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旧精神科医療は思想警察なのか?

精神科看護領域実習の大切なポイント 福祉マインドを持つ

2017年10月08日 | 精神科看護
さて、今回は職場の学生アルバイトさんに看護学生がいるため、そこで小話をしていた頃、私がアドバイスした内容について簡単に書きたいと思います。
どの看護理論を使っても、精神科看護領域は理解が難しいし、アセスメントして的確な問題発見、看護計画立案まで至りません。
当然、教える側の教員も分かっていない人ばかりですし、NANDAやNIC.NOCを使っても釈然としない、さらには、患者にMTムンテラしても、理解と同意が得られないため、セラピスト側が一方的に押し付けて介入が進められることになります。
本来は、看護計画もICインフォームドコンセントが必要となります。
患者が問題に気付き、共同の問題として進めていかなければ解決はできないからです。
しかし、まずもって、精神病の人は
❶問題に直視できない
❷問題が大きすぎて人の考えを受け入れない
❸問題と思っておらず、人生を今まで生きてきた
❹抗精神薬や長い隔離期間、閉鎖病棟で社会性スキルが無くなってしまった、衰えてしまっているため、社会復帰するモチベーションがほぼ無い
❺親族、家族が疎遠かつ病的
という特徴があります。
精神病は、社会不適合なだけです。

すぐ落ち込む、自殺したくなる

不安が強くて眠れなくなる

耳鳴りや思い込みが強くなり、仕事ができない、人と会話できない

自分勝手な考え方を通そうとしてしまう

という特徴があります。

また血液検査、ECGなど観ても
異常があっても、それは薬剤障害であるため、
『抗精神薬、定期薬を止めるなり減薬するしか数値改善は見込めない』結論に至ります。
例えば、喫煙、肥満、高血圧や頻脈、高血糖は誰がみてもわかるのですが、これは全て薬剤性なのです。
薬を辞めれば改善されますが、患者の不安は、増大され、最悪、一般床から隔離室や閉鎖病棟送りになります。

つまり、結論として何が大切かというと、彼らは『変化に弱い』という特徴があることを深く認識することです。
学生が実習で関わるだけでも、良い変化、悪い変化が影響として現れます。

それは、健常者の我々も同じです。
日々変化の中で生きていますよね?
変化を否定したら、仕事なんか出来っこないです。
これは、世の中のルールです。
変化しない単純作業は機械がやりますからね。

しかし、精神病は変化対応が効かなくなることが特徴としてあげられます。
つまり、成長することを拒む、同じ事乗る繰り返ししか出来なくなってしまっている脳の状態、認知の状態であるのです。

ここで、いきなり
『あなたの問題はこことここで、この問題を解決するためには、これとあれを何時までにしなければなりません。そうしないと退院できませんよ」
と言い寄られてても、
『私は無理に退院したくありません。
病院の窮屈で閉鎖的な人間関係は確かに嫌ですが、塀の外の方がもっと殺伐としており、狼だらけの環境にしか見えませんから、まだ塀の中の生活のほうがマシなのです。ほおっておいて下さい』となる人ばかりです。
人間関係摩擦に負けてしまった人ばかりです。

その原因はその人その人にそれぞれあると思います。
第1の原因はプライドが高いことです。
プライドが高いため
『出来ないことは出来ないと断れない』
会社からの評価、地位、他人からの評価が絶対なため、軽んじられるのが許せない。
ここが核心なのです。
これを患者に言っても認めませんから言うだけ無駄なのですけどね汗。

いずれにせよ、精神科看護のアセスメントは、その人が穏やかに生活でき
❶生活リズムが獲得できる

❷社会復帰意欲が上がるための支援
❸具体的な作戦、行動計画立案

になっていきます。
対象がどのステージにいるか?
アセスメントしてみて下さい。
❸まで行くと、制度の壁にぶち当たりますけどね。
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