/community_rule.htm  

Twitterは日本語の通報を受付ない場合は翻訳で英語・ドイツ語など、ココログはコメントの利用違反で通報に協力をおねがいします。

 


    


    


 

 


💘 悲しき我執装置としての陰謀論( 新型コロナ陽性者五千人越えの時代に )

2021-08-07 18:59:32 | リチャードコシミズ





 2020年8月5日、都の新型コロナの陽性者がとうとう5000人を超えました。
 僕等が過去に経験したことのない、新しい時代に突入したことは明らかです。
 ただ、僕等だけが世界で類例のない災害に直面しているわけじゃない。
 アメリカ合衆国もそうでした。
 コロナ陽性者が溢れかえらんばかりに増加している最中に行われた、あの大統領選挙の愚行 ―――
 これによって米国のコロナ罹患者の数は、一時コントロール不能な領域にまで膨れあがり、合衆を覆ったこの死の影は、パニックに陥ったひとびとを怪しげな陰謀論へと追いこみ、遂にはあの連邦議会突入といった国家的事態を招くにいたりました。
 
 僕等は対岸の火事を見るような目つきで、この一連の事件を見物していました。
 けれども、やはり他人事じゃなかった。それは来たるべき未来の雛型としての先行フォルムだったのです。
 いま現在、僕等の国ここニッポンで、これと同じ種類の出来事が発生しようとしています。
 米国がコロナ騒ぎのなかの大統領選をとめることができなかったように、僕等もコロナ渦中の東京五輪をとめることはできませんでした。
 東京五輪は傾きかけた大国ニッポンの威光を取り戻すための、唯一無二のイベントでした。
 政治家も、財界人も、不動産業界も、建設業も、マスコミも、芸能人も、旅行業者も、無数のスポンサー企業も、これに己が復活を賭け、思いきって先行投資していきました。

 これらの動きとほぼ同時に発生したのが、武漢風邪であり、あのダイアモンド・プリンセス号の事件です。
 もちろん優秀な専門家スタッフをたくさん抱えた政府が事態を軽んじたとは思いません。
 しかし、人間世界の内輪の経済ルールのほうが、未知の自然の疫病の脅威より身近であったことはたしかです。

 野生の動物は、自分に脅威が迫ったときには逃げ隠れするのが基本です。
 彼等はまず戦わない、戦いは、それ以外の逃げ道が閉ざされてしまったときだけの最後の手段です。
 けれども、人間王国のルールに慣れすぎたエリートたちは、この野生の定理を軽んじてしまった。
 東京五輪がもたらすであろう、目の前の栄華と富とに目がくらんでしまったのです。
 そこで彼等はこの両者を両天秤にかけた。
 危機に陥った動物が絶対にしてはならない選択です。
 おかげで僕等は自然に復讐され、covid-19 に蹂躙される現在を自ら呼びこんでしまったのです。

 野生の臭覚喪失がもたらしたこうした読みちがいが、僕等の世界のあらゆる局面で同時進行的に起こってきている、と僕は感じます。
 今記事のテーマである「 陰謀論 」の興隆も、こうした出来事のヴァリエーションとして読み解くことが可能です。
 冒頭にあげたフォトは、前記事でも取りあげた、現在来日中の Positive Evolution の Meiko 女史です。
 名古屋の活動家である寺尾介伸氏と組んで、あの悪名高い「 ノーマスクデモ 」を推進している彼女のことは、皆さんももうご承知のことと思いますが、彼女は名古屋にむかう新幹線の車中において、またまたこのような Twitter をあげてきたのです。

 「 ノーマスクデモ 」の存在を知ったあらゆる階層からのこれまでの非難を、まるで挑発するかのように ―――。
  彼女の Twitter が大炎上したことはいうまでもありません……。

 前回の記事で僕はこの Meiko さんがプロフェッショナルだといったけど、今回のこの事件を見て考えこんでしまった。
 意図的に炎上商法を仕掛けてくる、あの内海医師のような割りきった安定感が、まるで感じられなかったからです。
 もう少しふまじめな、おちょくるような素振りが見えたなら、僕は彼女の職業的な挑発を確信できたでしょう。
 しかし、彼女は必要以上に真剣でした。
 むしろいつも以上に張りつめて、気負ったような表情の自撮り画像を自らの Twitter に添えてすらいる。
 韜晦の気配は微塵もない。
 この真剣さには余裕がなかった。したたかさよりむしろ弱さを感じさせるものでした。
 僕はこれまで彼女のことを宗教関係の組織筋からの出稼ぎスポークスマンとしてとらえていたのですが、一見そうとも見える「 優秀なスポークスマン 」といった形容から「 優秀な 」という形容詞だけは外して考えたほうがいい、と思いはじめています。

 

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 平和時の娯楽のツール「 陰謀論 」は、明らかに危殆に瀕しています。
 プロ野球に喩えたほうが分かりやすいと思うので、この方式でちょっとやってみましょうか。
 僕等が居住しているこのあたりまえの現実世界を一軍だと仮定します。
 そして、公式戦に出ることのできない、球団からいつレイオフを言いわたされるかも分からない、不安定な環境で野球をしている選手たちが集まっているのが二軍です。
 二軍の選手は自分が一軍に抜擢され、そのファインプレーが新聞に取りあげられ、喝采を浴びる「 いつか 」を夢見ながら、地味で苦しい練習漬けの日々を送っています。
 二軍から一軍に抜擢されスターダムにのしあがった、かつての阪神タイガースの主砲の掛布雅之や南海ホークス出身の故・野村克也監督のような例もたしかにありますが、全体的に見てこのような例はやはり少数でしょう。
 怪我をしたり、何年かするうちに自分の限界を悟り、野球を断念して去っていく選手のほうが圧倒的に多いのが現実なのです。

 僕がなにをいわんとしているのか、お分かりでしょうか?
 そうです。僕は陰謀論者という存在が、現実世界から二軍落ちしたひとたちではないか、と考えているのです。
 ただ、僕は彼等を下に見ているわけではないので、そのへんは誤解なきよう ――― こんなのを書いている僕自身だって、他人様にどうこういえるほど偉い人間じゃないんですから。
 どちらかといえば一軍と二軍との境界をウロウロしている選手であろうという自覚もちゃんともっています。
 一軍と二軍の狭間であがきつづけるこの葛藤は、恐らく生涯つづくことでしょう。
 
 けれども、陰謀論者の場合はそうじゃない、彼等は葛藤することからも逃げたのです。
 自身の葛藤から逃げて、世間から向けられている視線と対峙することからもまた逃げて、自分はひょっとして現実世界からの二軍落ちを球団フロントから宣告されているのではないか、という疑惑からも逃げて、そのような逃走の末、彼等は実に画期的な方法をとうとう発明してくれました。
 彼等は、なんと僕等の暮らす世界自体をまるごと拒否することにしたのです。
 そんなものはまやかしである、と。
 今回のコロナ騒動そのものが、世界権力が仕掛けた擬似イベントなんだ、とまで彼等は力説したのです。
 つまり、
彼等は、自分たちの所属している二軍は二軍ではなく、我々のリーグこそが正真正銘の一軍である、正しい世界だと君たちの思いこんでいる世界のほうこそ虚妄じゃないか、と弾けるように主張しはじめたのです。

 驚天動地のマジックでした。
 僕等は思わず息をのんだ。
 打率が一割にも達していないくせに、自分たちがメジャーリーグのプレイヤーだと!?
 何をいってるんだ、こいつらは、と街は騒然となりました。
 そのような彼等・陰謀論者のひねくれきった性質をいちばん表しているのが、あの悪名高い「 ノーマスクデモ 」でしょう。
 あのなかには常識がない。
 思いやりがない。
 分別がない。
 周りへの配慮も公衆衛生への気遣いもない。
 希望もなければ内省もない。
 よい人間になりたいという願いもない。
 本当に伝えたいメッセージもない。
 あえてマスクをはずした人間同士で徒党を組んで、covid-19 の感染に怯える善良なひとたちをおののかせ、つまりはコロナウイルスの威勢だけちゃっかり借りておいて、自分たちの集団は大したもんだ、どうだい、慌てふためくあいつらの顔を見てみろよ、いいザマじゃないか、とわがまま勝手な自己満に浸っているだけではないですか。

 あなたがたの「 コロナはない 」などという主張をまじめに聴いているひとなんか、どこの世界にもいませんよ。
 みんな、マスクを外してコロナ禍の通りを行進する謎の自閉者集団を、ただ薄気味わるげに見守っているだけ。
 ああ、なんだよ、あいつら…。早いとこどっかにいってくれないかな…、と願いながら。
  
 あなたがたの「 ノーマスクデモ 」から僕等が汲みとれるのは、社会の二軍にずり落ちてしまった人間の、どうしようもなく悲しい怨み節だけです。
 以前、よく通勤の途中で、ぶつぶつと「 バカ 」だの「 阿呆 」だの、大声でひとりごとをいいながらよた歩きしている親父さんを見かけたものですが、ノーマスクデモの諸氏がやっていることは、結局のとこあれと一緒です。
 そんなものを見たがる人間なんてどこにもいやしません。誰もが忌避して通るのは当然です。
 本来ならこうした愚行に飛びついてくるマスコミですら、彼等のことを報道するのは控えたほどです。

 というわけでもういちど ――― おさらいの意味もこめて、街の一般人の彼等評をさらってみましょうか ―――
 









 
 








































 僕等はあたりまえのように「 陰謀論 」といいますが、これはマスコミがつけた便宜上の「 通り名 」であって、精密な意味での論理体系ではありません。
 陰謀論には証明の機構はなく、検証のための装置もありません。
 陰謀論を起動させているエネルギーは「 Maybe 」であり、これはつまり「 かもしれない 」ということです。
 かもしれないという可能性から可能性へと飛翔していくのが、陰謀論の本質なのです。
 現実は「 従 」であり、これを切り裂いて使用する人間の「 感情のほうが主( あるじ )」なのです。
 スピ系と親和性が高いことも頷けます。
 この構造は、紛れもなく「 ロジック 」ではなく「 宗教 」の範疇なのですから ―――。

 従って、陰謀論の機構の使い手は、自分の見たい夢を現実からそれぞれに切りとってきて、その破片を恣意的に組み立てることによって、自分好みの現実といったものを構築することができます。
 この際、実際の現実の総体といった要素は、一切考慮されません。
 彼等が必要とするのは現実の断片だけです。
 それぞれの断片たち同士の関係性もどうだっていい。
 裏取りなんぞしやしない。フェイクニュース、大いに結構。根拠などもなくていい。
 そもそもが「 自分の夢見る悪ファンタジー 」を公に提示したいだけの人々なんですから。
 そのために彼等は、自分に都合のわるい現実は容赦なく切り捨てます。
 
 そう、自分の見たいわがままな夢を織ることだけが、陰謀論者の目的なのです。

 陰謀論者の元祖リチャードコシミズは「 コロナウイルスは世界権力がつくった人口削減のための細菌兵器であり、コロナワクチンも同様の目的のための兵器であり、これを打った者は皆3年以内に死ぬ 」といいました。
 Qanon のエリは、「 ディープステイトは小児性愛と人肉食を好む、悪魔崇拝者の集まりだ 」といいました。
 名古屋の寺尾介伸氏は「 コロナウイルスは政府とマスコミが組んで作った茶番であり、実在しない 」といっています。
 そして、ニューウェイヴのスピ系陰謀論者である Meiko さんは、「 生きるってスバラすぅいー。わたしはマスクなんかつけないよ。有害だし人権侵害だから。兄弟 & 姉妹、完全ノーマスクにしようよ。今日から。電車でもバスでも 」といっています。

 お分かりでしょうか? 彼等のこれらの意見はまっとうな言論ではありません。
 これは言論というより、現実の断片を貼りあわせてつくった、彼等の手前勝手な「 作品 」なのです。
 現実の欠片で組み立てたものではあるけれど、現実との整合性はゼロ。
 ここに盛られているのは彼等のよじれた恣意と感情のみであり、それ以外のものは一切ありません。
 彼等は真相究明者などではなく、世界権力の研究家などでもなく、市民運動家などでもなく、いわんや人権を擁護するひとでもありません。

 彼等は、フェイクです。
 彼等が取りたいのは視聴であり、それに伴って寄せられる称賛です。
 彼等の歌は科学の歌ではなく、マイナスの呪詛の小さな囁きにしか共鳴しない。
 彼等はあなたのなかからそれを探しだし、見つけたならそれに歌いかける。
 こっちにおいでや。一緒に汚れきった世界をなんとかしようやないか……。
 
 騙されてはいけません。
 彼等の掲示する世界観は現実の破片を編みあわせただけの、手製のお粗末なコラージュでしかない。
 彼等は啓蒙者なんかじゃなくて自閉者です。
 未来からも現実からも日常からも弾かれた、絶望した、可哀想な自閉者たち……。
 自閉者が自閉者に声かけして、多くの自閉者が集まり、今生脱出のための船に乗る。
 それがあの「 ノーマスクデモ 」というものの正体であったと僕は思う。
 つまり、あれは彼等にとっての「 ノアの箱舟 」だったわけです。
 毀誉褒貶の声に包まれ、あっというまに濁流に呑まれて消えてしまいましたが……。
  
 陰謀論は滅ぼうとしています。
 100人中99人に忌避されることが確実な「 ノーマスクデモ 」などに走ったのもそのためです。
 忌避されようが嫌悪されようが、彼等はこのような突飛なイベントで世間の目を引きたかったのです。
 ほかにも様々なイベント、セミナー等を企画し、彼等は客集めに必死です。
 これからも陰謀論者として存在しつづけていくために ―――。
 彼等は陰謀論バブルがはじけたことを知っています。彼等の前途は多難です。
 Qanon のエリがそうであったように、彼等の生命線である FB、youtube 動画なども次々と ban の憂き目にあっている。
 消される前のたまさかの荒稼ぎですか? ま、せいぜい頑張ってください。
 

 えらく理屈っぽい話になってしまった……。
   こんな堅い話をするつもりじゃなかったんだけどな(笑)
 ともあれ僕の今日記事はこれで終いです ――― お休みなさい。

 
 


 
















💘 陰謀論者たちのラストサマー( 反ワクチンバブルの只中で )

2021-08-04 17:09:36 | リチャードコシミズ



 2021年7月31日、covid-19 の都内の陽性者が、とうとう 4000人を突破しました。
 えらいこっちゃと思います。
 それと同時に、いよいよきたか、やっぱりな、とも思います。
 TVのインタヴューなどを見ると、ほとんどの歩行者がそうした反応を示していました。
 今日8月3日、先ほどのニュースでは、米国の陽性者のデルタ株感染者の割合が80%に達し、米政府がこうした窮状に立ち向かうには、いままで通りでない新しい戦略が必要だと、といっているとのことです。

 なんだか、故・小松左京氏の「 復活の日 」みたいな展開ではないですか。
 たかがインフルエンザで人類が絶滅するという氏の未来設定を、僕等はもう絵空事と笑うことができません。
 2021年の7月26日、NYとカリフォルニア州で、コロナワクチン接種を義務化する試みがはじまりました。
 米国はやっぱり侮れない ――― この政治決断は凄い。
 この動きはやがて世界的な潮流となっていくだろうと思われます。
 このような世界の動向と我が国の官僚的対応を見比べてみると、僕は唖然としてしまう。
 正直に心境を述べさせてもうらうと、僕はニッポンのコロナ対応にはもう絶望しています。
 巷でこれほどのウイルス戦争が行われているというのに、いまだに東京五輪の開催継続ですってえ~!?
 いうべき言葉も( ト眼鏡の中心をひとさし指で少し押さえて)ありません。
 親方のほうがお祭り騒ぎを許容しているのに、国民が人流を自発的に抑えようだなんて思うわけがないじゃないですか。
 ヨーロッパのかつてのペスト騒動のときのように、欧州全体で3人に1人が亡くなったという、そこまでの惨禍にはならないとは思いますが、僕等が知っていたこれまでのニッポンというかたちは、この五輪を境に終わってしまうかもしれません。

 といったわけで今回の僕記事は、世界全体が惨禍に見舞われているこのような時期に、いまだ「 コロナウイルスなんてものはない、あれは政府とマスコミが市民をコントロールするための情報操作である」といいつづけ、密を避けなくちゃと懸命になっている東京、名古屋、京都、北海道などの諸都市で、「 ノーマスクデモ 」などというトンデモ運動を展開している、けったいな人間たちのお話です……。

 手はじめに、冒頭フォトの寺尾介伸( むかしの名前はバレバレ )氏からいきましょうか ―――

 氏は、名古屋をホームタウンにする活動家です。
 出身は、「 リチャードコシミズ独立党 」
 陰謀論者リチャードコシミズと別れた後は、氏は、辺野古問題、日米地位協定などに取り組んでいた。
 けれども、コロナの上陸とともに狙いを一挙にアンチコロナに切り替え、「 PCR差止集団訴訟 」「 コロナワクチン差止集団訴訟 」などを企画先導する。
 あと、氏は、悪名高いあの「 ノーマスクデモ 」の推進者でもあります。
 そのへんは同じRK独立党の出身者である、国民主権党の平塚正幸( さゆふらっとまうんど )とも共通している。




 

 僕はRK独立党時代より上記の平塚氏のことは評価しておらず、いまだ彼のことには触れたくない思いが強いので、これ以上彼のことは書きませんが、寺尾氏に関してはそうではありません。
 寺尾氏は、なにより金集めをしてこなかった ――― 彼のこれまでの活動はどうあれ、この点だけは評価できます。
 ただ、彼の現在の活動に関しては、まったく同意できない。
 
 では、僕が彼の主張のどの部分にどう同意できないかを、具体的に以下に述べていきましょう ―――


① 寺尾氏の活動の大部分が政府サイドとの対応に向けられており、医療の現場やコロナの実態についてはまるきりなおざりにされている点。

 この点のふしぎさは、彼の活動に対して興味を抱いた誰もが、恐らく感じている点であるかと思われます。
 彼は「 コロナとは何か?」という肝心要の問いを決して投げません。
 医療関係者と話したり、病院関係者と話を詰めていくような活動は、ほとんどやっていない。
 彼の主眼は、市井のコロナ最前線のひとたちと語りあうことにはないのです。
 彼は「 いま現在のコロナ騒動は虚偽である 」といった前提から全てをはじめています。
 そのような彼発言の具体例をまずはご覧ください。

 


 
 これは非常に奇妙な出発点であると僕は感じます。
 本来なら市井のコロナ最前線にいるひとたちの防疫活動、あるいはコロナに罹患したひとたちと対話して、コロナとは何かという自分なりの見識を育て、現政府のコロナ対応には市井の現状をさばききれていないこれこれこういった点がある、だから、このように政策を改善してくれ、と政府サイドと話し合うのが筋でしょう。
 コロナの騒動それ自体がおかしい、この騒動自体が本当でない、政府サイドによってつくられた、一種の「 擬似イベント 」なのではないか? といった独自の見解をもっても、そのへんはいっかな構わない。
 ただ、そうであるとしても、やはりこの場合は新聞社などに赴いて、担当の記者とそれについて話しあってみる、自分がこんな意見をもつにいたった経緯、原因などを具体的に誰かと討論し、一端客観的な視座に置きなおした上で、数々の証拠をそれなりに用意して、政府サイドとの対話に赴く ――― というのがやはり筋です。

 ところが氏の場合、このような方向は決してたどらないのです。

 氏にとって「 covid-19 の蔓延 」というのは、最初から事実ではないのです。
 彼はそのことを「 コロウソ( コロナはウソであり存在しない)」という造語でもって表現している。
 これは、ちょっぴり軽蔑感を伴った、なんとなく嫌な表現です。
 この表現のなかには氏の屈折が微妙に混入している ――― あらかじめ先に結論を決めておいたという弱気と、それを気取られまいとする倨傲といささかの強がりと。
 
 氏は、自分が感染研から得た回答に、「 PCR検査が感染性ウイルスの存在を証明するものではないと認めた! 」と鬼の首を取ったかのように喜びました。
 
 
 


 けれども、本当にそうなのでしょうか?
 感染研は果たして氏が喜ぶような回答を返してくれているのでしょうか?
 僕は大いに異論があります。
 感染研の回答を少しばかり見直してみましょう。
 感染研はたしかに「 PCR検査はウイルス遺伝子を検出するものであり、感染症ウイルスの存在を証明するものではない」といっています。
 ただし、これはあくまでPCR検査の目的についていわれた言葉なのであって、誰がどう見てもコロナウイルスの存在自体を否定するような文言じゃない。
 この場合の感染研の回答
で重要なのは、文章のまえのほう「 PCR検査はウイルス遺伝子を検出するためのものであり 」という部分です。
 感染研は明らかにこの部分で「 ウイルス遺伝子を検出すための手段がPCR検査というシステム 」であるといっている。
 これがいったいどうして「 PCR検査は感染性ウイルスの存在を証明するものではないと、厚労省が認めた 」ことになるのか ―――?
 
 寺尾氏のこの文章の読みちがいは「 曲解 」などというレベルを遙かに超えています。
 誰もそんなことはいっていないのに、あたかも感染研が実際にこんなことをいったように言葉の本質を塗り替えてしまっている。
 感染研は素人には難解なウイルス遺伝子の研究の実態を、なるたけ分かりやすい日常の言葉に置き換えて、誤解を招かないように丁寧に答えてくれているのです。
 ところが氏はそうした心づくしを一切合切無視した上で、「 PCR検査は感染性ウイルスの存在を証明するものではない 」―――
 従って「 コロナウイルスなどというものは存在しない 」―――
 更には「 厚労省の行っているコロナ詐欺が露呈した!」といったトンデモ結論まで一挙にワープしてしまう!!

 この意味の取りちがえは、ほとんど暴力の領域です。
 まったくもって悪質です。まともなコミュニケーションなんてはなからやる気がなかったんじゃないかな?
 これは意図的なデマゴーグであり、チンピラがやるような「 因縁づけ 」のほうによっぽど近い。
 氏は恐らくは意図的に、「 厚労省 」や「 感染研 」といった権威を、自分の言説の正当性 ――― 下賤にいえば「 箔づけ 」――― のために
利用しているのです。

 しかし、寺尾氏の突撃はこれで終わらない ――― 以下の画像をご覧ください。




 


 上の画像は2021年5月19日に発信されたBBCのニュース、下の画像は2020年4月11日に発信されたAFPのニュースです。
 どちらもコロナ災禍に見舞われた都市についての記事であり、前者は印度のウッタルプラデシュ州アラハバード、ガンジス河の岸辺でコロナによる犠牲者を火葬している光景、後者はNYで処理しきれない死者の埋葬先をNY外れのバート島に求めることにしたという、やはり痛ましい内容です。
 僕等はこの種の記事を連日のように読んでいます。
 ブラジルでも、コロンビアでも、インドネシアでも、モンゴルでも、イギリスでも、桁外れの死者を連日出しているのはもはや周知の事実です。
 これらの膨大な死者すべてを、氏は、「 コロウソ 」という文言でどのように合理化するつもりなのでしょうか。

 ねえ、寺尾さん、あなたは「 コロウソ 」とかいってるけどさ、このひとたちはどうして死んだの ―――?

 僕の知っている陰謀論者は、このような問答になると決まって以下のような問答を展開したものです。

―――― ねえ、この印度の写真、ひどいよなあ…。こんなのが日本に上陸したらどうなるんだろう?

―――― そんなん素直に信じるなよ。こういうのは大抵ヤラセなんだから。

―――― ヤラセ? だって、実際に薪の上で死者を焼いてるぜ、これは…?

―――― 死者なんてどこにだっているさ。行き倒れの死体置き場だとか、病院の霊安室だとか、調達なんか簡単じゃないか…。

―――― するとおまえは、この写真全部がヤラセだっていいたいわけかい?

―――― ああ、そうさ。こういう悲惨なイベントを世界中に喧伝して、俺たちをビビらせ、そうすることでコントロールしたいんだろう? どうせさ……?

―――― コントロールしたいって? いったい誰が…?

―――― あんた、ディープステイトって……聴いたことあるかい?

―――― ああ、なんとなく……。おまえが時々いってたからな。

―――― だから彼等の仕業なんだって。恐怖でもって大衆を操作コントロールする。それが彼等の十八番のやり口なんだ。

―――― しかし、なんのために? どうしてわざわざそんなこと…?

―――― 架空の伝染病が世界に蔓延してるってことにすれば、みんな恐怖におののいて、自粛自粛でデモなんかも起こしにくくなって、それだけあいつらの意図する法案とかも通りやすくなるじゃないか? 

―――― じゃあ、おまえはこれらの写真が擬似イベントだってそういうんだな?

―――― ああ、擬似さ…。こんなのそうに決まってる。死者をどこからか都合してきて、それをトラックで運んできて、それを岸辺に並べてさ……。

―――― でも、遺族らしいひとも写ってるじゃないか。悲しみに暮れた顔のそれっぽいひとが、ほら、ここにも…。

―――― あんた、バカだな…。素直すぎるっていうか、遺族なんて役者を雇えばそれで済むだろ?

―――― ああ、なるほど…。けど、役者といったら有料だろう? 彼等のギャラは? 誰が払うの?

―――― 当然、ディープステイトだよ。あいつらは戦争やって儲けて、呻るほど銭をもってるからな……。

―――― しかし、記者は? これ、イギリスのBBC付けの記事だぜ。で、ここは印度のガンガーだ。取材されたら似非だって分かっちゃうんじゃないか?

―――― 取材には記者章がいるだろ? 取材許可与えるときに、擬似だってことをバラさないように念押ししとけばそれでいい。

―――― けど、地元の人間だっているだろ? 彼等がおまえがさっきいってたみたいに、トラックで死者を運ぶ連中を見たら不審がらないか?

―――― 連中がそんなヘマやるもんか。あらかじめ軍を派遣して、そこに一般人を入れなきゃそれでいい……。

―――― 軍? 軍を使うのか? スゲーな。けど、軍を使ったら記録が残るだろ?

―――― そのへんはディープステイトの連中は超・権力ってやつをもってるからな…。金と脅しとでどうとでもなるさ……。

―――― しかし、莫大な銭だぜ…。大臣クラスを黙らせる媚薬といったら、そりゃあ……

―――― 平気だよ、彼等の超・権力と超・金力といったら、そりゃあ凄いんだ。やれないことなんかないんだよ、連中には…。

―――― あ。ちょっと待てよ。いまはほら、人工衛星の画像を解析するソフトとかもあるじゃんか。あれで見られたらどうすんだよ? 似非なんか一発でバレるぜ。

―――― その場合は、差し替えの映像をあらかじめ撮影しておくんだよ。

―――― それ、誰が撮るんだ……?

―――― 彼等が飼ってるそれ専用のプロジェクトチームがいるんだよ。彼等が撮る。

―――― にしてもボランティアじゃないよな? 危険手当の加味とかもしなくちゃ。それ、相当な金額になるぜ……。 軍の出動に、大臣への媚薬に、関係者や兵士への口止め、さらには擬似イベントの役者たちやライター、監督への支払いだろ?……さらには人工衛星管理者への莫大な黙らせ料か……。なあ、おい…、これって NASA の縄張りじゃないか? それって天文学的な金額にならないか? そんなこと繰り返してたら、国家予算くらいの額にすぐいっちゃうんじゃないか? なあ?

―――― だからぁ、奴らは世界の皇帝なんだって! 古代ローマの皇帝以上の途轍もない超・権力と超・財力をもってるんだってば……。それに加えて連中は超・科学ももっている。気象兵器で天候も好きに変えるし、地震兵器で地震だって自由自在……。純粋水爆で邪魔な人間は一気に消してしまえるし、手持ちの細菌兵器のストックでどんな病気も演出できる…。とにかく連中にはできないことなんてないんだよ……。

―――― あっ!

―――― なに、どうした……?

―――― さっきの話にまた戻るけどな、死体をガンガー岸辺に軍が運んでるその最中に……、誰かが近郊でドローンとか飛ばしていたら、なあ、どうなるんだ?

―――― 射ち…、射ち落とすさ……。

―――― おまえ、クレー射撃やったことあんのか? 鳥みたいに飛ぶものを地上から射つのがどれだけ難事か分かってるのか? 神業だぜ、そんなことやれたらさ………

―――― やれるさ、あんたのセコイ常識秤で計量しちゃダメなんだ…。ディープステイトっていうのはさ…、スペシャルなんだ! とにかく、特別なひとたちなんだよ、彼等ってさ……!

―――― じゃあ、もうひとつだけ……。おまえのいうそのディープステイトってどこの誰よ? 連中はどこに住んで、どこから俺たちをコントロールしてるんだ? その証拠、見せてくれよ、なあ?

―――― ・・・・・。


 なんか、落語みたいな会話になってしまったけれど、寺尾氏のいっている「 コロウソ 」って、この程度の話の気がする。
 現場医療の検証もしない。
 コロナにかかったひと、後遺症に悩んでいるひととも全然会ってない。
 ただ、行政の窓口を大勢で訪ねていって、専門の防疫知識もない係のひとに「 コロナが実在しているという証拠を示せ!」とかの無理難題をいきなり迫ったあげく、向こうさんが回答に詰まったり言葉を濁したりしたらすぐに、「 ホラ! 実在しないコロナを実在のウイルスに見せつけようとしているから、そんな風に口ごもるんだろう!」と威張って決めつける……。
 
 ねえ、寺尾さん、ていうかバレバレさん、それはさ、対話じゃなくて因縁付けだって ――― 構造的には、コンビニ店長の土下座映像を得意になってネットに流したいつかの youtuber と一緒 ――― 僕はそう思うな……。

 
② 次。なんとも悪名の高い、例の「 ノーマスクデモ 」のコーナーです ――― 一般の皆さ~ん、思いのたけをどうぞ!!






 















 寺尾氏、平塚氏が扇動した「 ノーマスクデモ 」なる百鬼夜行にさんざんな迷惑を被った一般の皆さま、お疲れさまでした!
 率直でストレートなあなたがたの言葉は、これ以上ないくらいに彼等の行為の「 ネガっぷり 」をリアルに再現してくれました。
 あなたがたの怒りはもっともです。
 他人に迷惑をかけてはいけない、ひとが嫌がることをしてはいけない、という最低限のモラルを踏みこえて、遊んでいるのが彼等の真相なのだと僕も思います。

 しかし、なぜ? どうして彼等はこのような愚かな遊びに、これほど燃えることができるのでしょうか ―――?

 僕はね、こう考えているのです。
 世の中には「 存在係数 」が低いひとというのが一定数の割合で存在するのです。
 コミュニケーションが苦手、趣味らしいものもこれといってない、仕事は与えられたことをこなしてはいるものの、やり甲斐などは1度として感じたことがない。親しい友人はおらず、恋人もいない。誰かと連帯したい思いはあるけれど、どんな風に連帯したらいいかも分からない。だいたい自分には話したいこと自体がなにもない。
 そんなような淋しいひとは、いつの時代も必ず町に幾人かいたものです。
 恐らく、自分の裡の輝かしいものを誰にも見せず、誰にも知られないまま、彼等はひっそりと自分の生を終えていったのでしょう。
 
 ところが現代になって、初めてネットというツールが誕生した。
 これは便利極まりない、かつてない種類の特別な乗り物でした。
 実際に他人と会った際に必要とされる細かい気配りもいらない。
 相手の言葉にすぐリアクションを示さなければいけないという不便もない、少しばかり考えたって誰にも責められはしないのです。
 だいたいにおいて肉声で喋るわけでもないから、自分の強張った不自然な表情を怪訝に思われることもないのです。
 それになんといっても匿名でも構わないという、最大限の利便性がそこにはあった。

 ええ、このようなコミュニケーションを苦手としたひとたちが、史上はじめて自分が参加できるコミューンを発見したのが、いま僕等がちょうど話題にしている、ネット内亜空間の「 陰謀論 」という場であったのだ、と僕は思う。

 「 陰謀論 」は、彼等が長いこと憧れつづけていた夢の場所でした。
 容姿も、礼儀作法も、得意とはいえない愛想笑いも、相槌も、ここではいらない。
 それに、自分がもっとも苦手とする喋りですら、ここでのマニュアル通りにやりさえすれば、それなりにこなすことができたのです。
 これまでは周りの誰もが自分のことを疎んじていた、と彼等は感じています。
 自分はいつでも周りから鬱陶しがられ、邪険にされ、ときどきは手ひどい意地悪な扱いを受けることもあった。
 我慢に我慢を重ねてじっと溜めつづけていた、一生涯きっと外世界にむけて放てないと信じていたこの怒りを、なんとここでは思いきり叫ぶことだってできたのです ――― このディープステイトめ! という枕詞で叫びさえすれば。
 

 「 陰謀論 」は、彼等にとってエルドラドでした。
 彼等は意味も分からずにディープステイトへの呪いを叫び、おなじ呪いを叫んだ他人と目をあわせ、共に笑ったりもできました。

――――  なんという奇跡だろう。石みたいな女と思われていたこの自分が、初めて会った赤の他人と目配せして笑いあうことができるだなんて!

 「 陰謀論 」は彼等に連帯の夢を見せてくれました。
 世間的な基準からしたら、それは一般社会の人間たちよりいくらかいびつで、自由さにも闊達さにも欠けたものだったかもしれない。
 けれども、連帯は連帯です。それはいままで自分が決して獲得できなかった、新しい喜びの道筋でした。
 より一層の連帯の喜びがほしくて、彼等はディープステイトと罵る機会が日増しに増えていきます。
 彼等は憎々しげにディープステイトと罵りましたが、本気でディープステイトを憎んだことは1度だってありませんでした。
 そう、彼等はディープステイトを憎んでいたのではなく、むしろ甘えていたのです。
 これほど際限なく甘えさせてくれる存在は決してほかにない。
 そう、 ディープステイトとは彼等にとって「 裏返しのマリア 」だったのです ――― アーメン……



 



 いささかデフォルメしすぎた感もありますが、僕は陰謀論者の内実というのはコレだと思います。
 実際にノーマスクデモの行われている現場にでかけていって、デモの参加者と会話した知人から聴いたところによると、彼等・参加者のうちにシングルマザーの比率は非常に高かったそうです。
 ワールドメイトに一時席を置いていた知人からも、僕は似たような話を聴かされたことがある。
 宗教のハシゴをするひと ――― 信仰して、乏しい懐から懸命に献金して、からっけつになってそこを追い出され ――― 自分にどこかいけないこところがあるのは充分に分かってもいる ――― だけど、自分をくるんでくれる上位自我的な安心装置がないことには、あまりにこの世は生き辛い……。

 考えてみれば、僕が一時在籍していたリチャードコシミズ独立党においても、ひとり身のシングルマザーの比率はたしかに高かった。
 リチャードさんがまだ全国講演をやっていた時代、彼の講演が自分の地元で開かれるたび、その美しいシングルマザーは上から下まで見事な和装で身づくろいして、微笑をたたえた頬を軽く上気させ、いかにもいそいそと、足しげく、師の講演会場やらイベント場まで通っていたものです。
 彼女は綺麗で上品な方でした。なんでこんなひとがRK独立党みたいな下品な集団にいるんだろうか、と僕はそのたびにふしぎに思わないわけにはいかなかった。
 いま、彼女はどうしているんでしょうねえ? あんなカルトとは手が切れていればいいとは思うのですが、いまだにリチャードブログに丁寧なコメントを送りつづけているような気もします……。

 

② 寺尾介伸( バレバレ )氏を囲む人々について。
  
 「 クラッシュ言語 」と僕がひそかに呼んでいる言葉があります。
 これは僕のつくった造語であり、これを読まれる方も目に触れるのはこれが初めてであると思われるのですが、これこれのひとがこのクラッシュ言語の使い手だよ、と僕が指摘すれば、ああ、それはたしかにね、と皆さんもたぶん納得してくれるのではないでしょうか。
 「 クラッシュ言語 」とは文字通り意味の破綻した言葉です。
 文章の統一が取られておらず、文章の最初と最後とでいっていることが違ってしまうような言葉。
 うまく書こうという熱意とうまく書けない焦燥のうちに引き裂かれ、忍耐をもって書きつづける意思を継続することがやれず、文章よりも単語そのものを強烈にエグ光りさせることに夢中になってしまい、読むほうは書き手が何をいわんとしているのかさっぱり分からない ――― といったような言語モデルのことです。

 初期の「 クラッシュ言語 」の兆候は、5チャンネル誕生以前の2チャンネルで見かけることが多かった。
 この形態は、いまでもリチャードコシミズの現役ブログのコメント欄にて観覧することができます。
 「 クラッシュ言語 」で意思を伝えることはできません。

 「 クラッシュ言語 」で伝えられるのは話者の焦燥と、鬱屈と、受け入れられない者に特有の怒りと呪詛だけです。
 何を語ろうが、どんなに整然と文章をまとめようが、話者の痛みと孤独しか伝わってこない、そんな悲しい文章のこと。
 ネットサーフィンを試みたひとなら、きっと誰でも見た覚えがあると思います。

 僕はこういうひとは全然ダメだと2013年頃からずっと思っていました。
 ところが2020年、折からの Q 興隆のブームに乗って、初めてこの「 クラッシュ言語 」でもってブレイクした新人が現れた。
 これには僕もびっくりしました。
 こんな「 クラッシュ言語 」で客を釣るなんてできっこない、と頭から思いこんでいたものですから。
 おっと。彼女の名をまだいってはいませんでしたね。
 彼女の名は Qanon のエリ。仮名なら岡林英里。RK独立党時代のHNでいえば「 よかとよ 」さんそのひとです ―――。

 Twitter を発言ツールにして活動を開始したエリの言葉は、まごうかたなき「 クラッシュ言語 」そのものでした。
 こんな言葉で広範な支持など集められっこないじゃないか、などという僕の思惑をよそに、周知のごとく、エリの喧伝する QArmy Japan の陰謀論活動は、かつてのリチャードコシミズも霞ませるような勢いで、次々とネット世界を席巻していったのです。


 僕は舌を巻き、時代のチャンネルが切り換わったことを強く感じました。

 エリの展開する世界は下賤で下品で、根拠のない噂話と悪口しか書かれていない、ほとんどどうしようもないものでしたが、それを操る彼女の言葉は新しかった。前大統領であったドナルド・トランプ信仰の折からの影響もむろんあったのでしょうが、そのような特種な世界を喧伝するにあたって、昭和臭い、最初から最後まできちんと意味の通るような言葉では、もうダメだったのです。
 
 いってみるなら、それはポップアートの訪れに近いものがあったのかもしれない。
 旧弊でクラッシックな、いまだフリーメイソンなどと口にしている陰謀論者は、次々と彼女のムーブメントの波に巻かれ、一線から消えていきました。

 まあ、しかし、あんまり真面目話ばかりだと息がつまるから、このへんでエリの「 クラッシュ言語 」の一品、暑気払いもかねて挙げておきましょうかね?


 

 

 いやいや、何度見ても彼女の「 クラッシュ言語 」の壊れかたには圧倒されてしまう。
 いったい何がいいたいいのでしょうねえ、このひとって?
 けれども、こういう言語だからこそ彼女は時代の水先案内人たりえた、といった要素もたしかにあるのです。
 真剣さがウザがられる時代が到来したともいえるのかもしれません。
 時代の潮流がいま求めているのは、意味のある有意な運動などというようなものではまったくなくて、この新時代の要請に応じられる資格者は、このよかとよさんのような無責任者であり、遊戯者であり、その裡にナンセンスの魂をもっていることが必須の条件なのです。

 ここまできてようやく寺尾氏近辺まで話を戻せることになりました。
 ええ、僕が書きたかったのは、前記事でも末尾のほうでちょっと扱った彼女のこと ―――
 この8月8日に名古屋にて寺尾氏とのコラボが予定されている、Positive Evolution の Meiko さんについてなのです ―――。




 

 寺尾氏関連の動画で彼女の動画を見つけて、初めて彼女の話を聴いたとき、僕は文字通りふっ飛んでしまった。
 なんという爆裂トーク! それに、彼女の唇からこぼれでる、煌めく言葉の羅列をいくら追っても、まったく話の内容が掴めないなんて……。
 間違いない、彼女こそ「 よかとよ2世 」です。
 廃れはじめた陰謀論にとどめをさすために、欧州ドイツからはるばるやってきた彼女こそ、次世代の陰謀論クイーンなのだ、と即座に断定してしまいました。

 70年代の残り香をいまだに振り撒いている寺尾氏あたりでは、残念ながらとても太刀打ちできないだろうな、と僕は思っています。
 寺尾氏のルーツと憧れは、70年代のあのほこりっぽい学生運動の熱気のなかにあります。
 彼はいまだにウッドストックの残滓が香る、あの時代を夢見ながら追っている。
 しかし、ディランじゃないけど、時代というものは輪転していくのです。
 寺尾氏は行進曲だけど、Meiko さんが駆使するのはそれよりもお洒落でモダンなラップです。
 わるいけど、これじゃあ始めから勝負は見えています。
 それに、いいたかないけど、彼女はプロですよ。
 しかも熟練したプロ ――― ドイツ語と英語と日本語の3か国語をどれも母国語のように自由に操り、さらにこれは僕予測なんだけど、彼女、たぶんキリスト教会の演説の訓練をみっちりと受けている……。

 僕の叔父が有名な牧師だったので、そのへんの鼻は効くんですよ。
 そう感じて調べてみたら案の定でした ―――
















 まあ、彼女は完全なプロだと僕は思っているので、彼女が原理主義の極右キリスト教会といわれているOCGから、金集めのためにニッポンに出稼ぎにやってきた使徒であったとしても全然構わない。
 寺尾氏の「 PCR差止集団訴訟 」の原告団に加わるために来日したともいっていましたが、そうしたサービストークも新規開拓地での顔見せのためには大事な営業だったのでしょう。
 ただ、彼女動画のラストの寺尾評だけはどうにもいただけない。
 あのなかで彼女は寺尾氏のことを「 とっても心の綺麗なひと 」と繰り返しいっていました。
 集団訴訟といった試みについて何かいうのかな、と思って観ていたんだけど、それ以外の言及は一切なし。
 陰謀論者の先輩としての寺尾氏の顔を立てたつもりだったのでしょうが、その微妙ないいようのなかに、僕は彼女のなかの寺尾氏への侮りの気配をかすかに嗅ぎとりました。
 あれは、これだけひとを集める力をもっているのに、その力を集金のために使おうとしない、アマチュア活動家としての寺尾介伸に対しての彼女なりの物言いであったと僕は思っています。

 
 いま、僕の部屋の窓の外は、焼け焦げるように暑い夏です。
 陰謀論は平和時の娯楽ツールである、と僕はまえにもいいました。
 いまでもその考えは変わっていません ――― コロナ災禍での僕等のニッポンは、いまや完全なる戦時体制です。
 陰謀論は平和時であればこそ、突飛な闇化粧として輝いていれたのです。
 ところがいまは東京五輪の醜聞とコロナ襲来の第5波とが、陰謀論者の夢見る悪夢風情をはるかに凌駕してしまった。

 陰謀論はその存在意義を失った ――― すなわち陰謀論は死んだのです。
 
 寺尾氏の Facebook ももうほとんどのものが ban されてしまいました。
 ひとつだけ彼は再アカウントを取ってFBを復活させたようですが、彼の活動アングルから見る限り、再度の ban は必至でしょう。
 今後の陰謀論業界の新たな顔となっていくのは、寺尾氏よりは Meiko さんであり、あるいは嫌われ医者の内海氏のようなキャラであろうと僕は予測しています。
 陰謀論は陰謀論という呼び名すら失ってしまうかもしれない。
 Meiko さんが体現しているように、スピリチュアルと混じりあって、癒しとセミナーとを主とする新商売として生き残っていく道しか残されていないのかもしれない。

 そのようなわけで寺尾さん、君の一連の活動もそろそろ見切り時だと僕は思います。
 君のいま行っている活動は「 市民運動 」などと呼べるものではとてもない。
 君がやっているのは、2016年当時から何ら変わっていない「 陰謀論発想による自分誇示の運動 」でしかない。
 君と親しかったあかねさんから聴いたところによると、君の素顔はひとと争うこともほとんどない、ずいぶんと優しい男だそうですね。
 捨てられらた犬たちを引きとって看取りまでやれる機関をつくりたいといったり、家出したホームレスの若者を自宅に引きとって面倒を見るなんてことまでやっていたそうじゃないですか?
 そんなエピソードを知ったとき、素晴らしいと僕は無条件に思ったな。
 その当時の君の素顔が本当なら、いまの君はいったい何なんだろう?
 君の行った「 ノーマスクデモ 」がどれだけ多くのひとに迷惑をかけ、どれだけ多くのひとを怯えさせたのか、ご存知ですか?
 「 ノーマスクデモ 」はそれに関わったひとの誰ひとりとして幸せにしない、悲しい行進です。
 この行進に参加したひとは家族と揉め、友人とも揉め、会社とも揉め、社会的にもだんだんと孤立していくでしょう。
 引きこんだ仲間に次々とそんな虚しい下り坂を歩ませて、寺尾さん、君はいまどのような気持ちでいるのでしょうか。

 前にも書いたように、独立党在籍時からいままで、僕は君と会ったことがありません。
 こんな君関連の記事にしても、ほんの1月まえまでは、僕はまったく書く気がなかった。
 君とつきあいのあったあかねさんと百軒さんとの交遊が、僕にこのような記事を書かせたのです。
 
 長い記事になりました。最後まで読んでくれた方に感謝します。
 今日の僕の記事は以上です ――― お休みなさい。


 












★ 8月5日ノーマスク派粛清開始記念付録 ★