ザ・マイケルブログ!

Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

💎 「 陰謀論星系 」以外で生きられない人たち< 改正版 >

2021-08-25 11:04:52 | リチャードコシミズ






 Hello、皆さん、このところ「 ノーマスクデモ 」連中のところに出張していて、本筋のリチャードコシミズ批判のほうをおろそかにしていた、マイケル & あかね です。
 いや~、もう巷でのコロナ感染が凄すぎて、おちおち外出もできな
い世の中になってきましたね。
 第1波のときにも緊張したけど、この第5波はあれよりももっと凄まじい。
 医療崩壊は日ごとに進み、感染しても入院できない自宅待機者の数が2万を突破、入院できないまま亡くなっていく罹患者も日ごとに増えていくという悪夢事態が、だんだん当たり前みたいな感覚になってきちゃった。
 経済も当然ぐっちゃぐちゃ。
 百貨店も、旅行代理店も、飲食店も、娯楽産業も、あとオケなんかも潰れるところがぼちぼち出はじめてきてる。
 なんか、真綿で首を絞められる感覚とでもいうのかな。
 カタストロフィーってもっと劇的にぐわーっとくるもんだと僕は思っていたんだけど、ちがうんですね。
 破滅は、さおだけ屋みたいなお気楽な日常顔をしてやってくる。
 しかも、普段着の彼等の歩みを止める力が、僕等にはない。
 これの抑止力になれるものは自粛とコロナワクチンの2本柱しかないのですが、この事態を正視できない人たちがいます。
 いわゆる「 陰謀論者 」と呼ばれている人たちです ―――。

 これまでの4年に及ぶ僕と彼等との闘争研究からすると、陰謀論者とは、自分が属していた社会から疎外された存在なんですね。
 非常にシンプル。個人的に僕はそれを「 弾かれて陰謀論者 」と呼んでいます。
 もっともこれはあくまでエッセンスであって、個々の実状はもっと悲惨です。
 たとえば陰謀論者の元祖・リチャードコシミズなんかは契約社員で勤めていた会社から弾かれた事実を認めたくないがために、ネットの警察掲示板に「 自分はこの会社のこのような人たちに( 注:実名、顔写真入り )保険金をかけられて殺されそうになった! 」というスレッドをあげ、その反響を受けて2006年に「 独立党 」を立ちあげ、陰謀論者としてのキャリアをスタートさせたわけです。

 彼のこのケースは、陰謀論者スタートの典型例であるといえるでしょう。
 この公式が「 弾かれて弾かれて弾かれて陰謀論者 」と3掛けされるケースもあるし、さらにはこれを2乗しなけれないけないような深刻なケースもまま見受けられます。
 疎外の現場は学校、家庭、友人関係、職場環境、近所付きあいなど多々ありますが、共通しているワードはあくまで疎外。
 うん、陰謀論者ってね、僕にいわせれば「 疎外者 」――― もっとぶっちゃけていうなら、「 仲間はずれ」 だとか「 ヒッキー 」だとか「 いじめられっこ 」とかの、ああしたアウトサイダー気質を色濃くもっている人たちなんです。

 人間関係ってなんでしょう?
 いろんな解が導けるでしょうが、僕はそれ「 世界観の共有 」だと思ってます。
 2人の関係であれば、まあ、趣味が似ている、おとなしめの似たような相手だから、といったような契機から、この共有関係ははじまります。人生観の共有なんて大袈裟に聴こえるかもしれませんが、通勤路が一緒だったから、とか、たまたま同じバイト先にいた人だったから、とか、通勤路がおなじだったから、とか、そのような些細な共通項であったとしてもいいんです。

 このような些細な接触を通じて自分の交友関係を広げていき、自分なりの世界観をつくっていく ――― というのが普通の人間の通常の成長パターンなんだろうな、と僕は思う。

 ところがこのような交友関係をどうしても紡げない人がいます。
 気の合った友人だと思っていた相手であっても世界観をどうしても分かちあえない、といった人間層が明らかに存在するのです。
 どんな相手と交流しても交流が成功したという手応えが得られない。喜びも得られない。
 傍から見ている分には友人同士の飲み会としか見えない会合の帰り道、その飲み屋の門を出た瞬間から彼の心はもう暗いんです。
 今日も結局相槌を打つだけで終わってしまった。
 やっぱり自分は誰とも心が通わない。
 趣味の会に行ってみたけどダメだった。某宗教組織に加わってみてもダメだった。
 自分はこのまま誰とも心を分かつことができないまま、このつまらない生涯を淋しく終えるしかないんだろうか……?


 こういった人間を受け入れてくれる最後の砦が、いわゆる「 陰謀論 」という世界なんです。
 青木ヶ原の入口すぐにある、あの「 いのちの電話 」みたいな存在といったらいいかもしれない。
 陰謀論の間口は広く、加入するための敷居は低い。
 陰謀論は現実に拒否されてボロボロになった人に、「 現実を軽蔑するためのさまざまなノウハウ 」を教えてくれる。
 これまで誰とも世界観を共有できなかった人に、まったく新しい世界観を貸与してくれる ―――


―――― これまで君たちはダメ人間という烙印を押されてきた。辛い経験だ。しかし、それは君たちが悪いんじゃない。世界のそもそもの仕組み自体が、優しい義侠心に満ちた人間を排除するようにあらかじめ出来上がっているからだ。君たちはその罠にかかり、まんまと堕ちた。こんな欲得ばかりのさもしい世界の歯車になるのを、君たちが拒否したからだ。いいか、こんな世の中を作ったのは、「 ディープステイト 」なんだ。まずそのことを頭に入れておけ。我々は彼等と戦っている。世間の一般層からしたらそうとは見えないかもしれない。ままごとみたいに下らない遊びをしている奴等だと見られることもあるかもしれない。しかし、君たちはこの仕組みに気づいた。流されているだけの愚鈍な連中とはちがう、君たちは精鋭なんだ。世界の搾取の仕組みが見える特別な人間なんだ。誰もがそうなれるわけじゃない、君たちはそれぞれの苦難の歴史のあと、それに気づき、ここまでくることができた。それは、特別なことなんだ。そうと分かったら、さっそく僕等のためにその力を貸してほしい。僕等と一緒に奴等と戦ってほしい。僕等は君たちのそうした力が必要なんだ。改めてお願いする。なあ、僕等に君たちのその力を貸してくれないか……?

 これまで誰からも口説かれたことがなかった人に、これだけの熱烈な口説きがかけられるのです。
 ましてこのように熱く勧誘する党首のまわりには、彼等があれほどまでに憧れていた「 仲間たち 」の姿もいっぱい見えるのです。
 帰ってもひとり用の寝床しか待っていない暮らしを長年続けていた人間が、この甘い誘惑に抗えるわけがない。
 かくして今日も、続々と新しい人たちが「 陰謀論 」に入信していくという算段です……。





 上写真は陰謀論の元祖たるネットジャーナリスト・リチャードコシミズの現在です。
 突然こんな近影で驚かせてしまってすみません(笑)
 しかし、リチャードコシミズも堕ちましたねえ!
 いまの彼がやっているのは「 非承認薬であるイベルメクチンの個人輸入の推奨 」です。
 彼も現在の陰謀論の流れと同様、現実世界と接触することを頑なに拒否しつづけています。
 ファイザーやモデルナ、アストロゼネカ等のワクチンの効力を認めず、それらが増えすぎた世界人口を削減調整するべく、世界権力ディープステイトが合法的に提供した「 ワクチンとは名ばかりの、殺しのための細菌兵器 」であるといっています。このワクチンを接種した人は「 微妙なケミカル臭 」を身体から発し、3年もたずに例外なく死去するであろうと断言すらしているのです。

 多くの陰謀論者の場合と同様、彼のこれ発言の根拠はありません。ソースの提示もなし。
 ファイザーの原文にいって僕等もコレたしかめましたが、2年寿命で死ぬって実験動物であるネズミのことでした!
 もう、呆れるを通りこして笑えてくるレベルですわ。

 あのー あなたは彼のこの最近言説に関して、どのように思われますか……?

 彼ひとりがそういっているだけなら特に問題はないのですが、彼には陰謀論に命を賭けた、このような強烈信者連がついているのです。










 こういうの見ちゃうと、もう言葉もないわ……。
 固定メンバーで5流のアングラ芝居やっている奇怪な人々にしか見えない。
 自分たちだけでこうした意見交換するだけなら、まあ自由の範疇としておいてもいいんだけど、彼等RK軍団は未承認薬「 イベルメクチン 」の個人輸入を推奨して、これがコロナのいちばんの特効薬だと喧伝し、無料でひとに飲ませることまでやっているんだからね ――― 医者でもないくせに。
 
誰がどう見てもこれは危険なカルト団体です ――― 素人診断でこれ飲んで、誰か死んだらどうするつもりよ!?





 けれども彼等は、こうした公情報にはまったく重きを置いておりません。
 こうした正規のメディアが流す情報は、「 体制側が世界人民を騙すために流している、真相に近づけないための妨害工作、つまりはフェイクニュースであると決めつけているからです。
 ちょっと前例がないくらいに極端な、見事すぎる「 世界拒否 」ではないですか。
 そう、陰謀論者はこうやって世界と自分との絆を断ち切るのです。
 僕は何度もいっているんだけど、ええ、陰謀論というのは結局「 自閉のためのツール 」なんですよ。
 世界を拒否し、家族も拒否し、隣人も友人も拒んで、自分だけの砦に閉じこもる。
 ひとりぼっちで閉じこもりつづけるのは辛い行為です。
 これをつづけるためにはどうしたって理由がいる ――― そこで「 陰謀論 」なんです。
 
 自分はわるくない。わるいのは世界だ。正しい自分が邪魔だから、世界のほうから自分を追い出したんだ……。

 彼等は、世間尺度で測られた自分像をすべて拒否して、自分の物差しで測る自分像しか認めない人々です。
 自分が世界から拒否されスポイルされた存在などではなくて、自分が体制と戦っているという「 英雄幻想 」にすがりつくばかりのこのような人たち……。

 こんなのもあります。RK言説を信じ、ワクチン毒薬説を信じる信者さんからの報告 ――― もち出展はRKブログね ―――





 デテールはなかなか詳細だけど、なんとなくリアルティーの欠けた感じのこんな文章 ―――。
 最近のリチャードコシミズ界隈では、こうした「 イベルメクチン薬効成果報告 」みたいな遊びが流行っているのです。
 それは、RK信奉者同士がそれぞれ「 コロナの本当の治療薬イベルメクチン 」を知人に紹介して、それがどんなに劇的に効いたか ――― を報告して競いあう遊びです。
 もちろんこれの発信者はすべてHNであって、彼等が紹介した治癒報告がリアルであるという証拠はひとつもありません。
 つまりはこれ、ごっこ遊びなんですよ。
 これ、僕には、みんなからハミゴにされてトボトボと帰宅した傷心女子が、自分部屋で慰みのためにやりはじめた「 ひとりリカちゃんハウスごっこ 」に見える。

――― あの子たち、おバカさんよね…。ワクチンが毒だってまだ分かんないなんて……。ねえ、リカちゃん、あなたもそう思うでしょ……?
 
 彼等は自分を肯定するために、全世界の現実の事象のすべてを否定します。
 そのために他者がどんな迷惑を被ろうと、薬害の被害に遭おうと、そんなことはどうでもいいんです。
 自分のちっぽけなプライドが満足できさえすれば、あとのことなんかどうなってもいい。
 この発想は百戦錬磨の企業人のものではなく、それなりの苦労はしているものの一定の自己肯定感をもっている成年男子( 女子 )のものでもありません。
 社会性がゼロに等しいこの発想は、幼児特有のものです。
 自我誕生以前の幼児の欲求 ――― 不快なオムツ中の便を綺麗にしてもらうまでひたすら泣きつづける、幼児の原形質的欲求にほかなりません。

 ねえ、ボクをみて。
 こんなにボク、きもちがわるいの。
 お下のほうがぐちゃぐちゃしてきもちがわるいの。
 なんとかして早くどうにかして早くいますぐになんとしてでもきれいにして!

 陰謀論者の底を流れている無常の声は、このような旋律であると僕は思う。
 つい最近まで全盛を極めていた、迷惑千万なあの「 ノーマスクデモ 」などという悪ノリイベントも、そのような彼等の発想系統から自然派生したものです。






 この運動の主だった推進者は国民主権党の平塚正幸氏と、名古屋の寺尾介伸氏などです。
 両者とも上で紹介した「 リチャードコシミズ独立党 」の出身者です。
 まえに一世を風靡した QArmy Japan のエリもここの出身でした。
 僕は平塚正幸( さゆふらっとまうんど )とエリ( よかとよ )とは面識があったけど、寺尾氏と会ったことはなかった。
 ちょっとまえまでは正直、一目置いているような部分もあったんですよ。
 ところが最近の彼の活動を知って、僕のなかの氏のイメージは見事なまでに粉々になりました。

 最近の Facebook から彼言動を幾点か紹介しておきましょう ―――

 
















 氏のこの Facebook の発言集をアトランダムに読まれて、あなたはどう思われましたか?

 氏の言葉に癒しを感じられましたか?
 氏の言葉にいい熱を感じられましたか?
 氏の言葉に本当の意味で日本をよくしたい情熱があると感じられましたか?
 僕は、感じなかった……。
 僕が感じたのはむしろ氏の屈折であり、すさみであり、自棄でした。

 氏がこれらの発言で示しているのは、過去の Facebook アカウントが停止されたことへの苛立ち、集団訴訟の原告団に課せられた上申書が思うように集まらないジレンマ、よかれと信じて行った「 ノーマスクデモ 」に対する一般からの、思いがけないほどの反発と批判があったことへの驚きなどではなかったか、と僕は読みたい。

 つまりはネガです ――― 寺尾氏のなかにある陰鬱なネガ部分。

 それがなんだか轟々と凄い音を立てて吹きあがっていて、氏が書こうとしている文章を歪ませているように僕は感じた。

 2016年頃の氏の「 紙幣の不思議 」の文章とは、まったく別人の文章になっているんですよ。
 水が流れるようだった、あの自然で力まない語り口はどこにもない。
 いらついて、詰まった肩でむりやり投げた硬球のような、これらの球は皆暴投である、と僕は感じる。
 氏の選ぶ言葉よりも、その背後にある氏の焦燥のほうがより多く伝わってくるのです。
 Facebook に乗せたこれらの氏の発言は、過去の氏よりも現・独立党勢の言葉のほうによく似ています。

 唇をいいんと曲げて、うつむき加減に、むりに上から目線をつくって投げつける、陰謀論者独特のあの屈折話法 ―――。

 でも、陰謀論者ってそうなんですよね。
 陰謀論の原理は「 世界遮断 」ですから、長いことこの一室にこもっていると、空気が薄くなってくるのです。
 自分を守るためにここに入ったくせに、長期間ここにいすぎると、陰謀論のいちばんの特質である世間との遮蔽機能が、今度はここの居住者自身を圧迫するように働いてくるのです。
 陰謀論は、世界で起こる出来事すべてに「 Non 」で答えます。
 いやいや、あの事件の真相はそんなんじゃないよ、あの事件の真相はねえ……、と、いつも囁いてくる。
 それに耳を傾けていると、いつのまにか世界が二重に見えてくる。
 普通に見えている世界の外貌と、その裡に潜んでいるネガの世界と ―――。

―――― あれ。どっちが本当の世界だったんだっけ……? なんだか分からなくなってきちゃったぞ……。

 いまほど豊かじゃなかったむかしの世界の村々には、恐らくこうしたタイプの孤立者( アウトサイダー )がいっぱい点在していたのです。ただ、当時はいまみたいな通信手段がなにもなかった。同好の人間同士で気楽に会合できるような交通手段もほとんどなかった。従って、彼等もひとりぼっちのまま侘しい暮らしをただつづけるより術がなかった。
 
 しかし、近世のごく最近になって、ネットという夢の通信手段が生まれます。
 虐げられた彼等にも陽の当たる場所で発言できる機会が、ようやくのこと巡ってきたのです。
 彼等は狂喜しました。熱病のようにネットに飛びつき、熱病のようにネットワークの輪を広げていきました。
 それが実現した実際のかたちがあの世界最大の陰謀論団体 Q の興隆であり、我が国で広がった陰謀論のブームであり、つい先ごろのあの「 ノーマスクデモ 」であり、「 自治体への電凸攻撃 」であり、「 PCR差止集団訴訟 」であったといえるのではないでしょうか?

 陰謀論は理論じゃない。
 いつになっても表に出ていきにくい、街の影領域に住むあのぶきっちょで言葉下手でいくらか臆病でもある人たちの、たまりにたまった鬱憤と嫉妬と怒りとを乗せて飛ばすための、大きな投石装置であった、と僕は思うんですよ……。


 あ。今日の未明、名古屋の寺尾介伸氏と一緒に活動されたこともある、つばさの党のあの黒川敦彦氏が新型コロナに罹患したというニュースがありました ―――
























 うーん、黒川さん、叩かれまくってますねえ!
 気の毒とは思うけど、この時期にあんな「 ノーマスクデモ 」系のことなんかやっていたら、いつそうなってしまってもおかしくはないんじゃないのかな?
 そして、名古屋の寺尾氏は、かつての盟友のこの報道を今度はどうすり抜けるつもりなのでしょう?
 また、あの「 コロウソ 」みたいなことをいって、総論否定で逃げようとするのでしょうか?
 それとも、自分たちの正しい活動を邪魔するために、世界権力が彼を狙ったという無根拠スパイネタをまたかますんでしょうか?
 氏の今後の動向が気にかかります。

 陰謀論のピークっていうのは、やっぱりトランプ大統領が時代の神輿に乗っていた、あの Q のころだったんじゃないのかな?
 そのトランプさんがただの風邪だといっていたコロナを認め、ワクチンを国民に推奨しブーイングを浴びる時代がこうも早くやってこようとは思っていませんでした。
 1964年、時代は変わるとディランは歌いました。
 
リチャードコシミズの陰謀論が衰退し、摩訶不思議なイベルメクチン教に変質していったように、その他多くの陰謀論もその形態をメタモルフォーゼしていかなくてはいけない時代は、すでに到来しているのかもしれません。

 黒川敦彦氏のご無事と回復を祈りつつ ――― 今日の僕の記事は以上です ――― お休みなさい。