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旧精神科医療は思想警察なのか?

小論文対策 看護の目的とは何でしょう?

2016年12月09日 | 社会人から看護師を目指す人たちへ
さて、看護の目的を説明します。
『看護とは、病気を抱えながらもその人の望むような、その人らしち人生を生きてもらうこと』が目的です。

医療は俗にファザーリングと呼ばれ、父性的と訳されます。
つまり、『正解は1つ。あれはダメ、これはダメ』という考え方。
看護はマザーリングといい、母性的。
『あなたがそうしたいのならやりなさい。失敗してもいい、あなたの人生、あなたが決めなさい』
という、支持的な考え方です。
もう1つの考え方は、東洋医学の考えを丸パクリした看護の基本的視点をお伝えします。
それは、『ホメオスタシスを高める』行為こそが看護の究極の姿、あり方という考えです。
ホメオスタシスとは、自己回復力、レジリアンスとほぼ同義語ですが、人間、生物が元来持つ、自然治癒力のことを指します。

フローレンスナイチンゲールは、病院の環境を整えること、生活環境を整えると患者が勝手に良くなっていくことを発表しました。
物理的環境を衛生的に綺麗に整えること。
そして、身の回りのできない部分のお世話をして、人的環境を整えることによる、ハードとソフト面で環境を整えることで、人間の自然治癒力を最高までに高める、回復治療に繋げると述べました。
『熱が出たら寝てろ』という考え方で、この考えは東洋医学で発展してきた考え方がベースです。

現代の看護はこちらがメインでしょうね!

しかしながら、何故私がこの考えを二番目に持ってきたのかというと、実際の医療では、ホメオスタシスと真逆をやっているためです。
真逆のやり方をアロパシー医療といい、病気を長引かせる手助けを看護師が、知らずにやっている矛盾があるからなのです。

外科的疾患はアロパシー、内科的疾患はホメオスタシスでしょう。
しかし、これだけ乱れきった世の中で人間のホメオスタシスを整えるのは至難の業です。
波長の悪いものに囲まれ、悪い思考回路が当然のように生きている現代人のホメオスタシスが正常に働くはずありません。
他の動物達の方が圧倒的に自然治癒力、ホメオスタシスは高い。

ここでまとめます。
看護の目的とは
❶病気を抱えながらも、その人らしい生き方、主役は患者、当事者

❷病気で苦しむ人の環境を整え、その人の持つホメオスタシスを、 高めるお手伝いをし回復させる。

ことが目的なのです。
単に、病気が治れば良い、表面的、一過的に症状が治れば、収まれば良いという訳ではないということです。

不眠症の人に、

とりあえずこれノンどけと眠剤を内服させるのが医療

眠れない日もあるよね?
明日からどうしよう?どうしたら眠れそう?環境、生活リズム?同室者との人間関係ストレス?
と眠れない事に焦点を当てるのでなく、眠れなくさせている、環境、考え方に焦点を当て、セルフケアつまり、自分で対処する方法も行く行くは与えていく、気付かせていくことこそが看護の考え方なのです。


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