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子どもが熱を出しても会社を休めない仕組み作り、何故息苦しいのか?

2017年08月08日 | マネジメント全般

今回はマネジメントカテゴリーで書きますが、昨今の小売業やら飲食店のオペレーションは、原価を下げられない分、人件費を徹底的に削ることで、デフレ対策、低価格で提供することを、実現しています。
しかし、その影で、店舗作業をマニュアル化し、人間が行う行動を工業化して、作業を計算します。
曜日、時間帯、季節などから、客数、発生作業を計算して、そこに必要なぶんだけの人時を割り出します。
シフトは、当然ギリギリの人数しかいれません。
余力は無駄という考え方なのですが、確か、京セラフィロソフィーでは『ダム式経営をしろ』と書いてある。
どういうことか?というと、早い話が無借金経営しなさい、これは確か松下幸之助が言っていたことだったはず。
経営は無借金経営で余裕を持てという反面、店舗オペレーションはギリギリ、誰か一人でも休んだら、オペレーション崩壊となる状態も許すという矛盾ばかりなのです。
現在の小売業はほとんど社員は店に常駐しておらず、というか常駐していないことになっていますが、実際サービス残業、休日出勤で回してます。店長は会社から洗脳されているため、店長というポスト、役職により、社内で評価され少し同期の中でも威張ることができる、傲慢という罪に足を絡め取られて、自分の人生を削り取られて死んでいきます。
まぁ、京セラフィロソフィーとは、
『人生の目的とは、魂の成長であり、
魂を成長させるためには、仕事に一生懸命打ち込んで成果を出し、自己成長するしかない』と企業奴隷、サービス残業を礼賛する考えで洗脳してきます。
はっきり言いますが、盛和塾、京セラフィロソフィーの本質は、仕事できんやつ、仕事せんやつは、人間としてくずだぐらいの感覚です。
『休みがない、給料が安い』というと、心が成長できてないと切り返す。
企業の求める仕事なんてできっこないですから。
三人で分業する仕事を一人でやらせる。
本当に賢い人は、『無理です、あと二人雇ってください。週40時間では終わりません』と言います。
見栄ばかりで、頭の悪い人は、残業、休日出勤してやります。
心も身体も病みます。
企業からの評価が人間の評価だと洗脳されてますから。根性論で何事もやろうとする。
根性論とは?感情論です。
神風特攻隊です。
盛和塾、京セラ、戦前、戦後と意識は変わってませんね。

さて、店舗オペレーションは最低人数でシフトを組むため、急な用事で休む事ができません。
急用で休むと、そこに社員が埋め合わせで入れられます。
残業が発生します。
私も、サービス残業しまくりでした。
パートは休む、でも仕方ないですね。
ボーナスなければ、福利厚生ない、有給も少ない。家事の片手間でパートはやるもわですから。
その埋め合わせをどうするか?
社員がやるのです。
子どもが熱を出しても、出勤させるには?
パートを洗脳すれば良い。
『私が抜けたら、お店に迷惑かける。何度も何度も急用で私ばかり休むことはできない』
そう思わせれば、パートは休めない。
気軽にシフトに穴をあけるな!という話ではなく、『急用、無断欠勤は、一回につき、1時間分の時給をマイナスさせる』で処理すればいいだけなのです。
これはわ『救急車有料化、もしくは完全民営化』を推進している考えと同じです。
本来、救急は救急車のお金を支払っても、緊急性が高いため、早く診察して欲しいと判断して然るべき状態でしかありません。
では、緊急性とは?
人により違います。
それを測る方法として、『有償でも搬送してほい』と考えられるか?です。
つまり、¥5.000払っても、診察して欲しいと思えるくらい症状が悪く不安が強い状態、お金を差出せるような状態を救急、緊急と呼ぶべきではないでしょうか?
つまり、店舗オペレーションで考えても、いかなる理由があろうとも、急用であれ、無断欠勤であれ、シフトに穴をあけるなら、それなりの代価は支払うべきなのです。
逆に支払ってでも優先しなければならない用事は必ずあります。
子どもが熱を出して、保育園から電話がかかってきた、子どものために、ペナルティーでお金を払うくらい見合った代価ではないでしょうか?
そして、ペナルティー金が発生していると他の店舗スタッフが周知してれば、穴を開けたスタッフを無碍に責めることはできません。
単純ですが、このように、理知的にシステムを作ることで、雇用、そして精神衛生を守る仕組みとなるのです。
でなければ、子どもの熱や急用よりも、仕事、シフトを取るしかなくなる、そんな状況が続けば、働きにくくなり辞めてしまいます。
いっそ、毎月ペナルティー金した人を張り出してあげれば、穴を開けたパートも罪滅ぼしとなるし、無遅刻無欠勤を評価する仕組みも合わせれば、パートのモチベーションも上がるでしょう。
休みやすい企業とは、根性論や感情的に働かせるのでなく、理知的でペナルティーがしっかりしている、公平な仕組みがある企業だといえます。

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