皆さんこんにちは
精神科医療とRAPT理論です。
今回は第25回の続きとなり「訪問看護ステーションデューン」を運営する株式会社Nフィールドのお話をしていきたいと思います。
第25回の動画を視聴されていない方は是非そちらも聴いてみてください。
Nフィールドの話をしますが、別に株主が外資ばかりだとか、役員交替が激しいといった、株式投資の話をするわけではありません。
第16期の株主通信では日本全国に拠点を持ち、事業所167、サテライト30を持ち、訪問看護ステーションを全国展開している企業です。
売り上げは年間、93億円で、前年度比で13億円増収、17.0%アップ
営業利益は5.2億円、経常利益は5.1億円、純利益が2.3億円あり、株主にとって極めて優秀な東証一部上場企業です。
しかしそんな大企業なのですが、働いている時は、自己負担が殆どない精神障害者の自立支援医療や生活保護制度の仕組みを悪用した貧困ビジネス、搾取ビジネスをしているだけだと感じていました。
「いびつな日本の精神保健福祉行政の構造」について考えるきっかけになるお話できればと思います。
そして、視聴者の皆さんに勘違いしてほしくないのですが「Nフィールドが悪いとか訪問看護ステーションデューンが悪い」
という話をするつもりは毛頭ありません。
ただ、私が勤務していた訪問看護ステーションを運営する会社が、精神科訪問看護の分野で日本一売り上げを上げているだろう
と考えたため、実際にどのような事をしていて矛盾だらけの業務をしていたのか、厚労省や国保連がそれを見逃しているかもしれないという事実を紹介したいと考えただけなのです。
そしてNフィールド自体はコンプライアンスに厳しい企業だと思います
実際は、倫理的におかしいと感じることや汚い事を平気で社員にやらせていますが、法律の範囲内で遵守していると思います。
余談ですが、この動画が削除されたら、動画の内容が全て真実だったと考えてください。
Nフィールドで働いたことがある方なら分かると思いますが、平気でそういうことをしてくる企業だと思いますので最初に断っておきます。
それでは訪問看護ステーションデューン、Nフィールドについて私の体験したことを紹介していきます。
①なぜかリースの車両の登録番号が600
②医療観察法患者への地獄の訪問看護、精神科訪問看護の仕事なのか?
③訪問看護1件につき650円の出来高報酬
④利用者の自立のためでなく株主の利益のために看護する(東証一部上場するために株主が投資会社や外資ばかりになった)
⑤東証一部上場となり、大阪の帝国ホテルで派手な宴会を行う。
藤井フミヤが来て、生ライブ、その際「介護の仕事は大切」と訳が分かっていないMCをして失笑を買う
⑥昼休憩15分で車での移動が入るが、ルートが組み切れなかったりキャンセルが入ると事務所に戻って事務仕事しろと言ってくる
1日の走行距離80~100kmのルートだったため、まともに休憩も取れず、交通事故を起こしたら修理費は会社とスタッフで折半、始末書も書かされる。
⑦自立のための訪問看護ではなく、利用者のご機嫌とり。
複数訪問は訪問件数が伸びない、指示書への記載が必要なため複数訪問は研修期間以外はしない
2回目以降は女性スタッフ一人で男性利用者宅へ訪問することがあり、身体を触られることや目の前で喫煙されることもあるがスタッフは意見もできない。
⑧事務仕事が月末にだけとてつもない量があるため事務は非効率的な仕事に苦しむ
⑨月初めの病院、クリニック、区役所への挨拶回りという営業、顔つなぎが煩雑
⑩所長候補として採用されても、古株のスタッフがルートを組む、仕事を奪われないように利用者の情報共有をしない
⑪事務員も定着しない、レセは本社一括管理、国保連への各ステーションからの申請業務はない。
⑫基本給は15万円以下。訪問看護手当、資格手当で上乗せし月手取り25万円、賞与は夏、冬1か月分ずつそれぞれ10万円程度
⑬社員が自社株を購入することができない。購入希望する場合、エリアマネージャーに相談しなくてはいけない。社員を信用していない
⑭ドミナント戦略のため一人サテライトステーションがあり1日の平均訪問件数が6~8件
隔週で週6入り、訪問件数月150件以上
⑮所長が辞意を表しても、遺留を繰り返しうつ病になって管理者名義貸しだけをし勤務実績はあってないようなもの。
次の所長がみつからないと、ステーション許可取り消しとなるためエリアマネージャーが兼務する。
⑯訪問看護の内容は雑談と内服薬のセット
⑰訪問中、利用者から暴言・暴力を受けて怪我をしたスタッフは労災認定されず、その後の会社の対応が悪く辞職
⑱そもそも自立支援医療は国民負担
生活保護利用者への貧困ビジネスによって成り立っている。
第二部
役員、管理職の実態
《所長編》
①求人情報は嘘ばかり、完全出来高制、残業当たり前、不要な土曜日の訪問看護の実態
②プレイングマネージャーという言葉を使う会社は完全なブラック企業。
件数が目標まで達していなければ、不要な訪問を行い所長自ら月末にかけて件数を稼ぐ実態、所長だけ土日休みなし、残業代、訪問手当も出ない。
③勤務表と訪問実態が合わない。
④貧困ビジネス:毎月経営計画に対してのノルマ件数が厳しくなると、生活保護、自立支援で自己負担なしの独居生活者への、特別指示書による13連続訪問が始まる
⑤所長は名ばかり管理職、残業青天井になる現実。
朝7時出社、22時帰宅、土日も一人出勤して訪問、残務整理。
⑥管理者は残業当たり前、ミーティングは訪問終了後17時から、本社研修も洗脳教育、役員からの恫喝、会長からの懐柔と管理者からの証言
⑦管理者(所長)が毎月変わるため、エリアマネージャーが所長を兼務していた。
半分以上は、心の病で辞めていった心のケアの専門家の会社なのに
⑧看護士の地位向上と、全県に支店を立てるのが目的
上がったのは株価と、毎月のノルマ件数だけで、地位は上がっていない
《エリアマネージャー編》
①月訪問件数平均200件
②土日休みなし
③平日は本社出張やエリアの数値管理、エリアでの経営計画であるため、稼げるステーションに幾つか所属して、訪問件数を稼ぐ。
④本社役員なのに、年収550万円
⑤年間休日4日、高校球児並みの生活。
《精神科訪問看護に未来はあるのか?》
①ない。
自己負担がある患者は少ないことから、完全な貧困ビジネス。
②病院で管理していたのを、地域で訪問看護を使って行動監視しているだけ。
服薬、通院の監視
実際にアルコール依存症でDVの前科がある患者や医療観察法の患者も「あんたら監視に来とるんでしょう?」と笑って話していた。
③グループホームで生活させる方が、効率的に管理できる。
生活保護の精神病患者はサ高住に住めるが、単なる搾取ビジネス
④生活保護や貧困層のための市営住宅、雇用促進住宅ばかりへの訪問看護。
⑤ヘルパーは介護保険のために作られた資格なのに、障害者が自立支援法で利用している現実。
炊事家事洗濯全てやってもらい、朝からタバコを吸って暇つぶししているだけの生活。
⑥ゴミ屋敷への訪問看護。
<さいごに>
地域で生活している精神病患者の生活環境は劣悪。
不要な訪問、件数稼ぎのための無意味な訪問看護が横行しているため、株式会社にやらせるべきではなく、クリニックや病院、社会福祉協議会にさせるべき。
自立させてはならない、職場復帰や作業所に通所をさせては訪問件数が減ってしまうため、現状維持のための、利用者のご機嫌とりと、ただの暇つぶしの話し相手。
訪問先で会話もなく玄関口でオセロやトランプして帰ってくる。
精神科看護の専門性はまるでなし。
ヘルパーでもできるし、訪問看護しているにの、年間数人は利用者が自殺する。
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以上が私が実際に体験した事実に基づいた内容となります。
サテライトステーション立ち上げや他事業所への応援なども行っており、沢山仕事の経験させてもらいました。
結果的に自分で訪問看護ステーションを立ち上げるのは無謀だと気付かせてもらい感謝しています。
次回はもう少し主観的なお話もしていきたいと思います。
最後までご視聴ありがとうございました。
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